ベルリオーズ:序曲「海賊」【YouTube】
パーヴォ・ヤルヴィ パリ管弦楽団
ベルリオーズ:序曲「海賊」パーヴォ・ヤルヴィ パリ管弦楽団 2013年プロムスでのコンサートの模様です。8分09秒の動画です。出典:YouTube Berlioz – Le corsaire, overture, Op 21 – Järvi Classical Vault 1
「ウィーン・フィル・サマー・ナイト・コンサート」2023 ヤニック・ネゼ=セガン ウィーン・フィル
ベルリオーズ:序曲「海賊」 ヤニック・ネゼ=セガン ウィーン・フィル 2023年 ライブ
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 Yannick Nézet-Séguin Wiener Philharmoniker
Sommernachtskonzert 2023 6月8日に開催されたシェーンブルン宮殿前でのコンサートの模様です。
出典:YouTube Le Corsaire Overture, Op. 21, H. 101 Yannick Nézet-Séguin – トピック Provided to YouTube by Sony Classical
ベルリオーズ:序曲「海賊」【名盤・おすすめ】
レナード・スラットキン 国立リヨン管弦楽団 😘
ベルリオーズ:序曲「海賊」 レナード・スラットキン 国立リヨン管弦楽団 2011年
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 Leonard Slatkin Orchestre National de Lyon
スラットキンさんの演奏は、なんて繊細な海賊なのでしょう。美しすぎるう~と唸ってしまいました。高音域の弦のしなやかさと繊細さに、ころっと参ってしまいます。そよぐ帆船の上に佇んで、うっとりしているような海賊ですが、ブンジャカ鳴らないところが、アプローチの違いと個性でしょう。主題が変わるところでは、ジャーンっと音が被ってくるのがオツです。明るくてスマートな現代的な海賊です。ふふっ、これもありだと思いました。
CDカップリング:ベルリオーズ序曲「海賊」、幻想交響曲、幻想交響曲第2楽章舞踏会 コルネット オブリガート付き 2011年録音 出典:YouTube Le corsaire, Op. 21 リヨン国立管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by NAXOS of America
コリン・デイヴィス シュターツカペレ・ドレスデン 😒
ベルリオーズ:序曲「海賊」C・デイヴィス シュターツカペレ・ドレスデン 1997年
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 Colin Davis Sächsische Staatskapelle Dresden
コリン・デイヴィスさんの演奏は、カペレ(シュターツカペレ・ドレスデン)のまろやかで、木質的な響きがベースにあるので、もっと、シャンシャン、ドンドンっと色彩鮮やかに豪快に鳴っている方が、好みですね。いやいや~っ、これぐらいでちょうど良いよと、おっしゃる方もおられるでしょうが、燻し金的で渋いおじさま、通好みという演奏だと思います。
しかし、テンポは遅めです。ちなみに、クーベリック盤は8分27秒、ミョンフン盤は8分41秒、デイヴィス盤は8分44秒とクレジットされていますし、他にデュトワ盤や、パレー盤もあって勢いある演奏をする指揮者が多いです。なので、数字にしたら極端に遅いわけでもないかもしれませんが、数字に表れないというのが音楽の怖さでもあります。C・デイヴィスのカペレ盤は、精気がない、覇気に欠けている演奏だと感じました。残念ですぅ。
CDカップリング:ベルリオーズ 序曲「宗教裁判官」、序曲「ウェーバーリ」(ウェーヴァリー)、序曲「リア王」、序曲「ローマの謝肉祭」、歌劇「ベアトリスとベネディクト」序曲、序曲「海賊」、歌劇「ベンヴェヌート・チェルリーニ」序曲(ベンヴェヌート・チェッリーニ) 出典:YouTube Berlioz Overtures: Le Corsaire, Op. 21 Sir Colin Davis – トピック Provided to YouTube by Sony Classical/Sony Musicp
アレクサンダー・ギブソン ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 🙄
ベルリオーズ:序曲「海賊」アレクサンダー・ギブソン ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 1984年Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 Alexander Gibson Royal Scottish National Orchestra
A・ギブソンさんの演奏は、録音状態が、ちょっとイマイチです。最初の出だしは、勢いがあるのですが、速いあまりに、ちょっとばらけてしまった感があります。語尾が、はしょり気味です。でも、カップリングが良かったのです。海がテーマのシャンドスの廉価版で「Sea scapes」とタイトルされたオムニバス盤で、マイブームになったCDです。海をテーマにした楽曲、それも、イギリスの作曲家を主に収録しています。オムニバス形式のCDは、楽しい偶然の出会いがあります。また聴いてみましょう!
