ベートーヴェン:交響曲第4番【YouTube】
ベートーヴェン:交響曲第4番 サイモン・ラトル ベルリン・フィル 2015年10月15日のコンサートの模様です。さわりだけなので第4楽章より抜粋、2分53秒の動画です。これだけ聴いただけでワクワクしちゃって~ 踊り出したくなっちゃいます。Simon Rattle Berliner Philharmoniker 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 / Rattle · Berliner Philharmoniker Berliner Philharmoniker
ベートーヴェン:交響曲第4番 トーマス・ヘンゲルブロック パリ管弦楽団 2017年コンサートの模様です。34分34秒の動画です。ご紹介文に「おそらくベートーヴェンの交響曲の中で最も陽気な曲であり、ここでは軽快なステップと巧みな優雅さで演奏されています」とありました。激しく同意っ! 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 | Thomas Hengelbrock and the Orchestre de Paris DW Classical Music
ベートーヴェン:交響曲第4番【名盤・おすすめ】
アンドリス・ネルソンス ウィーン・フィル 😘
ベートーヴェン:交響曲第4番 アンドリス・ネルソンス ウィーン・フィル 2019年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Andris Nelsons Wiener Philharmoniker
ネルソンさんの演奏は、必要以上にバタバタしているみたいで、ウィーン・フィルが、ゴリゴリしてて、妙に面白く思います。ここまで、下品にしちゃって良いんだろうかと心配しちゃうほど。まあ、このミスマッチが、やり過ぎだと眉をひそめる方もおられるでしょう。中途半端にするんだったら、勢いよくやっちゃえと思いますが、よくやった!と言ってもらえるとは、あんまり思えないです。普通は、えっアカンやろと言われるかもね。ワタシは、あっはは~と、笑い飛ばしたくなるほど痛快でした。まっ4番だからね。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集 交響曲第1番~第5番2019年、6番~8番2017年、第9番2018年録音 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 Herbert von Karajan Provided to YouTube by Universal Music Group
ケント・ナガノ モントリオール交響楽団
ベートーヴェン:交響曲第4番 ケント・ナガノ モントリオール交響楽団 2014年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Kent Nagano Orchestre Symphonique de Montréal
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲第2番、第4番 2014年録音 出典:YouTube Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 ケント・ナガノ – トピック Provided to YouTube by Sony Classical
マリス・ヤンソンス バイエルン放送交響楽団 🥰
ベートーヴェン:交響曲第4番 マリス・ヤンソンス バイエルン放送交響楽団 2012年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Mariss Jansons Bavarian Radio Symphony Orchestra
ヤンソンスさんの演奏は、2012年11月26日 サントリー・ホールでのライブです。ヤンソンスさんは、いかにも、まっとうな路線で、どの演奏を聴いても、ハズレがないと思っています。いつもオケの美音を維持してくれているし、流行に左右されることなく、オケの音、伝統を引き継いでくれてるし、変にいじらないし。これはこれで、とーっても貴重な存在です。ありがたや~ 拝みたい気分で聴いております。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集6枚組BOX(東京・ミュンヘンライブ2012年)第1番~第9番 2012年録音 出典:YouTube Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60(Live) バイエルン放送交響楽団 – トピック Provided to YouTube by Naxos Digital Services
リッカルド・シャイー ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 🤣
ベートーヴェン:交響曲第4番 リッカルド・シャイー ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 2009年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Riccardo Chailly Gewandhausorchester
シャイーさんの演奏は、バタバタ感がたまりません。録音状態が良いので、残響を伴ってのドタバタしている音の響きが~ 面白く楽しくと、とてもシンプルなのですが、良いですね。スピード感があって、元気いっぱい、ワクワクしている子供のように躍動感のある楽曲は、シャイーさん向きかもしれません。無邪気に足をバタバタさせて、遊んでいるような舞踏という感じで、底抜けに面白く感じます。ギリギリのところで、はじけて、ぶっ飛んでる感じです。ワタシは面白かったけど、えっ、ウソ、眉をひそめる方もおられるかもしれません。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲第3番 2008年、フィデリオ序曲、交響曲第4番 2009年録音 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 – トピック
Provided to YouTube by Universal Music Group
クリスティアン・ティーレマン ウイーン・フィル 😑
ベートーヴェン:交響曲第4番 クリスティアン・ティーレマン ウイーン・フィル 2009年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Christian Thielemann Wiener Philharmoniker
