ベリオ:シンフォニア(8人の声と管弦楽のための)【聴いてみよう】Berio: Sinfonia for 8 Voices and Orchestra

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ベリオ:シンフォニア(8人の声と管弦楽のための)【YouTube】

出典:YouTube Berio – Sinfonia 3rd movement orangejamtw Pappano cond. Orchestra of the Academy of Santa Cecilia, Rome and Swingle Singers in 2007’s Proms

出典:YouTube Zimmerman Photoptosis & Berio Sinfonia – Royal Concertgebouw Orchestra [HD]
AVROTROS Klassiek Koninklijk Concertgebouworkest en Synergy Vocals o.l.v. Ed Spanjaard
Vrijdag 10 december 2010 Concertgebouw Amsterdam

ベリオ:シンフォニア(8人の声と管弦楽のための)【名盤・おすすめ】

ペーテル・エトヴェシュ エーテボリ交響楽団 😯

ベリオ:シンフォニア(8人の声と管弦楽のための) ペーテル・エトヴェシュ エーテボリ交響楽団 2004年
ロンドン・ヴォイセズ London Voices Berio: Sinfonia for 8 Voices and Orchestra Peter Eötvös Gothenburg Symphony Orchestra 

久しぶりに、サブスクを利用して、ベリオのシンフォニアを拝聴したのですが、うーん、聴いただけという感じで終わってしまいました。まだまだ馴染めません。特に、休止後の音が怖くて~。鳥肌ものです。CDカップリング ベリオ シンフォニア、エクフラシス(管弦楽のためのコンデイヌオⅡ)2004年 出典:YouTube Berio: Sinfonia
エーテボリ交響楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

セミヨン・ビシュコフ パリ管弦楽団 😯

ベリオ:シンフォニア(8人の声と管弦楽のための) セミヨン・ビシュコフ パリ管弦楽団 1994年
エレクトリック・フェニックス Electric Phoenix Berio: Sinfonia for 8 Voices and Orchestra Semyon Bychkov Orchestre de Paris

ビシュコフさんの演奏だけでなく、まだ、どなたの演奏であっても、この楽曲には馴れていません。せめて~ということで、マーラーの「復活」の断片が、わかりやすいと思われる第3楽章を聴いてみたり、数度、繰り返して聴いてみたり。一応、聴いてみるもののお手上げですねえ。やっぱり。歯が立ちません。感情を乗せる曲でもなく、別の視点やアプローチで考えないとダメですね。BGMにも適しませんしねえ。オペラを見ているって感じかなあ。解るとか解らないとか、そんなこと興味も、関係もないみたいに存在する楽曲です。CDカップリング ベリオ カンティクム・ノヴィッシミ・テスタメンティ(最新約の歌)II、シンフォニア 1994年 出典:YouTube Berio: Sinfonia エレクトリック・フェニックス – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

ピエール・ブーレーズ フランス国立管弦楽団 😮

ベリオ:シンフォニア(8人の声と管弦楽のための)ピエール・ブーレーズ フランス国立管弦楽団 1984年
ニュー・スウィングル・シンガーズ Berio: Sinfonia for 8 Voices and Orchestra Pierre Boulez Orchestre national de France 

ベリオのシンフォニアは、作曲家のお遊び、余興のような楽曲です。フランス語がわかる方なら、それなりに楽しめるのかもしれませんが、フランス語の語りだけでなく、8人の混声合唱団というか重唱というか。人の声が入ってきたり、パラパラとした音が、パッチワークのようにちりばめられています。

マーラーの2番の一節が鳴らされている一方、ブツブツとした呟きが入っており。はあ? なにこれって感じなのです。マーラーは馴染みのある楽曲なので、おおっ ここっ! これならばわかる。マーラーは、わかりますよん。まあ、断片的でなので、カタチは変わっているんですけどね。でも、そこで、ワタシは終了! CDカップリング:ベリオ シンフォニア、アインドリュッケ 出典:YouTube Berio : Sinfonia : I フランス国立管弦楽団 – トピック
Provided to YouTube by Warner Classics International

リッカルド・シャイー コンセルトヘボウ管弦楽団 😮

ベリオ:シンフォニア(8人の声と管弦楽のための) リッカルド・シャイー コンセルトヘボウ管弦楽団 1989年
Berio: Sinfonia for 8 Voices and Orchestra Riccardo Chailly Royal Concertgebouw Orchestra

シャイーさんが、天下の名器であるコンセルトヘボウと録音されたゲンダイオンガクです。ワタシが購入したCDは、コンピレーション 入門編の抜粋です。で、ベリオのシンフォニアは、マーラーの復活の引用が、はっきりとわかる楽曲で、これには苦笑い。へえ~と驚き、興味をそそられました。ベリオのシンフォニアからは、5楽章あるうち3楽章だけの収録ですが、これで充分かも。

せっかくなので、もちろん、全曲を聴きたいところですが、やはりとっつきづらいですね。意外性を持って楽しめますが、かなりの上級者向けの楽曲だと思います。シンフォニアの第3楽章は、マーラーの交響曲第2番「復活」の第3楽章のフレーズが聞こえてきます。しばらく聴いていると、ん? ストラヴィンスキーの春の祭典なの?という気もしますが、どうも素人の駄耳では、全てを明確にすることができず、沈没~しました。興味のある方は、どうぞ最後までお聴きください。

