バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番【聴いてみよう】Bartók: Violin Sonata No. 1, Sz. 75

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バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番【YouTube】

バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ヴァイオリン:チャン・ユジンさん、ピアノ:レナナ・ガットマンさんの演奏です。2015年4月26日の演奏です。 Yoojin Jang, violin Renana Gutman, piano
出典:YouTube Bartók Sonata for Violin and Piano No. 1, Sz 75 BB 84 Yoojin Jang SoundProfessional Boston

バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番【名盤・おすすめ】

クリスチャン・テツラフ レイフ・オヴェ・アンスネス 🙄

バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番 クリスチャン・テツラフ レイフ・オヴェ・アンスネス 2003年
Bartók: Violin Sonata No. 1, Sz. 75 Christian Tetzlaff Leif Ove Andsnes

ちんぷんかんぷん・・・ そのひとことです。なんで、こんな難しい楽曲のCDを買っていたのだろう~と、またまた後悔しております。でもね、バルトークは、なんとなく聴きたいのです。わかりたいんだよね。

ワタシのなかでは、ストラヴィンスキー>プロコフィエフ>バルトーク という好き連鎖があります。ショスタコは圏外です。で、断捨離というか、ミニマム生活をそろそろしなきゃね~というので、棚の片隅に凍り付いた状態の三枚のCDを、勇気出して聴いてみたのだけど。やっぱ成長しておりませんで、よく分からないのです。(そりゃ~ 聴いてないんだから成長できる筈がないっしょ)
どんな風に聴いたらよいんだか、さっぱり、ぱりんぱりん。とりあえず、今日わかったのは、自分から感じるというアプローチをしないと、どうも溶け込めない気がするということでした。

第1楽章の冒頭のピアノは、柔らかい入り方で、ワタシ的には、すーっと入って行けたし、ところどころ、甘さ、柔らかさが感じられるので、聴きやすい気がします。第2楽章も、ピアノのふわっとした空気感のなかに、ヴァイオリンが、空気のように流れていったり、佇んでいる風情ですが、抽象的で、音の残り香とか間合いを、ちょっと楽しむ感じが良いのかもしれないなーって思いました。

第3楽章は、舞曲風で、バルトーク特有の掻き鳴らし、打楽器のようなピアノのフレーズなので面白いです。ヴァイオリンのシュワ シュワ~ パラパラっ という、つま弾く音が、ツィンバロンのように聞えはじめたので、なんとなーく、ちょっと馴染んだかなという程度です。

テツラフさんの演奏は、激さないところが好ましいでしょうか。空気を切り裂く感じはしますが、圧の強さに呑み込まれずに聴けます。あまり疲れないで不思議な空間に佇めるような気がしました。もちろん、ファウストさんたちの演奏を聴いて、なんとなく馴染んだ後に聴いたので、効果も抜群にあったように思います。ホント、ほんのちょっと馴染めた程度なので、今日のところは、これでご容赦を・・・。はあ~ ミチョランマ(未聴CD)を聴くって大変っ!はやくも泣き言をあげております。

CDカップリング:バルトーク ヴァイオリン・ソナタ第1番、第2番、無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 出典:YouTube Bartók: Violin Sonata No. 1, Sz. 75 クリスティアン・テツラフ – トピック Christian Tetzlaff – Topic
Provided to YouTube by Warner Classics 

イザベル・ファウスト エヴァ・クピェツ 😘

バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イザベル・ファウスト  エヴァ・クピーク 1996年
Bartók: Violin Sonata No. 1, Sz. 75 Isabelle Faust  Ewa Kupiec

イザベル・ファウストさんの演奏は、意外としなやかで柔軟性に富んでいて、耳に優しいです。かつてはクレーメルさんの演奏を聴いたのですが、耳に音が刺さりまって、痛いのなんのって。現代音楽への恐怖症にかかったみたいで、拒否反応が出て聴くのが苦痛でダメでした。怖く、気持ち悪く~という感覚しかなかったように思います。

しかし、このファウストさんの演奏CDを聴いてみると、あらら~耳に優しい。なんてソフトな演奏なのだと驚きました。録音技術の向上もあるのかもしれませんが、演奏自体に浮遊感があるのが嬉しく、幻想的な要素を感じ、宙に浮く感触が楽しめる演奏となっています。ワタシは、第2楽章を取り出して、何度か繰り返して聴い馴染んでみました。聴き方は、それぞれあると思いますが、音の丸みや柔らかさに違いがあるので、他盤といっしょに聴き比べてくださいね。

