ウォルトン:交響曲第1番【聴いてみよう】Walton: Symphony No.1 in B-Flat Minor

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ウォルトン:交響曲第1番【YouTube】

サイモン・ラトル ロンドン交響楽団

ウォルトン:交響曲第1番 サイモン・ラトル ロンドン響の演奏です。第4楽章のみ 演奏日は不明です。12分41秒の動画です。さわりだけですけど迫力があります。出典:YouTube Walton: Symphony No 1 // Sir Simon Rattle & London Symphony Orchestra London Symphony Orchestra 

アンドレ・プレヴィン ロンドン交響楽団

ウォルトン:交響曲第1番 アンドレ・プレヴィン ロンドン交響楽団 1970年8月 アルバートホールで開催されたプロムスでの演奏です。4分分44秒の動画です。出典:YouTube LSO live recordings Sir William Walton – Symphony no. 1 André Previn conducting the LSO in 1970

ウォルトン:交響曲第1番【名盤・おすすめ】

エドワード・ガーディナー BBC交響楽団 😘

ウォルトン:交響曲第1番 エドワード・ガーディナー BBC交響楽団 2013年
Walton: Symphony No. 1 in B-Flat Minor Edward Gardner BBC Symphony Orchestra

ウォルトンの交響曲は、長大な映画音楽のような交響曲で、ロマンティック、ダイナミック。悲痛な響きの楽章と、開放的でノー天気にも思われる楽章、ロマンティックに耽溺する楽章などがあります。20世紀を代表するイギリスのシンフォニー。さすがにブラスの鳴りっぷりは凄いし、ブンブン、ブイブイ鳴る金管が耳に残るのですが、聴いた後に、耳に残るフレーズがない。(えっ、ないって断言しちゃって大丈夫?)ガーディナーさんの新しいCDが出て、ようやく、ウォルトンの交響曲をスッキリした気分で聴くことができました。それまで録音状態はイマイチだし、長ったらしいし~ どうも好きになれないし、聴く気持ちにもなれかなったのですが、良かったです。「みれみふぁ~ そぉ~ふぁそら~」シンプルな主題が、肥大化している感覚ですが、ガーディナーさんのスピードに乗せられて、スムーズに聴けるように思います。テンポが緩いときっとこの楽曲は駄目だと思います。

第2楽章は、弦がアルペジオ風に分散的に響き、そこにティンパニーのロールが入る。木管と弦の弾けた音が、風のように駆けめぐる楽章です。弦の響きやティンパニーが面白く、冒険活劇風のコミカルな要素が含まれています。アシュケナージさんの演奏だと、まるで鉄工所で働いているような気分でしたが、いやいや、やっぱり冒険活劇の主人公です。オチャメな不思議さな動きをしています。

第3楽章は、ロマンティックで、メランコリック。室内楽的な楽章です。ヴァイオリンのフレーズが美しく、和音の響きが横に連なって登場し、それが上下に揺れて、全体のテクスチャーを構成しているようです。第4楽章は、金管とティンパニーが格好良く登場します。映画音楽の雰囲気そのままに、金管で主題が繰り返されます。賑々しく「どっ しみれ~ れ~ み~そ~」っと奏でられると、SFX映画か、古い戦争映画の幕開けのようにも聞えますが、まあ、スタイリッシュに演奏されているので、爽快さが残ります。

CDカップリング:ウォルトン 交響曲第1番、チェロ協奏曲(1943年改訂版)チェロ:タスミン・リトル 2014年 出典:YouTube Symphony No. 1 エドワード・ガードナー – トピック Provided to YouTube by PIAS

コリン・デイヴィス ロンドン交響楽団 😅

ウォルトン:交響曲第1番 コリン・デイヴィス ロンドン交響楽団 2005年
Walton: Symphony No. 1 in B-Flat Minor Colin Davis London Symphony Orchestra

C・デイヴィスさんの演奏は、今回は、めちゃくちゃ燃えています。何かあったの、どうしたの?というほどに、熱量が半端なく演奏されており、良い意味で驚きました。録音状態は良く本気度が伝わってくる演奏で、ブラスも厚く、リズミカルで、ツンツン、怒りをぶつけてくるような迫力があります。

