シューマン:交響曲第1番~第4番【サクッと】聴いてみよう。Schumann: Symphonies No. 1 to No. 4

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シューマン:交響曲(全4曲)【YouTube】

シューマン:交響曲第1番「春」 アンドリス・ネルソンス ゲヴァントハウス管弦楽団

シューマン:交響曲第1番「春」アンドリス・ネルソンス ゲヴァントハウス管弦楽団 2019年コンサートの模様です。36分29秒の動画です。
Schumann: Symphony No.1 In B Flat, Op.38 “Spring” Andris Nelsons Gewandhausorchester
出典:YouTube Schumann: Symphony No. 1, Spring | Andris Nelsons and the Gewandhausorchester (2019)
DW Classical Music

シューマン:交響曲第2番 フィリップ・ヘレヴェッヘ SWR 南西ドイツ放送交響楽団

シューマン:交響曲第2番 フィリップ・ヘレヴェッヘ 南西ドイツ放送交響楽団 2007年6月のコンサートの模様です。37分44秒の動画です。しなやかなシューマンで、繊細で可憐です。
Philippe Herreweghe SWR Symphonieorchester
出典:YouTube Philippe Herreweghe | Robert Schumann: Sinfonie Nr. 2 C-Dur op. 61 | SWR Symphonieorchester
Klassik | SWR Kultur

シューマン:交響曲第3番「ライン」 アンドルー・マンゼ ハノーファー北ドイツ放送フィル

シューマン:交響曲第3番「ライン」 アンドルー・マンゼ ハノーファー北ドイツ放送フィル 2020年9月11日のコンサートの模様です。バロック音楽の演奏家、イングリッシュ・コンサートの音楽監督のイメージが強いマンゼさんですが、首席指揮者としてNDR響を演奏されているラインです。剛柔合わせ持つ指揮者です。36分42秒の動画です。
Andrew Manze NDR Radiophilharmonie
出典:YouTube Robert Schumann: Sinfonie Nr. 3 Es-Dur “Rheinische” op. 97 mit Andrew Manze | NDR Radiophilharmonie NDR Klassik

シューマン:交響曲第4番 フィリップ・ヘレヴェッヘ hr交響楽団

シューマン:交響曲第4番 フィリップ・ヘレヴェッヘ hr Symphony Orchestra (フランクフルト放送交響楽団)
2014年10月31日のコンサートの模様です。33分05秒の動画です。
Schumann: Symphonie No. 4 in D Minor, Op.120 Philippe Herreweghe hr-Sinfonieorchester
出典:YouTube Schumann: 4. Sinfonie ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ Philippe Herreweghe hr-Sinfonieorchester – Frankfurt Radio Symphony

シューマン:交響曲(全4曲)【名盤・おすすめ】

シューマン:交響曲第1番 クリストフ・フォン・ドホナーニ クリーヴランド管弦楽団

シューマン:交響曲第1番「春」クリストフ・フォン・ドホナーニ クリーヴランド管弦楽団 1987年
Schumann: Symphony No.1 “Frühling” Christoph von Dohnányi The Cleveland Orchestra

ドホナーニさんの演奏は、透明感があり、すっきりした端正な演奏で、美しいバランスで奏でられています。シューマンの交響曲は、音が重なりすぎて、なにか混濁したようなイメージがしますが、これは、ワタシの勝手な思い込みだったのかもと思わせるぐらい、すっきり提示されています。CDカップリング:シューマン 交響曲第1番春、2番 出典:YouTube Schumann: Symphony No.1 in B flat, Op.38 – “Spring” クリーヴランド管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

シューマン:交響曲第2番 マリン・オールソップ ウィーン放送交響楽団 マーラー編曲版

シューマン:交響曲第2番 マリン・オールソップ ウィーン放送交響楽団 マーラー編曲版 2020年
Schumann: Symphony No.2 in C Major, Op.61 Marin Alsop ORF Vienna Radio Symphony Orchestra

オールソップさんの演奏は、マーラー編曲版を採用しており、すっきり見通しの良いものです。マーラー編曲版は、以前、シャイーさんとライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団が演奏しており、CDを購入して聴いたのですが、いまいち録音が良くなくって、とてもがっかりした記憶があります。

マーラーの編曲は、分厚い響きをスッキリさせるために、金管や打楽器を減らしたらしいのですが、コーダ部分のカットは、オールソップさんはしていません。今のところ、マーラー編曲版を積極的に取り入れる演奏家は少ないようです。音の響きが分厚すぎてイマイチなのは、シューマンらしいところで、ワタシとしては「らしさ」を受け入れ、そのうえで演奏で工夫してくださいよ~という、えへっ、演奏家のお仕事として拝聴したいところです。幾分硬めの演奏ですが、綺麗に収録されています。

CDカップリング:シューマン(マーラー編曲版)交響曲第1番、第2番2020年 出典:YouTube Symphony No. 2 in C Major, Op. 61 (Re-Orchestrated by G. Mahler) ORF Vienna Radio Symphony Orchestra – トピック Provided to YouTube by NAXOS of America

シューマン:交響曲第3番「ライン」 マイケル・ティルソン・トーマス サンフランシスコ交響楽団

シューマン:交響曲第3番「ライン」マイケル・ティルソン・トーマス サンフランシスコ交響楽団 2015年
Schumann: Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 97 “Rhenish” Michael Tilson Thomas San Francisco Symphony