ティーレマンさんの演奏は、ワクワクを押し殺している気がします。もっと、バタバタ遊べば良いのに、なにを、しおらしくしているんだろうと思ってしまいます。(ちょっと意地悪な感想ですが)4番でバタバタしないので、躍動感の少なさにがっかりしてしまいました。へえ、この曲で、レガート気味に演奏するんだ。ヌケが悪く籠もっていますし、重いです。初老のおじちゃんが、四股踏んでいる感じで、重すぎて格好が悪い。第1楽章でギブアップ。多分、ワタシは、ティーレマンさんとは相性が悪いのだと思います。
CDカップリング:ベートーヴェン 交響曲第3番、第4番2009年録音 出典:YouTube Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 クリスティアン・ティーレマン – トピック Provided to YouTube by Sony Classical
ベルナルト・ハイティンク ロンドン交響楽団 😮
ベートーヴェン:交響曲第4番 ベルナルト・ハイティンク ロンドン交響楽団 2006年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Bernard Haitink London Symphony Orchestra
何度となく失敗しているロンドン響のCD、また買ってしまって。ハイティンクさんには申し訳ないのですが、コンセルトヘボウで十分だったと思います。蛇足でした。もしかしたら、年齢を重ねて、はっちゃけてしまったのかもしれません。ゴリゴリ、どかんっ! 結構、野蛮に演奏しているように感じます。ロンドン響だから、このアプローチで、やっちゃった? この意外性に、びっくりです。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集 ハイティンク ロンドン交響楽団 2005年~06年 交響曲第3番、レオノーレ第3番、第4番、8番、5番、1番、6番、2番、7番、三重協奏曲、9番 出典:YouTube Symphony No. 4 in B-flat major, Op. 60 ベルナルト・ハイティンク – トピック Provided to YouTube by harmonia mundi
パーヴォ・ヤルヴィ ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン 🤩
ベートーヴェン:交響曲第4番 パーヴォ・ヤルヴィ ドイツ・カンマーフィルハーモニー・ブレーメン 2005年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Paavo Järvi Deutsche Kammerphilharmonie Bremen
パーヴォさんの演奏は、かなりセンセーショナルな演奏です。ピリオド奏法を取り入れ、小編成で、斬り込んで行く感じで、とっても勢いがあります。キリキリと張り詰めた弓のようですし、ティンパニの鋭い打音は、雷イカヅチのよう。座禅を組んで瞑想しているなか、バシッと警策って言うんでしたっけ。あれで荒っぽく肩を叩かれる感じです。
ひや~ 背筋がビシッ! 気持ち良いほどに、ささくれだって、ビシバシッ! あっという間に駆け抜けていく演奏でした。特に、第4楽章は、導火線に火がついちゃったのか、火花が散っているみたいで、あはは~ やり過ぎかと思ったのですが、ライブだったら、きっと涙目になって、拍手いっぱいしてると思います。
CDカップリング:ベートーヴェン 交響曲第4番2005年、7番2004年録音 ベートーヴェン交響曲全集2004年~06年録音 出典:YouTube Symphony No. 4 in B-flat major Op.60 パーヴォ・ヤルヴィ – トピック Provided to YouTube by RCA Red Seal
イン・マゼール アニマ・エテルナ😏
ベートーヴェン:交響曲第4番 イン・マゼール アニマ・エテルナ 2005年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Jos van Immerseel Anima Eterna
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集、序曲集6枚組BOX2005年~07年録音 プロメテウスの創造物序曲2005年、交響曲第1番07年、2番06年、3番06年、コリオラン06年、エグモント06年、アテネの廃墟序曲06年、トルコ行進曲07年、5番07年、4番05年、6番06年、8番05年、7番06年、献堂式序曲07年、9番07年 出典:YouTube Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 ヨス・ファン・インマゼール – トピック Provided to YouTube by IDOL
サイモン・ラトル ウィーン・フィル 😞
ベートーヴェン:交響曲第4番 サイモン・ラトル ウィーン・フィル 2002年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Simon Rattle Wiener Philharmoniker
ラトルさんとウィーン・フィルとの演奏は、最初に聴いた時は衝撃で、とても、ついていけない~っ!と絶句しちゃいました。なんだか、更に進化したピリオド奏法というか、未来形のような感じで馴染めず、お蔵入りとなりました。あれから20年以上経ったのですが、今、聴いても、その思いが残っています。流れに乗れないのです。やっぱり少し拒否反応が起こります。斬新すぎて、ついていけませんでした。また機会を設けて聴いてみます。
出典:YouTube Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Warner Classics
クラウディオ・アバド ベルリン・フィル 🥰
ベートーヴェン:交響曲第4番 クラウディオ・アバド ベルリン・フィル 2001年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Claudio Abbado Berliner Philharmoniker
アバドさんとベルリン・フィルのライブ盤は、病気後の録音です。よくぞご無事に復帰されました~ということで感慨深く拝聴したように記憶します。ファンのみなさんも、やきもきしていたと思います。旧録のウィーン・フィルとの全集(85年から88年)とでは、使用している版が違うと言うことでも話題になっていました。ワタシ的には、第3楽章と第4楽章が、血湧き肉躍るかのように、いつもワクワクしちゃう演奏で、ほぼ刷り込み状態になっています。
CDカップリング:クラウディオ・アバド シンフォニー・エディション41枚組BOX 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
ダニエル・バレンボイム シュターツカペレ・ベルリン 😐
ベートーヴェン:交響曲第4番 ダニエル・バレンボイム シュターツカペレ・ベルリン 1999年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Daniel Barenboim Staatskapelle Berlin