CDカップリング:1 メンデルスゾーン:「フィンガルの洞窟」A・ギブソン ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 2 バックス:「地中海」ブライデン・トムソン ロンドン・フィル 3 フランク・ブリッジ:「海」シースケープ ヴァーノン・ハンドリーアルスター管弦楽団 4 V・ウイリアムス:「海の歌」ジョージ・ハースト ボーンマス・シンフォニエッタ 5 ブリテン:「ピーター・グライムズ」4つの海の間奏曲~日曜日の朝~ ハンドリー アルスター管 6 ベルリオーズ: 序曲「海賊」A・ギブソン ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 7 シベリウス:交響詩「海の精」A・ギブソン ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管弦楽団 8 ブリテン: 「ピーター・グライムズ」より 4つの海の間奏曲~嵐~ ハンドリー アルスター管 9 バックス:交響詩「ティンタジェル城」ブライデン・トムソン アルスター管弦楽団 出典:YouTube Le corsaire, Op. 21
ロイヤル・スコティッシュ管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by NAXOS of America
アレクサンダー・ギブソン ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 😘
ベルリオーズ:序曲「海賊」アレクサンダー・ギブソン ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団 1995年
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 Alexander Gibson Royal Philharmonic Orchestra
このA・ギブソンさんの演奏は、シャキシャキして、拾いモノっ!と思った演奏です。また、序曲「海賊」だけでなく、ベルリオーズの序曲集全般に、爽快さと活きの良さが表れています。Amazon取り寄せの安い輸入盤でしたが、一気に聴かせてくれます。この楽曲は、ホント、出だしが命です。出だしのティンパニーがと叩かれた後に、いきなり快速に走り出す弦のキレの良さ。これが求められます。
合いの手を入れる木管も爽快。全体的に、ピチピチ、シャキシャキ、とれとれ状態の粋な演奏です。ロイヤル・フィルの廉価版は、掘り出しものが多く侮れません。官能的なフレーズは、ミュンフンさん、華麗さは、デュトワさん、というように代表的な演奏が多いなか、颯爽と聴かせる快感があります。このCDにカップリングされている歌劇「ベンヴェヌート・チェリーニ」序曲を聴くと、ドンドン感もあるし、総体的に良いと思います。
CDカップリング:ベルリオーズ序曲集(全6曲)歌劇「ベンヴェヌート・チェリーニ」序曲、序曲「宗教裁判官」、 序曲「海賊」、歌劇「ベアトリスとベネディクト」序曲、序曲「ウェーヴァリー」、序曲「リア王」 出典:YouTube Hector Berlioz: Le corsaire, Op.21: Overture Royal Philharmonic Orchestra Provided to YouTube by Entertainment One Distribution US
チョン・ミョンフン パリ・バスティーユ管弦楽団 🙂
ベルリオーズ 序曲「海賊」チョン・ミョンフン パリ・バスティーユ管弦楽団 1994年
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 Myung-Whun Chung Orchestre de l’Opéra de la Bastille(Bastille Opera Orchestra)
ミョンフン(ミュンフン)さんの演奏は、スピード感が抜群です。弦とコミカルに合いの手を入れてくる木管。その後、いったん鎮まってからの官能的なフレーズが良い思います。まどろみの世界に誘う息の長いフレーズが、なんとも言えない官能性があり、揺れ動きながら昇ります。ホント息が長い。なんとなく邦楽的というか横笛的な雰囲気があり、単に膨らませているのではないですね。自然に消えるのを待って、消える直前で次の音を出してくるような、そんな感じです。あとは、天皇賞レースのように快速に飛ばして、ホント痛快。