MTTさんの演奏は、ゆったりと膨らみ美しく流れていく演奏です。大きく胸を膨らませて、ほっとした嬉しい演奏でした。すっきりとしていますが、時間が永遠に続くような豊かさが潜んでいます。CDカップリング:シューマン交響曲全集 2枚組BOX 1番2015年、2番2016年、3番2015年、4番2016年 出典:YouTube Symphony No. 3 in E-Flat Major, Op. 97, Rhenish San Francisco Symphony Provided to YouTube by SFS Media

シューマン:交響曲第4番(原典版)トーマス・ダウスゴー スウェーデン室内管弦楽団

シューマン:交響曲第4番 (原典版 Original Version, 1841) トーマス・ダウスゴー スウェーデン室内管弦楽団 現行版2007年、原典版2006年
Schumann: Symphonie No. 4 in D Minor, Op.120 Thomas Dausgaard Swedish Chamber Orchestra

ダウスゴーさんの演奏は、珍しい原典版を使用しています。速いっ、猛烈に速いので仰天します。小編成のオケの響きは、モダン楽器によるピリオド奏法に似た雰囲気を醸し出しますが、透明度と引き換えに厳しい音になるのかと思いきや、ラフながら煌びやかさが随所に表れます。清々しい風合いで、しなやかでビートの効いた演奏です。現行版、原典版の両方を収録したCDが発売されています。
CDカップリング:シューマン交響曲第2番、第4番(原典版)全集3枚組BOXもあります。2005年~2007年録音 出典:YouTube Symphony No. 4 in D Minor, Op. 120 (Original Version, 1841) スウェーデン室内管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by PLATOON LTD

シューマンの交響曲は、4曲あります。クララと結婚後の1841年から作曲され、古典派の延長線にあり、19世紀前半のロマン派の交響曲として、ベートーヴェン、シューベルトから、ブラームスやブルックナーの作品への橋渡し的な存在として位置づけられているようです。

一般的にはピアノ作品の方が有名で、交響曲としては、垢抜けないとか重ねすぎて音が濁るとか、オーケストレーションの未熟さが指摘されがちです。実際、聴くとそういう面を感じますが、そこが作曲家の人生に重なって魅力的に見えたりします。従来の現代楽器を使用しての演奏、古楽器を使用した演奏、ピリオド奏法での演奏など、聴く選択が増えています。

YouTubeにおいても、コンサートの模様が掲載されています。オケに偏りが出ることや公式以外は、できる限り避けて、ここでは掲載しました。今後、動画が新しく掲載された場合は、追加したりしますので、宜しくお願いします。

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コメント

コメント一覧 (4件)

  • シューマンの交響曲は何かと言われるのですが、聴いて何も違和感なく思うのは私の感性の鈍いところなのでしょう。皆さま良くわかっておられるので厳しい事も書かれて交響曲が大好きなワタクシは結構凹んで来たのですが、今回楽しく拝見させて頂きましたし、貴重な資料にさせて頂きました。ありがとうございます。ただしマーラー版はマーラーのシューマンと云うカテゴリーにしておりますので別モノだと思っております。鳴らしにくいからマーラー版を選ぶくらいなら初めからシューマンを選ばなければ良いのにとさえ思っております。

  • はじめまして。コメントありがとうございます。マーラーは指揮者でもあったので、まっ、ちょこっと自分が演奏しやすいように編曲しちゃったのかもしれませんね。シューマンにしたら、余計なお世話だったかもしれませんが。ワタシは、交響曲第3番ラインが好きです。分厚いけど、そこが良かったりもするし、指揮者によって、工夫しているらしいな~と見えたり面白いです。また、遊びに来てくださいね。ありがとうございました。

  • 書き散らしたようなコメントですみませんでした。レスポンスありがとうございます。ワタクシの好きなのは、4番で、もしかしてマーラー版かもしれませんが、カラヤン指揮のヴィーンフィルか、サヴァリッシュ指揮のゲヴァントハウス管。次が2番で早逝したイタリア人指揮者名前失念のヴィーンフィルがお気に入りです。TVで聴いた下野さんのN響ライブも良かったです。その次が1番で、ラインはワタクシがお気に入りしなくてもメジャーだからいいよね~(≧∇≦)bと云う感じです。やっぱり書き散らし←⁠(⁠*⁠꒪⁠ヮ⁠꒪⁠*⁠)すみません。

  • 4番は、1972年 サヴァリッシュ シュターツカペレ・ドレスデン EMI、1987年 カラヤン ウィーン・フィル Gは、所有していて聴いたことがあるのですが、サヴァリッシュさんとゲヴァントハウス管は所有しておらず存じませんでした。2番は、シノーポリさんですかね。1983年 シノーポリ ウィーン・フィルは、所有していたので、改めて聴いてみます。まだまだ聞き込み不足で~ 頭出しのフレーズも、えーっと、と、思い出せないことが多くって恥ずかしいです。サブスクを利用すると、その点、便利ですね。CD棚をゴソゴソする時間が短縮できちゃいます。(単なる整理ベタなんですが)また、遊びに来てくださいね。

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