特に、第1楽章から熱く、力強く弾みます。まるで、暗闇のなかから浮かびあがってくるようなリズム感で、原初的です。第2楽章も、チューバの重い音がありますが、ツンツンしているところは同じです。暗闇に閉ざされ重苦しい空気は、なかなか変わりませんが、リズム感があるので、もたつく感じはありません。

アシュケナージさんの演奏では、もう既に第1楽章で、ギブアップしていましたが、C・デイヴィスさんの演奏は、もたつき感が少なく、波に乗れるように思います。主題が、いろんな装飾で、ゴテゴテしているので、低弦の響きにヌケがないのは致命傷になりかねませんが、無事合格という感じでしょうか。

前半の2楽章で、たいてい、ギブアップしているので、ここを通過することができれば、抒情的な第3楽章、派手な第4楽章まで、一気に走ることができるように思います。かなり厚みがあり、熱量パワーで駆け抜けたという感じで荒々しいですが、まずまず好感を持つことができました。出典:YouTube Symphony No. 1 in B-Flat Minor London Symphony Orchestra Provided to YouTube by harmonia mundi

ポール・ダニエル イングリッシュ・ノーザン・フィル 😘

ウォルトン:交響曲第1番 ポール・ダニエル イングリッシュ・ノーザン・フィル 1994年
Walton: Symphony No. 1 in B-Flat Minor Paul Daniel English Northern Philharmonia

P・ダニエルさんの演奏は、すこし軽い感じがして、そもそもオケの規模が少ない感じがします。でも、うーん、そんなワケないですよね。(演奏できなくなっちゃう)スカっとした空間で、風通しの良い演奏という感じです。だるくって、湿気があって、重くって~という演奏を聴いている時に、ダニエルさんの演奏を聴くと、同じ曲とは思えないほど、目から鱗が落ちる感じです。うっそでしょ!(って感じです)

爽快な感じを受けるのは、いったい何故なのか、その理由がわかれば嬉しいのですが、うーん、録音状態だけではないですし、弦のボーイングだけでも、金管の響きだけでもないような気がします。ワタシの駄耳では謎が解けませんが、これから以降は、こういうスピードとリズム感が普通になって行くのだろうな~という気がします。
CDカップリング:ウォルトン 交響曲第1番、管弦楽のためのパルティータ 1994年 出典:YouTube Symphony No. 1 イングリッシュ・ノーザン・フィルハーモニア – トピック Provided to YouTube by NAXOS of America

ウラディーミル・アシュケナージ ロイヤル・フィル 😒

ウォルトン:交響曲第1番 ウラディーミル・アシュケナージ ロイヤル・フィル 1991年
Walton: Symphony No. 1 in B-Flat Minor Vladimir Ashkenazy Royal Philharmonic Orchestra

最初に聴いたのが、多分、このアシュケナージさんの演奏だったと思います。何度となく聴いては途中で挫折していました。楽曲も楽曲だが、 もう少し間引くか整理してくれないと、冗長すぎて退屈してしまいます。第2楽章は、速めのテンポで進むのですが、低弦の響きが足を引っ張っており、重いですね。まるで、鉄工所で24時間働いているような気分になってしまいます。諧謔になりきれない生真面目な演奏だと思いました。ちょっとツライ~。

第3楽章は、金管が弾んでこないので、不協和音の響きがより重々しく響きます。重層さが個性なのでしょうが、ソロ・ヴァイオリンが、格好よく出てきているのに、主役にできていない気がします。第4楽章は、木管が、吹奏楽っぽく聞えてしまい、単に冗長的に聞えてしまうのですが、どうしてでしょう。じっとり重いフレージングが続きます。最後に、ティンパニと銅鑼が入ってくるという派手さ。いずれにしても、もう少し格好良く、スマートに決めて欲しかった気がしました。お徳用CDを買って聴いたのに、アシュケナージさんは、垢抜けた冒険活劇の主人公には、なれない気がします。文句を言ってごめんなさい。

CDカップリング:2枚組BOX 交響曲第1番アシュケナージ ロイヤル・フィル、ヴァイオリン協奏曲 チャン プレヴィン ロンドン響、チェロ協奏曲 コーエン リットン ボーンマス響、ヴィオラ協奏曲 ニューバウアー リットン ボーンマス響、交響曲第2番 アシュケナージ ロイヤル・フィル 出典:YouTube Walton: Symphony No.1
Royal Philharmonic Orchestra Provided to YouTube by Universal Music Group