ティンパニーの音が、しっかり硬めに叩かれて収録されていれば、言うことないのですが、なぜか、ティンパニーは埋もれがち。もっと豪快だったらなあ。ブンチャ ブンチャというのが強くないので惜しいかも。重量感が少なく、逆張りでアプローチしたのかもしれませんが、どうも軽すぎるかもしれません。まあ速さは抜群ですね。ゲートから猛ダッシュで、あっという間の8分13秒、ぶっちぎりで~ゴールインでした。
CDカップリング:べルリオーズ 歌劇「ベンウェヌート・チェルリーニ(ベンヴェヌート・チェッリーニ)」序曲、序曲「ローマの謝肉祭」、「海賊」、「イタリアのハロルド」ヴィオラ:ローラン・ヴェルネイ
出典:YouTube Berlioz: Overture “Le corsaire”, Op.21 チョン・ミョンフン – トピック Myung-Whun Chung – Topic Provided to YouTube by Universal Music Group
ミシェル・プラッソン トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団 🤩
ベルリオーズ:序曲「海賊」ミシェル・プラッソン トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団 1989年
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 Charles Dutoit Orchestre Symphonique de Montreal
プラッソンさんの演奏は、冒頭の飛び出しが大成功っ! 驚くほど、素速いですね。で、そこからが、ゆったり~と演奏されます。穏やかに息の長いもので、そこまで長いのかと驚くほど。で、木管フレーズになったらオチャメです。弦の素早さが復活してくるのです。金管が前倒しで登場するような感じで、前のめりでグイグイ来ます。また、お洒落で、弦の旋律が軽やかなのが醍醐味です。これは、ドイツ系のオケでは味わえないかもしれません。弦の軽やかさと色彩感が嬉しい演奏です。
CDカップリング:ベルリオーズ 幻想交響曲、序曲「ローマの謝肉祭」、序曲「海賊」1989年 出典:YouTube Symphonie fantastique, Op. 14, H 48 ミシェル・プラッソン – トピック Provided to YouTube by Warner Classics
シャルル・デュトワ モントリオール交響楽団 🥰
ベルリオーズ:序曲「海賊」シャルル・デュトワ モントリオール交響楽団 1987年
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 Charles Dutoit Orchestre Symphonique de Montreal
デュトワさんの演奏は、綺麗でクリアーで、色彩感もすごい。曲の出だしは、まるで天皇賞の競走馬のレースみたいで、いきなりゲートが開いて、猛ダッシュ。もう凄いっ。凄いのひとこと。綺麗にまとまっていて、全馬一斉にスタートという感じで、前につんのめっていない。ロマンティックで官能的な旋律は、短めのセンテンスに区切って、センテンスごとに、ふわ~っと描いていくもの。浮遊感、揺らめきのあるフレージングとなっています。
またまた快速で飛ばして、まるで空中戦の状態に。マストからマストへ飛び移り、帆船のうえで、チャンバラしている冒険活劇の模様になっています。弦のきめの細かい、密度の高い演奏は、メチャメチャ綺麗ですね。「ん~タラ ん~タラ ん~タラ ん~タラタラタラ」助走しているところで、ぐっとエネルギーをためてる感じで、ワクワク。
また、音の破裂音が、適度に小気味よく響きます。奥行きのある録音で、低音の木管もボコボコ、ペコペコと良く聞こえますし、弦が明るく、低弦の軋んだ音、チューバのごつい響きも、金管の華やかな音の響きも、総体的に彩度の高い風合いの音が、曲想にマッチしているようです。冒険活劇風の演奏で、理屈抜きに楽しかったです。
CDカップリング:ベルリオーズ「イタリアのハロルド」、序曲「ロブ・ロイ」、序曲「海賊」 出典:YouTube
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 モントリオール交響楽団 トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
アンドレ・プレヴィン ロンドン交響楽団 😘
ベルリオーズ 序曲「海賊」アンドレ・プレヴィン ロンドン交響楽団 1974年~76年
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 André Previn London Symphony Orchestra