CDカップリング:バルトーク 無伴奏ヴァイオリン・ソナタ(Sz.117)1996年 ヴァイオリン・ソナタ第1番(Sz.75)1996年 ヴァイオリン・ソナタ第2番(Sz.76)1999年 ラプソディー第1番(Sz.86)、ラプソディー第2番(Sz.89)1999年 ルーマニア民族舞曲(セーケイ編)1999年 ヴァイオリン:イザベル・ファウスト ピアノ:エヴァ・クピーク 無伴奏とソナタ1番 ピアノ・フロラン・ボファール 無伴奏とソナタ1番以外 出典:YouTube Violin Sonata No. 1, Sz. 75 イザベル・ファウスト – トピック Provided to YouTube by PIAS

ギドン・クレーメル マルタ・アルゲリッチ 🥶

バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番 ギドン・クレーメル マルタ・アルゲリッチ 1985年
Bartók: Violin Sonata No. 1, Sz. 75 Gidon Kremer Martha Argerich

クレーメルさんとアルゲリッチさんの演奏は、音がツンツンしていることが特徴です。そして、ピアノがヴァイオリンを食っちゃうぐらいの勢いで入っており、ピアノの動きが強烈です。まあ、楽しめるというより、大半がツラくて痛いので苦痛ですが~ それを乗り越えると、ヴァイオリンとピアノのバトルは、面白いものとして聴くことができるように思います。(が、その世界には至らず)

アルゲリッチさんのピアノの存在は強大ですねえ。大きすぎて驚いちゃうけれど、ワタシにとっては、この演奏が最初に聴いたものとなるので、これがこの曲の印象として刷り込み済みになっちゃいました。もっとも、CDを購入して聴いたものの、速攻、CD棚の片隅に直行して塩漬け保存されました。こんなの聴いてもワカンナイ~!という、現代音楽&クレーメルさんの存在は大きな壁で、拒否反応が今もなお大きいです。

刃物で切りつけられる感がして怖くて痛いです。音楽は癒やしだ~と思っていますが、これは規格外ですかね。あはっ。イザベル・ファウストさんの演奏と比べると、ピアノの存在が違うし、受ける印象も異なります。それは一目瞭然なので、聴き比べてみると面白いですね。CDカップリング:バルトーク ヴァイオリン・ソナタ第1番1988年、ヤナーチェク ヴァイオリンソナタ1985年録音 出典:YouTube Bartók: Sonata For Violin And Piano No. 1, Sz. 75
ギドン・クレーメル – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

第1楽章を、いろんな演奏で聴いてみよう。

サブスクを利用して拝聴した演奏です。現代音楽は超苦手で、苦戦しております。
で、こんな曲、何度聞いても、さっぱりワカラン!っと投げ出す前に、何種類かの演奏を聴いてみようかと思いました。CDを買って聴く時代とは違って、サブスクを利用させていただくと、何種類の演奏も手軽に聴けるので、経済的な敷居が低くなりました。これもサブスクのおかげ。助かります~。ありがたや~。

ビジネス書を読むとき、よく似たテーマで数種類の書籍を読むと、格段に理解が進んだので、その手法を取り入れてみた感じです。クラシック音楽は、1つの楽曲に1つの演奏しかないわけではないので、聴き比べてみると良いかもしれませんね。正直、聴き比べるというより、とりあえず聴いてみるという姿勢でおります。苦手な曲であればあるほど、この手法は有効かな。(って、かなり時間も必要ですし、耳が悲鳴をあげて苦痛ですが。)えっ、感想?  困ったなあ。感想を書けるほど聞き込めていないので、次回に宿題で持ち越したいと思います。でも、4連チャンで聴くことができたので、ちょっとは進歩(耳に馴染んだ)かもしれません。

出典:YouTube Violin Sonata No. 1, Sz. 75: I. Allegro appassionato
パトリシア・コパチンスカヤ – トピック Provided to YouTube by IDOL

出典:YouTube Violin Sonata No. 1, Sz. 75: I. Allegro appassionato
Midori Provided to YouTube by Sony Classical

出典:YouTube Violin Sonata No. 1, Sz. 75, BB 84: I. Allegro appassionato
ターニャ・ベッカー=ベンダー – トピック Provided to YouTube by NAXOS of America

出典:YouTube 
Béla Bartók: Violin Sonata No. 1, Sz.75 (FULL) Collins Classics

バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番【楽曲解説】

バルトークのヴァイオリンにおける室内楽の作品は、次の3つの作品です。
ヴァイオリン・ソナタ第1番 (Vn.&Pf) (1921年) Sz.75
ヴァイオリン・ソナタ第2番 (Vn.&Pf) (1922年) Sz.76
無伴奏ヴァイオリン・ソナタ 1944年 Sz.117
このうち、ヴァイオリンソナタ第1番は、I. Allegro Appassionato → II. Adagio → III. Allegro で進みます。

バルトーク:ヴァイオリン・ソナタ第1番【ディスク情報】

1985年 ギドン・クレーメル マルタ・アルゲリッチ G
1996年 イザベル・ファウスト エヴァ・クピェツ HM
2003年 クリスチャン・テツラフ レイフ・オヴェ・アンスネス Virgin

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