ブライデン・トムソン ロンドン・フィル 😘

ウォルトン:交響曲第1番 ブライデン・トムソン ロンドン・フィル 1990年
Walton: Symphony No. 1 in B-Flat Minor Bryden Thomson London Philharmonic Orchestra

B・トムソンさんの演奏は、中庸路線という感じですが、鳴りっぷりも良いし、おおっ、豪華、豪勢という感じを与えるので、初めて聴くには適しているように思います。質量が重すぎず軽すぎず、ちょっと残響多めというクセがありますが、演奏にはクセがないという感じです。多少重く感じるところもありますが、ツンツン、ドンドンしていませんし、金管の明るい響きが心地良いですね。

ウォルトンの交響曲は、 1935年の作品で、クラシックの歴史のなかでは、比較的最近の音楽です。映画音楽のような気軽さで聴ける楽曲で、ちょっと冗長的だけど親しめます。最初に聴いたのはアシュケナージさんの演奏でしたが、ラトルさんで、少し開眼し~ そして、やっとB・トムソンさんの演奏に接しました。かなり鈍重で冗長的な楽曲イメージから、徐々に、垢抜けてきた感じです。ラトルさんの演奏ほどには、スタイリッシュではありませんが、この演奏は、適度にくどく、適度に重い感じでしょうか。

質量感だけでなく、空気感としても乾燥しすぎていないし、さほど、ねっとり系でもありません。熱いけれど熱すぎない情熱を感じます。えへっ、その昔、なかなか手に入れることができなかったCDだったので、期待しすぎて、あまりの中庸さに、ちょっと、がっかりした経験があるのですが、今、改めて聴くと安定感がありますね。そして、B・トムソンさんの熱っぽさが伝わり、豪勢に行こうぜっという誘いを感じて嬉しく感じます。第4楽章も、スカッとして格好良い演奏です。初めて聴かれる方にお薦めの演奏かと思います。

CDカップリング:ウォルトン 交響曲第1番、ヴァリイ・カプリッチ 1990年 出典:YouTube Symphony No. 1 in B-Flat Minor ブライデン・トムソン – トピック Provided to YouTube by PIAS

サイモン・ラトル バーミンガム市交響楽団 🥰

ウォルトン:交響曲第1番 サイモン・ラトル バーミンガム市交響楽団 1990年
Walton: Symphony No. 1 in B-Flat Minor Simon Rattle City of Birmingham Symphony Orchestra

ラトルさんの演奏は、テンポが速く、展開がスピーディ。スタイリッシュで聴きやすいですね。木管が主題を奏でますが、そこからの立ち上がりが速いです。スピード感があり、繰り返してくるうちに、リズムが生まれます。物語のスタートという、ワクワク感を掻き立ててきますね。そう、ラトルさんは、いつまでも、もやもや蠢いているタイプじゃないんです。

主題の生まれ方が、とってもシツコイのですが、スタイリッシュに感じるのです。誰かさんの演奏とは、雲泥の差(って比較したら申し訳ないんですが)です。ティンパニが鳴ってくると、気が引き締まります。ホントは、たいした主題じゃないと思うのですが~ 冗長的で、退屈するところを補ってくれます。第1主題、第2主題、展開部、再現部・・・というお決まりの古典的なパターンで作られますが、ホントしつこくって煮え切らないです。まあ1番だし。

第2楽章は、情緒の不安定さ、安定しない世情という感じがします。雲行きの怪しさ、鬱陶しさ。速めにスイスイと描いて、ややこしいところは、すっ飛ばして行きましょうという感じで演奏されます。第3楽章は、もっとモヤモヤしていきます。萎えますねえ~ この曲は。前楽章までは、颯爽として、一陣の風のごとく吹き飛ばしていましたが、流石のラトルさんの演奏でも、停滞しており、あ~っ、ついに落ち込んじゃったという感じです。社会構造とか世界観を、反映したものだろうと思いますが、逃げようのない世界に、追い詰められた気配です。

第4楽章は、鬱々した世界をぶっ壊す~ プロセスを飛ばして、一気に、壮大で威厳のある世界となります。いきなりかいっ! どう対処したら良いものか迷うほど、華やかな世界が広がっています。