バレンボイムさんの演奏は、硬くて重くて、鈍くて遅くて。ただそれだけしか思い浮かばない~です。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集6枚組BOX 1番~9番、レオノーレ第1番、レオノーレ第2番、レオノーレ第3番、歌劇フィデリオ序曲 1999年録音 出典:YouTube Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 Daniel Barenboim Provided to YouTube by Warner Classics International
コリン・デイヴィス シュターツカペレ・ドレスデン 🥰
ベートーヴェン:交響曲第4番 コリン・デイヴィス シュターツカペレ・ドレスデン 1993年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Colin Davis Staatskapelle Dresden
C・デイヴィスさんの演奏は、ちょっと遅く感じるかもしれません。冒頭部分は、じっくり息を整え、深々と空気を吸い込んでスタートダッシュに備えているかのようです。奥行きの深い、ホール感のある良い録音なので、いいですね~ 響きに豊穣感があり、残響が豊か。で、スピードをあげて走って行く姿は、筋肉質のアスリートのお尻を見ている感じです。陸上選手か、アイススケート選手のよう。もう第1楽章だけで、うっとり惚れ惚れ。しっとりとした音が、しっかりリズムに刻まれ、乗りに乗って引き締まって聞こえます。やや無骨ですが、これが良かったりします。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集 1993年録音 交響曲第1番、7番、3番 エグモント、コリオラン1970年録音、4番、5番、6番 レオノーレ第3番、第3番1976年録音、9番 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B flat, Op. 60 シュターツカペレ・ドレスデン – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
セルジュ・チェリビダッケ ミュンヘン・フィル 😅
ベートーヴェン:交響曲第4番 セルジュ・チェリビダッケ ミュンヘン・フィル 1995年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Sergiu Celibidache Münchner Philharmoniker
チェリさまの演奏は、遅め。冒頭は、陽気な交響曲4番の筈なのに、お通夜みたいだし、第2楽章は、めちゃ遅くて、ジリジリさせられます。アダージョなのは理解しているものの、はぁ。遅いです。カッチリした豊かな音として出てくるのですが、せっかちなワタシは、焦れてしまいます。弦の力強さを感じつつ、オケのなかの役割分担がしっかりついてて明晰な演奏だと思います。もう少し年齢を重ねてから、自分の運動能力が落ちた頃に、聴くことにします。(だったら焦れないでしょう~)87年ミュンヘン・フィルとのライブもあります。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲第2番~9番 4番1995年、5番92年 出典:YouTube Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 セルジュ・チェリビダッケ – トピック Provided to YouTube by Warner Classics
ヴォルフガング・サヴァリッシュ コンセルトヘボウ管弦楽団 🥰
ベートーヴェン:交響曲第4番 ヴォルフガング・サヴァリッシュ コンセルトヘボウ管弦楽団 1991年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Wolfgang Sawallisch Royal Concertgebouw Orchestra
サヴァリッシュさんの熱くて手堅い演奏は、とても小気味良いです。低弦は、重厚で、ごごぉ~っと響いているのですが、リズム感が優れています。ヴァイオリンは、シュッと鋭い響きが残ります。木管は、のびやかで弾力があります。ティンパニは、しっかり叩かれているので締まります。総体的に、バタバタした低弦の響きがあるものの、意外と軽めに感じます。重厚な響きなのに、足腰が軽くて柔らかい。弾力があり弾む。そんな印象です。
第2楽章は、弦のフレーズに優美さは少ないのですが、フルートの響きが、ばっちり。綺麗にブレンドされます。第3楽章は、テンポが速めで、すいすい~ 軽やか。旋律をあまり膨らませることなく、素っ気なさを感じるぐらい。第4楽章は、細かくスピード感のある弦で、中音域から低音域にかけての幅の広さが感じられ、総力戦できたぞって感じがします。徐々に燃焼して、熱い美音でやられてしまうのです。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集5枚組BOX 1991年~93年録音 出典:YouTube Beethoven Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 ヴォルフガング・サヴァリッシュ – トピック Provided to YouTube by Warner Classics
フランス・ブリュッヘン 18世紀オーケストラ 😘
ベートーヴェン:交響曲第4番 フランス・ブリュッヘン 18世紀オーケストラ 1990年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Frans Brüggen Orkest van de Achttiende Eeuw
ブリュッヘンさんの演奏は、ピリオド奏法による演奏で、キビキビと勢いがあり、さらっとした風合いです。冒頭こそ、重々しく始まりますが、音自体が持続しないので、残響が綺麗に減衰していきます。その後、うって変わって、勢いをつけて走って行くのですが、走り出していく前が、とても美しいのです。自然に減衰していく弦の響きが、とても綺麗で、間合いまで美しく感じられました。
そして、ドスコイドスコイと鳴っている低音をバックに、ヴァイオリンのキレ味のある高音域のフレーズが、颯爽と聞こえてきます。ムチのようにしなり、これは、おみごと! ただ、木管のノビが少なく、存在感が薄く、全体的に硬めのフレージングなことと、金管がねえ~ 少し無愛想なのです。