プレヴィンさんの演奏は、持ち味のリズム感にあふれて愉悦性の高い演奏です。色彩的には、極彩色に近い彩度の高いデュトワさんの演奏に比べると、シックですが、特に、中高年向き冒険活劇風というおとなしさがあります。ドンドン、バンバンっと、リズミカルになってくるティンパニーが暴れずに、いささかソフト。低弦の響きに重厚さもありますが、落ち着いて聴くことができる演奏です。
CDカップリング:ベルリオーズ 序曲「海賊」、歌劇「ベアトリスとベネディクト」序曲、序曲「ローマの謝肉祭」、「ベンヴェヌート・チェルリーニ」序曲、序曲「宗教裁判官」 出典:YouTube Le Corsaire, Op. 21, H 101
アンドレ・プレヴィン – トピック Provided to YouTube by Warner Classics
コリン・デイヴィス ロンドン交響楽団 🙂
ベルリオーズ 序曲「海賊」コリン・デイヴィス ロンドン交響楽団 1965年
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 Colin Davis London Symphony Orchestra
ベルリオーズの作品復活に、C・デイヴィスさんが活躍されたことは有名です。Wikipedia(ウィキ)には、ベルリオーズの作品は、1960年代から1970年代にかけて復活を遂げたが、これはイギリスの指揮者コリン・デイヴィスの奮闘によるところが大きい。デイヴィスが、ベルリオーズの全作品を録音したため、従来あまり知られていなかった作品にも光が当てられた。歌劇「トロイアの人々」の録音は、最初の全曲録音であったと記載されています。
こんなに楽しい楽曲が埋もれていたことが、今では信じられないのですが~ ベルリオーズの序曲集は、劇的効果の高い、わくわくする曲が多いです。リストの交響詩に負けない、近年の映画音楽にも負けない、いや元祖ではないかと思うほどの愉悦性さを持っています。ホント、夏の子供向け演奏会の1曲目にとりあげてもらうと、ノリノリでテンションがあがると思います。で、このロンドン響の演奏は、後年のカペレとの演奏よりも、勢いあり熱量も違います。ただし、録音状態はイマイチでした。
CDカップリング:ベルリオーズ 序曲「リア王」、宗教裁判官、ローマの謝肉祭、ウェイヴァリー、「海賊」 出典:YouTube Berlioz: Overture “Le corsaire”, Op. 21 London Symphony Orchestra Provided to YouTube by Universal Music Group
ラファエル・クーベリック バイエルン放送交響楽団 🙂
ベルリオーズ 序曲「海賊」ラファエル・クーベリック バイエルン放送交響楽団 1962年
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 Rafael Kubelík Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks
モノーラル録音です。ベルリオーズの幻想交響曲のCDの余白に、管弦楽曲がよく収録されていました。おまけ的にカップリングされているのは、「ローマの謝肉祭」が多かったように思います。このCDも、幻想のあとにカップリングされていたのじゃ、序曲「海賊」で、お初だったように記憶します。懐かしいオルフェオの赤盤ですね。
出典:YouTube Le corsaire, Op. 21: Overture ラファエル・クーベリック – トピック Provided to YouTube by NAXOS of America
ジャン・マルティノン パリ音楽院管弦楽団
ベルリオーズ:序曲「海賊」ジャン・マルティノン パリ音楽院管弦楽団 1958年、1960年
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 Jean Martinon Paris Conservatoire Orchestra
出典:YouTube Berlioz: Overture “Le corsaire”, Op. 21 ジャン・マルティノン – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
ポール・パレー デトロイト交響楽団
ベルリオーズ:序曲「海賊」ポール・パレー デトロイト交響楽団
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 Paul Paray Detroit Symphony Orchestra
出典:YouTube Berlioz: Le corsaire Overture, H. 101 デトロイト交響楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