しかし、ラトルさんの演奏は、細密画を見ているような気分になるほど、内声部の響きが届きます。気宇壮大なご大層なフレーズが、次から次に登場してきます。ブラスの響きによって、ベタな大衆路線になってしまうのか、ノーブルさが高まるのか、なーんか決まってしまいそうですね。重層的に響きながら、停滞しない流れを作るのって難しそう。

CDカップリング:ウォルトン 交響曲第1番1970年、ベルシャザールの饗宴 1977年録音 出典:YouTube Symphony No. 1 in B-Flat Minor サイモン・ラトル – トピック Provided to YouTube by Warner Classics

チャールズ・マッケラス ロンドン・フィル 🙂

ウォルトン:交響曲第1番 チャールズ・マッケラス ロンドン・フィル 1989年
Walton: Symphony No. 1 in B-Flat Minor Charles Mackerras London Philharmonic Orchestra

マッケラスさんの演奏は、まあまあ~って感じ(怒られるかも)でしょうか。最近の演奏の方が、よりリズミカルなので、やっぱり時代がねえ~という感じになります。スピードはあるのですが、これで、目一杯の感じが否めず、弾み方が重めです。エンジンのトルク感も、ちょっと~ 乏しい感じがします。スピード感はあるんだけどなあ。そう考えると、装飾的で体躯が大きいのに、これでリズミカルに弾めと言われてもなあ~ なかなか難しい楽曲です。

CDカップリング:ウォルトン2枚組BOX 交響曲第1番 マッケラス ロンドン・フィル、第2番マッケラス ロンドン響、ヴァイオリン協奏曲 ケネディ プレヴィン ロイヤル・フィル、チェロ協奏曲 トルトゥリエ P・ベルグルンド ボーンマス響、賢いおとめたち フレモー バーミンガム市響 出典:YouTube Symphony No. 1 in B flat minor London Philharmonic Orchestra Provided to YouTube by Warner Classics

アンドレ・プレヴィン ロイヤル・フィル 😉

ウォルトン:交響曲第1番 アンドレ・プレヴィン ロイヤル・フィル 1985年
Walton: Symphony No. 1 in B-Flat Minor André Previn Royal Philharmonic Orchestra

プレヴィンさんの演奏は、分厚くて冗長的な交響曲を、大らかに豪快に料理しています。ウォルトンの交響曲は、金管のブラス軍団が優秀でないと、お話になりません。動きが鈍いと、うぷぷっ! ちょっと(かなり)大層な曲なのです。もわもわ~っとしたところから、大航海時代の幕あけ~っという感じでリズムが踊り出し、海賊船に襲来されたかと思うほど、金管の短いパッセージが津波のように襲ってきます。

ちょっと映画の見過ぎじゃーないのかなあ。この辺りで、既に苦笑いが出ちゃいます。ウォルトンの交響曲第1番としては、このテラーク盤がプレヴィンさん2回目の録音です。1966年にロンドン交響楽団とのCDも発売されています。(1966年RCA)ロイヤル・フィルと録音した盤は、「テラーク」レーベルの盤だったので期待したのですが、ちょっとヌケが~ です。ボリュームをあげると、ご近所から苦情が来そうなのぐらいの大音量になってしまうので、鼓膜までは保証しませんって感じで、聴かれる方の環境にあわせて調整が必要になりそうです。

ラトル盤は、テキパキとしておりスピードが速めだったので、わかりやすそうに思えたが、もしかしたら、このプレヴィン盤の方が聴きやすいかもしれません。穏やかで、大らかに構えており、作曲家と感性が似ているのかもしれません。昔の映画、活劇を見ているような雰囲気です。劇的に盛り上げる必要もない曲自体の派手さ、賑々しい曲。金管と弦と同じフレーズを重ねるんかいと呆れるほど、厚ぼったい油絵風。金管が区分されて、ここで不協和音なの? えぇ~ まだ、打楽器を重ねるの? なんて突っ込みを入れたくなります。コスパの良いメロディーメーカーのチャイコフスキーとは大違いです。

気力・体力・根性・我慢を要する曲で(ワタシ的には)、これでは娯楽にはならないっす。最終楽章は、特に豪勢で、 ブラスの音が、好きで好きでという方には、垂涎の曲でしょうが、ただただ疲れただけでした。こんな曲は、聴き比べできん! 特に、今日のような熱い夏の日に聴くには、とってもツライ。ワタシの選曲のミスでした。季節をかえてまた、トライしてみます。どひゃん~ でした。