第3楽章は、高音域のヴァイオリンに、ウパウパの木管が絡みつかず、滑らかな曲線が描けません。響きに厚みが足らないので、その代わりにリズム感をとるのかもしれませんが、木管が、間を取り持って、チャーミグに吹いてくれたら印象が変わったかも。中間楽章は、オチャメな感覚が欲しいですね。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集5枚組BOX 1984年~92年録音。プロメテウスの創造物(全曲版)やヴァイオリン協奏曲も含めた旧録が7枚組BOXで出ています。また、2011年の新しい全集もあります。出典:YouTube Beethoven: Symphony No.4 in B flat, Op.60 18世紀オーケストラ – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
アンドレ・プレヴィン ロイヤル・フィル 🤗
ベートーヴェン:交響曲第4番 アンドレ・プレヴィン ロイヤル・フィル 1989年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 André Previn Royal Philharmonic Orchestra
プレヴィンさんの演奏は、遅めのC・クライバーさんのように、明るく快活で、付点のリズムに乗せるのが巧いです。高音域の弦は、語尾にキレを持たせてキリリ~っ、低弦は、足をバタバタさせて、ドスコイ節で攻めてきます。弦に異なる性格を与えて、スマートさとバタ臭さを両立させてくるところが、妙に面白く感じます。一般的な評価としては、どうかわかりませんが、楽天家のワタシにとっては、これは乗れる演奏です。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲第4番1989年、5番1988年録音 YouTubeにおいては8番1989年録音。ちなみにベートーヴェンの交響曲は、第6番田園、エグモント序曲1987年、第7番、コリオラン、プロメテウスの創造物序曲1987年、第5番、フィデリオ、レオノーレ序曲第3番1988年、第4番、第8番1989年録音 です。出典:YouTube Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 アンドレ・プレヴィン – トピック Provided to YouTube by Sony Classical
クラウディオ・アバド ウィーン・フィル 🤨
ベートーヴェン:交響曲第4番 クラウディオ・アバド ウィーン・フィル 1988年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Claudio Abbado Wiener Philharmonike
アバドさんの演奏は、序奏が重く硬く、念を入れて押しつける感じでしょうか。木管は柔らかく美音でしが、肝心の弦が、ちょっと紋切り調です。中音域から低音域が、しっかり存在していないのか、あまり響いていないようです。典雅な響きを期待して聴くと、潤いがなくカサカサしていますね。後半は、躍動感が生まれてきそうなのですが、少し中途半端な感じがしました。第4楽章で、ようやくエンジンが~ 帳尻合わせのようでした。前半2楽章が痛いです。
CDカップリング:ベートーヴェン 交響曲第1番、第4番 ベートーヴェン交響曲全集、序曲全集7枚組BOX 交響曲第1番88年、2番87年、フィデリオ序曲、3番85年、プロメテ88年、シュテファン王88年、アテネの廃墟88年、4番88年、5番87年、カンタータ静かな海と楽しい航海86年、6番86年、合唱幻想曲86年、7番87年、8番87年、命名祝日序曲90年、9番86年、献堂式序曲89年、コリオラン序曲85年、エグモント序曲87年、レオノーレ1~3番89年、同2番1986年録音 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
ゲオルグ・ショルティ シカゴ交響楽団 😏
ベートーヴェン:交響曲第4番 ゲオルグ・ショルティ シカゴ交響楽団 1987年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Georg Solti Chicago Symphony Orchestra
ショルティさんの80年代の演奏は、70年代と基本的には変わらない筋肉隆々なフォルムで、ガッシリ。聴いてて痛快ですが、冒頭は、まるで獲物を狙う野獣のように忍び足で進み、猛然とダッシュ。あとは、馬車馬のごとく、いや騎馬隊軍団のように疾風していきます。ガッチリした体つきで、ごごごーっ。
若かりし頃は、これが血湧き肉躍る感覚となって、面白く拝聴したのですが、さすがに年齢を重ねていくと、うーん。血管が膨張するは、あまりよろしくありません。しっかりした土台となる弦の響きがあり、十分にしなやかな躍動感もあるので面白く聴けると思います。現在のような軽快な演奏とは、異にするのですが、足腰の強靱な演奏も、一度聴いてみてください。排気量の大きい車、馬力のある重厚なトルク音を聴くように、耳を傾けると面白いと思います。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集80年代5枚組BOX 交響曲第1番89年、3番89年、エグモント序曲89年、第2番89年、4番87年、レオノーレ第3番88年、5番86年、7番89年、6番88年、8番89年、9番1986年録音 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 シカゴ交響楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
ベルナルド・ハイティンク コンセルトヘボウ管弦楽団 😶
ベートーヴェン:交響曲第4番 ベルナルド・ハイティンク コンセルトヘボウ管弦楽団 1987年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Bernard Haitink Royal Concertgebouw Orchestra
ハイティンクさんの演奏は、至極全うな演奏で、個性がないとも言えるし、いじりにくい性格の優等生的な演奏とも言えるし、コメントしづらい演奏です。面白いかと問われたら、唸ってしまいます。アマチュアの絵画展に行って、写真のように綺麗な風景画を、拝見しているような感じでしょうか。絵を描くスキルもあるし、綺麗な色使いだし。でも、この人は何を描きたかったのか、わかりづらい。ワタシは、あなたのスキルの程度を知りたいわけではない~ ですよね。そんな感じに似ています。自分の時間を同じ使うのであれば、心を動かしたい、感動したいですよね。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集5枚組BOX 交響曲第1番87年、3番87年、2番87年、4番87年、5番86年、6番86年、エグモント序曲85年、7番85年、8番87年、9番1987年録音 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B flat, Op. 60 Concertgebouworkest Provided to YouTube by Universal Music Group
ギュンター・ヴァント 北ドイツ放送交響楽団 😘