CDカップリング:
1  マーラー 交響曲第6番 イ短調「悲劇的」第3楽章
2  ウェーベルン 夏風の中で
3  シェーンベルク 管弦楽のための5つの小品 第3曲「色彩」(湖畔の夏の朝)
4  シェーンベルク 管弦楽のための5つの小品 第4曲「急転換」
5  モソロフ 鉄工場
6  ショスタコーヴィチ タヒチ・トロット(二人でお茶を)
7  ラヴェル ボレロ
8  メシアン トゥーランガリラ交響曲 第5楽章 星たちの血の喜悦
9  ベリオ シンフォニア 第3部
10  シュニトケ 合奏協奏曲第3番第1楽章
出典:YouTube Berio: Sinfonia for 8 Voices and Orchestra

ルチアーノ・ベリオ ニューヨーク・フィル 😟

ベリオ:シンフォニア(8人の声と管弦楽のための) ルチアーノ・ベリオ ニューヨーク・フィル 19668年
スウィング・シンガーズ The Swingle Singers Berio: Sinfonia for 8 Voices and Orchestra Luciano Berio New York Philharmonic Orchestra

作曲家ご自身の演奏で、サブスクを利用して拝聴したのですが、他の演奏と比べて、8名の声のボリュームが大きく収録されており、それだけで受けるインパクトが大きく違います。まあ、気持ちの悪さが増大するってことにも繋がるので、一概に嬉しいというわけではないのですが。作曲家の作曲意図が汲み取れないワタシなので~ 曲想がわかんないーっ。仕事から帰って、リフレッシュするために聴く曲としても、休日の昼に聴くにも、適してないしなあ。もちろん、深夜に聴くのも、ちょっと怖すぎる曲です。

聴く季節と時間、チョイスするタイミングが、超ムズイ曲だわねえ。せっかく作曲家ご自身の演奏を聴きながら、文句ばっかりで申し訳けありませんが、でも、ホントなんだもん。あっこの演奏は、4楽章で終わりです。ん、なんで~?
出典:YouTube Sinfonia: Section ルチアーノ・ベリオ – トピック Provided to YouTube by Masterworks

ベリオ:シンフォニア(8人の声と管弦楽のための)【解説】

ベリオのシンフォニア(8人の声と管弦楽のための)は、バリバリのゲンダイオンガクです。マーラーの交響曲第2番復活の一部だと、すぐにわかる部分がありますが、それ以外は、う~ わからん! わかりません。ルチアーノ・ベリオ(Luciano Berio)は、1925年生まれのイタリアの作曲家です。で、シンフォニアは、1968年~69年に作曲されており、ニューヨーク・フィルの創立125周年記念として委嘱された作品で、次の五つの楽章で構成されています。

第一部 フランス語の歌詞 クロード・レヴィ=ストロースの「生のものと、料理されたもの」から引用
第二部 O Kingの副題。キング牧師の名前を歌詞の素材として使用
第三部 マーラーの交響曲第2番第三楽章を元に多種多様な曲をコラージュした楽章
第四部 第一部の歌詞を抜粋。第二部と対になっている
第五部 第一部から第四部までを再構成

キーン ドシャーン!という過激な音はありません。全体的にコラージュというか、ツギハギ状態で 5つの楽章になっています。多彩で、複層的、不思議な響きが漂います。ある意味、作曲家の高度な遊戯という気がします。さて、どこまでわかるかな~ なんて問いかけられているような気がするのです。David Osmond-Smithさんの著書によれば、使われている曲には次のようなものがあるそうです。ワタシには、さーっぱりでゴザイマス。(登場順)

シェーンベルク 5つの管弦楽曲第4曲「急転」
マーラー 交響曲第4番第1楽章冒頭
ドビュッシー 交響詩「海」第3楽章
ドビュッシー 交響詩「海」第2楽章
マーラー 交響曲第4番第1楽章
マーラー 交響曲第2番第3楽章
ヒンデミット 室内音楽第4番第5楽章
ベルリオーズ 幻想交響曲第2楽章
ベルク ヴァイオリン協奏曲第2楽章
ブラームス ヴァイオリン協奏曲第2楽章
ラヴェル 「ラ・ヴァルス」
ラヴェル ダフニスとクロエ」
マーラー 交響曲第9番第2楽章
ストラヴィンスキー 「春の祭典」第1部「大地の踊り」
ストラヴィンスキー 「アゴン」~ドゥーブル・パ=ドゥ=カトル~
R・シュトラウス 「ばらの騎士」第2幕
ブラームス 交響曲第4番第4楽章
プスール 「交叉した色調」
バッハ ブランデンブルク協奏曲第1番第2楽章
シェーンベルク 5つの管弦楽曲 第3曲「色彩」
ベルク 「ヴォツェック」第3幕
ベートーヴェン 交響曲第6番第2楽章
ブーレーズ 「プリ・スロン・プリ」 第1曲「賓」
ウェーベルン 「第2カンタータ」第5楽章
シュトックハウゼン 「グルッペン」

へぇ~ そうなのぉ! 曲名だけをみると馴染みの曲もあるにはあるのだが。どこに、その姿があったの? たった1つの和音とかで構成されているのかもしれないし、探してみるのも面白いかもしれませんが、かなり上級編で、風変わりな楽曲でございました。

ベリオ:シンフォニア(8人の声と管弦楽のための)【ディスク情報】

1968年 ルチアーノ・ベリオ ニューヨーク・フィル SC
1989年 シャイー コンセルトヘボウ管弦楽団 Dec
1984年 ブーレーズ フランス国立管弦楽団 E
1994年 ビシュコフ パリ管弦楽団 Ph
2004年 ペーテル・エトヴェシュ エーテボリ交響楽団 G

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