トーマス・ビーチャム ロイヤル・フィル
ベルリオーズ:序曲「海賊」トーマス・ビーチャム ロイヤル・フィル
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 Thomas Beecham Royal Philharmonic Orchestra
出典:YouTube Le Corsaire, Op. 21, H 101 トーマス・ビーチャム – トピック Provided to YouTube by Warner Classics
シャルル・ミュンシュ ボストン交響楽団
ベルリオーズ:序曲「海賊」シャルル・ミュンシュ ボストン交響楽団
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 Charles Munch Boston Symphony Orchestra
出典:YouTube Le corsaire, Op. 21: Overture シャルル・ミュンシュ – トピック Provided to YouTube by RCA Gold Seal
アンドレ・クリュイタンス フランス国立管弦楽団
ベルリオーズ:序曲「海賊」アンドレ・クリュイタンス フランス国立管弦楽団
Berlioz: Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 André Cluytens Orchestre National de la Radiodiffusion Française
出典:YouTube Le Corsaire, Op. 21, H. 101: Overture アンドレ・クリュイタンス – トピック Provided to YouTube by Warner Classics
ベルリオーズの序曲について
ベルリオーズが作曲した序曲は、いくつかあり、他の作品に転用されたものもあります。Wikipediaを基に、整理したので掲載しておきます。
序曲「ウェイヴァリー」作品1 Ouverture ‘Waverley’ 1826年~1828年 オペラは破棄、序曲のみが現存。
序曲「宗教裁判官」 作品3 Ouverture ‘Les fancsjuges’ 1827年 未完となったオペラのうち序曲が現存。「葬送と勝利の大交響曲の第2楽章などに転用されています。
序曲「リア王」 作品4 Ouverture ‘Le Roi Lear’ 1831年 幻想交響曲の完成翌年に作曲されました。
序曲「海賊」 作品21 Overture “Le Corsaire”, Op.21, H.101 1844年(1831年説もあり)
序曲「ロブ・ロイ」 Ouverture ‘Rob Roy’ 1831年 「ロブ・ロイ・マクレガー」とも表記されます。
ベルリオーズ:序曲「海賊」【解説】
ベルリオーズの序曲「海賊」は、地中海沿岸の保養地ニースに滞在していたとき、バイロンの物語詩「海賊」に触発されて、1844年に作曲された演奏会用序曲です。最初のタイトルは「ニースの塔」→「赤毛の海賊」→「海賊」に変更され 出版した1852年に「海賊」に決定。作曲年については、1831年という説もあるようです。構成としては、輝かしい第1主題と、第1ヴァイオリンが奏する静かなメロディ、快活な第2主題で構成されています。古典的な形式ですが、多彩でダイナミックに展開される約7分の楽曲です。ここでも、コルネットが使用されています。
ベルリオーズ:序曲「海賊」【ディスク情報】
? クリュイタンス フランス国立管弦楽団 EMI
? ミュンシュ ボストン交響楽団
? トーマス・ビーチャム ロイヤル・フィル EMI
? ポール・パレー デトロイト交響楽団 マーキュリー
1958年、1960年 ジャン・マルティノン パリ音楽院管弦楽団 Dec
1962年 クーベリック バイエルン放送交響楽団 ORFEO
1965年 コリン・デイヴィス ロンドン交響楽団 Ph
1974年~76年 プレヴィン ロンドン交響楽団 EMI
1987年 デュトワ モントリオール交響楽団 Dec
1989年 プラッソン トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団 EMI
1994年 ミョンフン パリ・バスティーユ管弦楽団 G
1995年 A・ギブソン ロイヤル・フィル RPO
1984年 A・ギブソン スコティッシュ管弦楽団 CHANDOS
1997年 コリン・デイヴィス シュターツカペレ・ドレスデン R
2011年 レナード・スラットキン 国立リヨン管弦楽団 NAXOS
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