ベートーヴェン:交響曲第4番 ギュンター・ヴァント 北ドイツ放送交響楽団 1988年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Günter Wand Hamburg North German Radio Symphony Orchestra(NDR Sinfonieorchester Hamburg)
ヴァントさんの演奏は、ヒンヤリした空気感で、雨粒が落ちてくるようなピチカート。雨粒のように響き、木管の澄んだ音が綺麗です。主部に入ってくると、いきなり疾走して、ダダダダ ダダダダ・・・ドスコイのティンパニが絡んでくると、ちょっともっさり。奥のティンパニとは相性があいませんが、木管も弦も綺麗です。クラリネットもファゴットも、爽快感を醸し出し、引き締まった音で、サッパリしています。第2楽章も、クラリネットの清潔な響きと、シンコペーションの揺れが心地良い演奏です。低弦の泣いているようなカシカシ音が沁みます。
第3楽章は、勇猛なスケルツォで、管と弦の掛け合いとなります。引き締まった体躯で、ヤワイ演奏なんぞ聴いてられるかっ、というガッツがあります。第4楽章は、無窮動的な弦が、うねりとなって響きます。細かい動きのなかに、「ん~ぱっ ん~ぱっ」というリズム、「しっど しっど」という合いの手が入ってきますが、この機能美にうっとり。響きはタイトですが、適度に木管の淡さが入ってきます。フルートの澄んだ音と、クラリネット、ファゴットなどの木管が、スイスイと泳いで行くところが粋ですね。匠の軽妙さが光ります。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲第4番~6番、レオノーレ序曲2枚組BOX ベートーヴェン交響曲全集 1984年~1988年録音 交響曲第1番86年、2番88年、3番84年、4番88年、5番87年、6番85年、7番87年、8番87年、9番85年録音
たまたま、YouTubeで検索してたら、古い1956年録音(モノーラル)、ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団との演奏を見つました。運命とカップリングされたCDです。レーベル:Dec デッカ盤もあるんだ~ 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 ギュンター・ヴァント – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group ↓
クリストファー・ホグウッド エンシェント室内管弦楽団 😘
ベートーヴェン:交響曲第4番 クリストファー・ホグウッド エンシェント室内管弦楽団 1985年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Christopher Hogwood Academy of Ancient Music
ホグウッドさんの演奏は、軽快感とシャープなリズムで、結構楽しいです。第2楽章は、少しかったるいのですが、第4楽章は、超快速で飛び出してコースアウトになりそうな勢いです。まるで無理矢理、ボブスレーに乗せられて、コースから飛び出しそうな勢いなのです。冒頭こそ遅めですが、古楽器ならではのスマートな語り口調で、エンジンのトルク感があります。ンタタタタタ・・・というリズムに、ティンパニが、ほどよく入り、層の薄さを感じさせません。
木管の締まった音が良く、伸びた音のすっきり感、通りの良さが活きています。モダン楽器とは異なったストレートな音の通りが特徴です。余韻は確かに少ないのですが、投げ出したかのような素っ気なさ、ぶっきらぼうで、愛想のない無骨な感じはしません。各楽章で印象は異なり、重量感があまりないので、ぐいっと頭をもたげ、棒高跳びをするような、しなって~という曲線的な跳躍するわけではありませんが、スリリングで、受け入れやすい古楽器、ピリオド奏法だと感じました。
CDカップリング:ベートーヴェン 交響曲第4番、5番 出典:YouTube Beethoven: Symphony No.4 in B flat, Op.60 エンシェント室内管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
リッカルド・ムーティ フィラデルフィア管弦楽団 🥰
ベートーヴェン:交響曲第4番 リッカルド・ムーティ フィラデルフィア管弦楽団 1985年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Riccardo Muti Philadelphia Orchestra
ムーティさんの演奏は、快活で、色彩豊かな弦のしなやかさが感じられます。適度に、低弦のゴリゴリ感もあり、八方美人的に、多彩で、劇を見ているかのようだ展開となっています。もう少し録音が良ければ嬉しいのだけど、まあ、そこはEMIレーベルなので、幾分、かさっとしています。第1楽章は、ティンパニのロールと共に木管がペコペコペコと鳴り出すと、即座にG発進となります。ぐぐっと加速する圧が、スポーツカー並みなのです。
弦の弓のさばき ボーイングが、すぱっと気を斬り、しゅぱっ! クラリネット、フルートは可愛く、それぞれの特性を活かしています。また、4番の陽気で楽天的なリズム感、躍動感が、まあ、冒険活劇風に弾み、もう~最高です。美しい八頭身フォルムで、均整のとれた腹筋・背筋を拝ませていただき感謝という気分に。
1982年録音のカルロス・クライバーとバイエルン国立管とのライブと、ムーティさんの演奏と、まあ、似ているっていえば似ているかもしれません。(雰囲気だけね)第3楽章は、低弦の厚みを増して、ごごごぉ~っと土石流のように響き、んちゃ んちゃ んちゃ、ウパウパと木霊のように響く、裏拍子の弦と木管の響きが楽しく感じられます。各楽章、各場面で、ストーリー性を持って、八方美人的に表情を変えて、提示してくる器用さ。これが個性かも。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集6枚組BOX 交響曲第1番85年、3番86年、2番86年、4番85年、5番85年、6番87年、7番88年、8番86年、9番1988年録音 レオノーレ第3番88年、フィデリオ序曲85年、献堂式序曲、ピアノ協奏曲第3番 リヒテル 1985年録音 出典:YouTube Beethoven Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 リッカルド・ムーティ – トピック Provided to YouTube by Warner Classics
オトマール・スウィトナー シュターツカペレ・ベルリン 😅
ベートーヴェン:交響曲第4番 オトマール・スウィトナー シュターツカペレ・ベルリン 1983年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Otmar Suitner Staatskapelle Berlin