CDカップリング:ウォルトン交響曲第1番、戴冠行進曲「王冠」、行進曲「宝玉と勺杖」 1986年 出典:YouTube Walton: Symphony No. 1 in B-Flat Minor アンドレ・プレヴィン – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

エイドリアン・ボールト BBC交響楽団 🙂

ウォルトン:交響曲第1番 エイドリアン・ボールト BBC交響楽団 1975年
Walton: Symphony No. 1 in B-Flat Minor Adrian Boult BBC Symphony Orchestra

ボールトさんのリマスタリング盤が出ているとのことで、サブスクを利用して拝聴しました。ボールトさんの2023年没後40年ということで、ライヴ音源が新リマスターで登場!

第1楽章の冒頭から、ひぇ~っ こんなにたくさんの音が詰まっていたとは驚きました。正直、びっくり! 売りは、RVWの交響曲第7番南極交響曲らしいのですが、ホルストの惑星もカップリングされています。リマスタリング技術って凄いですね。あまりリマスタリング盤が増えると、ワタシの聴ける容量を超えちゃうので困りますが、第4楽章だけでもお聴きになったらどうでしょう。既にご高齢だったと思いますが、スピード感があります。拍手入り。演奏より、リマスタリング技術に拍手って感じですが~ えへっ、そこはお許しを。

CDカップリング ホルスト「惑星」1969年、フーガ風序曲1971年、ハマースミス 前奏曲とスケルツォ1973年、バターワース 青柳の堤1969年、ヴォーン・ウィリアムズ 南極交響曲1977年、ウォルトン交響曲第1番1975年
出典:YouTube Symphony No. 1 in B-Flat Minor (Live at Royal Festival Hall, London, 03/12/1975)
BBC交響楽団 – トピック Provided to YouTube by IDOL

アンドレ・プレヴィン ロンドン交響楽団 🙂

ウォルトン:交響曲第1番 アンドレ・プレヴィン ロンドン交響楽団 1966年
Walton: Symphony No. 1 in B-Flat Minor André Previn London Symphony Orchestra

プレヴィンさんの旧録にあたる演奏です。後年、1985年のロイヤル・フィルとのCDがあります。楽曲自体、映画音楽のように聞きやすさはあるのですが、あまり耳に残らず、真剣に聴かないとダメ?と言われたら、うーん。アナタの好み次第でしょうかと言ってしまいそう。(なんて冷たい) 

ワタシには、何が言いたいのか解りづらく、言葉数の多い人だな~ と言うことで、多分、途中から耳がお留守になってしまうタイプの人なのです。まあまあ格好の良さ、娯楽要素を感じますが、全体的なイメージとしては、もっと完結に、結論から説明してくれるかあ~って言いたくなる感じ。焦れて、鬱陶しい、怒りがフツフツ~ タイプですね。

プレヴィンさんのことなので、頑張って調理していただいているように思うので、プレヴィンさんに免じて~ かな。あはは~ 素材が詰まりすぎて(まあ1番だから) バリバリに、リズムを弾ませもらっているんで、なんとか聴くことができました。ウォルトンさんに暴言を吐きましたと、後日、コメントを撤回しますって謝罪しないと~。
CDカップリング ウォルトン 交響曲第1番1966年、ヴィオラ協奏曲 ヴィオラ:ユーリ・バシュメット 1994年
出典:YouTube Symphony No. 1 in B-Flat Minor アンドレ・プレヴィン – トピック Provided to YouTube by Sony Classical

ウォルトン:交響曲第1番【ディスク情報】

1966年 プレヴィン ロンドン交響楽団 R
1975年 ボールト BBC交響楽団 BBC
1985年 プレヴィン ロイヤル・フィル TELARC
1989年 マッケラス ロンドン・フィル EMI
1990年 ラトル バーミンガム市交響楽団 Dec
1990年 ブライデン・トムソン ロンドン・フィル CHANDOS
1991年 アシュケナージ ロイヤル・フィル Dec
1994年 ダニエル イギリス・ノーザン・フィル NAXOS
2005年 C・デイヴィス ロンドン交響楽団 LSO
2013年 ガーディナー BBC交響楽団 CHANDOS

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