スウィトナーさんの演奏は、中庸という言葉で表現するには、もったいない。超絶バランスが良いというか、モノがあふれかえることなく綺麗に整えられ、機能的に動ける居住空間のようで、とても心地良い演奏です。4番は、かなり長い序奏があり、ティンパニによって一発バシッと鞭を入れられると「しぃ~ れぇ~っ」と悲鳴をあげて、リズミカルに疾走していく馬のようで、メッチャ面白く感じられます。
バタバタバタと、ティンパニのドスン、ドスンっ。ッドドドと、ちょっとバタ臭い重さがあり、お世辞にもスマートとは言えません。歌ってはいるけど、ちょっとドスコイ節に近いでしょうか。バタバタと足を横に広げて、不細工に走って行く馬のお尻のようです。
第4楽章においても、二つの旋律が交錯し、ドタバタ節を炸裂させますが、低音に重心があり、ティンパニが大きすぎて~ 弦は、もっとガンバレー! ヴァイオリン、もっと音を出して~っと、声をあげそうになります。高音域の弦、低音域の弦、木管群、ティンパニの各馬一斉にスタートという感じで、楽器間で競走しているようでした。ちょっと、馬に例えちゃったのは、まずかったかもしれません。不謹慎でスミマセン。
出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B-flat major, Op. 60 – Staatskapelle Berlin, Otmar Suitner. Rec. 1983 Mikhail Sayamov ★公式ではありません。
カルロス・クライバー バイエルン国立管弦楽団 🤩
ベートーヴェン:交響曲第4番 カルロス・クライバー バイエルン国立管弦楽団 1982年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Carlos Kleiber Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks (Bavarian State Orchestra)
カルロス・クライバーさんの演奏は、この時代の外国製スポーツカーみたいなモノ。マッドマックスのような、突っ走る演奏で、熱くって、ヒートアップして、前のめりで転けそうなんだけど直線的。エンジンのトルク音が気持ち良くって、Gのかかる演奏です。まあ、あまりの突っ走り感なので、一度聴いたらハマルのですが、何度も繰り返して聴いたら、精巧さには問題ありかな~って思うかもしれません。でも、快感~って心境は、何ものにも抗しがたく。しばらく経つと、また聴いてみたくなるんです。
エネルギーの放出度が、気持ち良いので、速度をあげて、音量をあげて、盛りあげてて、うぱーっと、鬱憤を大放出してください。これは快感です。演奏後の拍手入りライブで、ブラボーって声が、いっぱい飛び交っています。まっ、一緒に燃えることができますので、まだ聴いておられない方は、どうぞ。あっ、車に乗っているときに聴くとマズイと思うので、そこはご注意ください。 サイコーっ!と叫んで、乗らないように。
出典:YouTube Beethoven Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 バイエルン国立管弦楽団 – トピック Bavarian State Orchestra – Topic Provided to YouTube by NAXOS of America
ヘルベルト・ブロムシュテット シュターツカペレ・ドレスデン 😘
ベートーヴェン:交響曲第4番 ヘルベルト・ブロムシュテット シュターツカペレ・ドレスデン 1978年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Herbert Blomstedt Staatskapelle Dresden
ブロムシュテットさんの演奏は、適度な弾力があり、しなやかで残響の良さと共に膨らみ、低弦のまろやかさも感じられるものです。また、じわじわっと、地熱のように熱くなっていきます。ベートーヴェンの交響曲のなかで、マイナーな4番ですが、ワタシ的には、7番、8番と共に9番の合唱より好き。冒頭の序奏部分で、どれだけ満足感が得られるかで、その演奏を測っているところがあります。
「しぃ~しぃ~しぃ~ しぃぃ~っ」と叫ぶように強調されるところ。「れぇ~ れぇ~ れっれっ れっれれれれっ~っ」て走っていくところの場面は、猛烈にテンションがあがります。お武士さんたちが、気合いを入れて、いざっ!と、突っ込んでいく気迫を感じたくって、聴いているかもしれません。午後からのプレゼンに備えて、気合いを入れる、お昼ご飯を食べているときに聴いて、やるぜーっ。納得させるぜーってね。こんな聴き方でゴメンナサイ。
4番後半は、豪壮だけど優美であって欲しい。羽が生えているような感じで、モーツァルトっぽい可愛さ、柔らかい音が欲しい。木管の合いの手は、可愛く入ってきて欲しい。そんなに一杯、要望には応えられませんと言われそうですが、外側はガシガシ、中身は繊細で柔らかくあって欲しいです。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集 ブロムシュテット カペレ 1975年~80年録音5枚組BOX 1番1979年、3番76年、2番79年、4番78年、5番77年、6番77年、7番75年、8番78年、9番79年~80年録音 ブリリアント(Brilliant Classics)レーベルから発売されている5枚組BOXを所有 出典:YouTube Beethoven Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 シュターツカペレ・ドレスデン – トピック Staatskapelle Dresden – Topic Provided to YouTube by Kontor New Media GmbH
レナード・バーンスタイン ウィーン・フィル 😅
ベートーヴェン:交響曲第4番 レナード・バーンスタイン ウィーン・フィル 1978年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Leonard Bernstein Wiener Philharmoniker
バーンスタインさんの演奏は、熱いんだけど、ドスコイ状態でバタバタしています。ゴリゴリ、馬車ウマのような馬力があり、猛烈と土煙をあげて走っていく感じです。情熱的なのはわかるが、ここまで、ドスコイで演奏しなくても、良いのではないかしら。これが、ウィーン・フィルなの? うっそーという感じです。あの優美な姿をかなぐり捨て、土を耕すような。ある意味、これをウィーン・フィルに演奏させちゃったというのは、すごいです。想定外でした。
CDカップリング:ベートーヴェン 交響曲全集 1977~79年VPOライブ5枚組BOX 1番、3番、2番、4番、5番1977年、6番、7番、8番、9番 5番以外は1978年録音 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
オイゲン・ヨッフム ロンドン交響楽団
ベートーヴェン:交響曲第4番 オイゲン・ヨッフム ロンドン交響楽団 1977年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Eugen Jochum London Symphony Orchestra
ベートーヴェン交響曲全集は、1952年~61年 ベルリン・フィル バイエルン放送響 グラモフォン、1967年~69年 コンセルトヘボウ フィリップス、1976年~79年 ロンドン響 EMI 少なくとも三種類があったと思います。CD棚を探してみたんだけど。また、探します。(謝) 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B-flat major, Op. 60. LSO, Eugen Jochum. Rec. 1977 Mikhail Sayamov
ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィル
ベートーヴェン:交響曲第4番 ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィル 1977年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Herbert von Karajan Berliner Philharmoniker
ベートーヴェン交響曲全集1970年代6枚組BOX 75年~77年録音 交響曲第1番、4番、エグモント序曲、第2番、第7番、第3番、レオノーレ序曲第3番、交響曲第5番、8番、フィデリオ序曲、交響曲第6番、コリオラン序曲、プロメテウスの創造物序曲、アテネの廃墟序曲、交響曲第9番 序曲は65年、69年録音 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B Flat Major, Op. 60 (Recorded 1977) ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
カール・ベーム ウィーン・フィル
ベートーヴェン:交響曲第4番 カール・ベーム ウィーン・フィル 1972年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Karl Böhm Wiener Philharmoniker
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集1970年代6枚組BOX ベーム VPO 交響曲第1番、2番、第3番、エグモント序曲、コリオラン序曲、プロメテウスの創造物序曲、痔亜4番、5番、第6番、レオノーレ序曲第3番、フィデリオ序曲、交響曲第7番、8番、9番 1970年~72年録音 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 In B Flat, Op. 60 Herbert von Karajan Provided to YouTube by Universal Music Group
ゲオルグ・ショルティ シカゴ交響楽団
ベートーヴェン:交響曲第4番 ゲオルグ・ショルティ シカゴ交響楽団 1972年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Georg Solti Chicago Symphony Orchestra
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集1970年代6枚組BOX 72年~74年録音 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B Flat Major, Op. 60 シカゴ交響楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
ルドルフ・ケンペ ミュンヘン・フィル 🙄
ベートーヴェン:交響曲第4番 ルドルフ・ケンペ ミュンヘン・フィル 1971年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Rudolf Kempe Münchner Philharmoniker
ケンペさんの演奏は、一本気のあるというか、男気のあるというか、硬い芯が一本通った演奏だと思います。ホント、この方の演奏は、怖い。槍で突かれているような気分です。序奏部分は遅いのですが、主部に入るやいなや、遅いくせに猛進してきます。重心がかなり下の方にあって、バタバタというより、ズリズリ。
第2楽章も、んたら たらら~と歌謡風に揺れるところもあるのですが、硬いというか強いというか。音が上にあがらないんです。重すぎる感じです。木管の美しさが際立っているのですが。そして、後半楽章が速いんですよね。ええ~ どうなってしまったの。今頃、遅いって気づいたのかしら。イマイチ、この考えがわかりません。
4番は、3番の「英雄」と、5番の「運命」に、はさまれているので~ ギリシャの乙女でしたっけ。慌ててウィキペディア(Wikipedia)で調べると、ベートーヴェンの交響曲の中では、古典的な均整の際立つ作品で、シューマンは、「二人の北欧神話の巨人(第3番と第5番のこと)の間にはさまれたギリシアの乙女」と、例えたと伝えられています。ワタシのイメージとは異なるのですが、ベートーヴェンって、かなり筋肉質ですもんね。まっ、性別は関係ないか。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲第2番、4番 ベートーヴェン交響曲全集 交響曲第1番72年、5番71年、2番72年~73年、4番73年、3番72年、プロメテウスの創造物序曲72年、エグモント序曲71年、交響曲第6番72年、レオノーレ序曲第3番71年、交響曲第7番71年、8番72年、9番1973年録音出典:YouTube Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 ルドルフ・ケンペ – トピック Provided to YouTube by Warner Classics
ハンス・シュミット=イッセルシュテット ウィーン・フィル 😍
ベートーヴェン:交響曲第4番 ハンス・シュミット=イッセルシュテット ウィーン・フィル 1968年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Hans Schmidt-Isserstedt Wiener Philharmoniker
イッセルシュテットさんの演奏は、録音状態が極上と言ってもよいレベルで、60年代のウィーン・フィルの豊穣な響きと、品のあるしなやかさ。豊かな色彩と優美さで驚くばかりです。奇蹟レベルで、次世代にも受け継いでもらいたい演奏だと思います。
CDカップリング:ベートーヴェン 交響曲全集、ピアノ協奏曲全集、ヴァイオリン協奏曲ほか8枚組BOX エグモント序曲1967年、ピアノ協奏曲第1番58年、献堂式序曲66年、ピアノ協奏曲第2番59年、3番58年、5番「皇帝」59年、レオノーレ序曲第3番69年、交響曲第1番65年、ピアノ協奏曲第4番58年、交響曲第2番68年、6番「田園」67年、3番「英雄」68年、8番68年、4番66年、7番69年、ヴァイオリン協奏曲 ヴァイオリン:シェリング ロンドン響65年、交響曲第5番「運命」68年、9番「合唱付き」1965年録音 ピアノ:バックハウス 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィル 🙂
ベートーヴェン:交響曲第4番 ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィル 1962年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Herbert von Karajan Berliner Philharmoniker
カラヤンさんの60年代の演奏は、柔らかすぎず、硬すぎず、速すぎず、遅すぎず、って感じでしょうか。適度に厚みのある響きがしていますが、ゴリゴリ感はないです。木管フレーズが綺麗だし、ティンパニと低弦の響きは、適度に引き締まってバタバタしています。媚びる風でもなく、愉悦性はソコソコ。流麗でもないし、厳しく嶮しい演奏でもないし、楽しそうに聞こえないし、かといって難癖をつけるような演奏でもないし。中庸って言葉が似合わない指揮者なので中庸とは言い難いし、かといって当然のごとく平均以上だし。コメントが難しい意外と普通ぽい演奏です。
CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集5枚組BOX 交響曲第1番1961年、2番61年、3番62年、4番62年、5番62年、6番62年、7番62年、8番62年、9番62年録音 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
ピエール・モントゥー ロンドン交響楽団 😘
ベートーヴェン:交響曲第4番 ピエール・モントゥー ロンドン交響楽団 1961年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Pierre Monteux London Symphony
モントゥーさんの演奏は、懐の深い良い響きがあって、明るく元気で愉悦性が感じられ、のびのび。適度にバタバタした雰囲気を醸し出していますが、とても恰幅のある演奏で、横綱相撲って感じの立派な演奏です。大変気持ち良く聴けます。CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集(1番、3番、6番、8番はウィーン・フィル 2番、4番、5番、7番はロンドン響)、フィデリオ序曲、エグモント序曲、シュテファン王序曲 序曲はロンドン響 1957年~61年録音、交響曲第9番 ロンドン響1962年録音 出典:YouTube Beethoven: Symphony No. 4 in B flat, Op. 60 London Symphony Orchestra Provided to YouTube by Universal Music Group
フランツ・コンヴィチュニー ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 🙂
ベートーヴェン:交響曲第4番 フランツ・コンヴィチュニー ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 1961年
Beethoven: Symphony No.4 in B-Flat Major,Op.60 Franz Konwitschny Gewandhausorchester Leipzig
コンヴィチュニーさんの演奏は、ゲヴァントのくすんだ渋ーい音がします。カッチリした剛毅な演奏です。CDカップリング:ベートーヴェン交響曲全集、プロメテ、レオノー序曲1番、3番、フィデリオ序曲、コリオラン 6枚組BOX 1959~61年録音 出典:YouTube Symphony No. 4 in B-Flat Major, Op. 60 フランツ・コンヴィチュニー – トピック Provided to YouTube by NAXOS of America
ベートーヴェン:交響曲第4番【ディスク情報】
1961年 コンヴィチュニー ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 BERLIN
1961年 モントゥー ロンドン交響楽団 Dec
1962年 カラヤン ベルリン・フィル G
1968年 S=イッセルシュテット ウィーン・フィル Dec
1971年 ケンペ ミュンヘン・フィル EMI
1972年 ショルティ シカゴ交響楽団 Dec
1972年 ベーム ウィーン・フィル G
1977年 カラヤン ベルリン・フィル G
1977年 ヨッフム ロンドン交響楽団 Disky
1978年 バーンスタイン ウィーン・フィル G
1978年 ブロムシュテット シュターツカペレ・ドレスデン DS
1982年 C・クライバー バイエルン国立管弦楽団 ORFEO
1983年 スウィトナー シュターツカペレ・ベルリン BERLLIN
1985年 ムーティ フィラデルフィア管弦楽団 EMI
1986年 ホグウッド エンシェント室内管弦楽団 OL
1987年 ハイティンク コンセルトヘボウ管弦楽団 Ph
1987年 ショルティ シカゴ交響楽団 Dec
1988年 ヴァント 北ドイツ放送交響楽団 R
1988年 アバド ウィーン・フィル G
1989年 プレヴィン ロイヤル・フィル R
1990年 ブリュッヘン 18世紀オーケストラ Ph
1991年 サヴァリッシュ コンセルトヘボウ EMI
1992年 チェリビダッケ ミュンヘン・フィル EMI
1993年 C・デイヴィス シュターツカペレ・ドレスデン Ph
1999年 バレンボイム シュターツカペレ・ベルリン TELDEC
2001年 アバド ベルリン・フィル G
2002年 ラトル ウィーン・フィル EMI
2005年 イン・マゼール アニマ・エテルナ ZigZag
2005年 パーヴォ・ヤルヴィ ドイツ・カンマ-フィル R
2006年 ハイティンク ロンドン交響楽団 LSO
2009年 ティーレマン ウイーン・フィル SC
2009年 シャイー ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団 Dec
2012年 ヤンソンス バイエルン放送交響楽団 BR
2014年 ケント・ナガノ モントリオール交響楽団 SC
2015年 ラトル ベルリン・フィル ベルリン・フィル 未掲載
2019年 ネルソンス ウィーン・フィル G
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