ウォルトン:シェークスピア映画音楽を【サクッと】聴いてみよう。Walton: Suite from Henry V, Hamlet, Richard III

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ウォルトン:組曲「ヘンリー五世」【名盤・おすすめ】

アンドリュー・リットン ボーンマス交響楽団 😘

ウォルトン:組曲「ヘンリー五世」  アンドリュー・リットン ボーンマス交響楽団 1995年
Walton: Suite from Henry V Andrew Litton Bournemouth Symphony Orchestra

組曲「ヘンリ五世」は、次の五曲で構成されています。

01 パッサカリア 「ファルスタッフの死」Passacaglia – The Death of Falstaff
02 突撃と戦闘 Charge and Battle of Agincourt
03 彼女の唇に触れて別れなん Touch her soft lips, and part
04 アジンコート・ソング Arr. Muir Mathieson (Excerpts) – Agincourt Song

リットン盤は、ウィンチェスター大聖堂で収録されているので、豊かな残響が入っています。第1曲は、ルネッサンス調のような楽曲で、大太鼓がインパクト大です。第2曲、第4曲は、弦楽合奏のための曲となっています。ちょっとボリュームの調整が難しいのですが迫力があります。

ちなみに、2016年、山田和樹さんがバーミンガム市響と来日した際、アンコールピースは、シェイクスピア没後400年だったので、ヘンリー五世の第4曲だったそうです。(知人が聴いてきました。)弦楽合奏とスペクタル吹奏楽のような曲想に差があります。大聖堂の残響が多くドラマティックです。シェークスピアのファンなら、ぜひ、いちど聴いてみてください。

CDカップリング:ウォルトン ベルシャザールの饗宴、ヘンリー五世、戴冠式行進曲 出典:YouTube Walton: Suite from “Henry V” – Concert Suite from Film Score ボーンマス交響楽団 – トピック Bournemouth Symphony Orchestra – Topic Provided to YouTube by Universal Music Group

ネヴィル・マリナー アカデミー室内管弦楽団 😘

ウォルトン:組曲「ヘンリー五世」  ネヴィル・マリナー アカデミー室内管弦楽団 1990年
Walton: Suite from Henry V Neville Marriner Academy of St Martin in the Fields

マリナーさんの演奏は、組曲版ではなく、ナレーターも合唱も入った本格的なものです。えっ、組曲でささっと聴こうと思っていたのですが、演奏会形式っていう感じでしょうか。プロジェクターで映画を上映し、司会進行役のナレーションがついてて、演奏するって感じです。通して聴くと約1時間ほどかかると思いますが、ご興味のあるかたは、サワリだけでもどうぞ。プロローグを飛ばして第3曲になると、船に乗りますね~ 

気分良く聴いていると、いきなり、時代がかったナレーションが入ってきて、微妙に笑えて面白いんですけど。やっぱり組曲版で聴きたかったでしょうか。出典:YouTube Henry V, A Shakespeare Scenario ネヴィル・マリナー – トピック Provided to YouTube by PIAS

アンドレ・プレヴィン ロイヤル・フィル 😘

ウォルトン:組曲「ヘンリー五世」 アンドレ・プレヴィン ロイヤル・フィル 1986年
Walton: Suite from Henry V Andre Previn  Royal Philharmonic Orchestra 出典:YouTube Henry V Suite (arr. M. Mathieson) Royal Philharmonic Orchestra Provided to YouTube by NAXOS of America

ウィリアム・ウォルトン フィルハーモニー管弦楽団 😘 

ウォルトン:組曲「ヘンリー五世」  ウィリアム・ウォルトン フィルハーモニー管弦楽団
Walton: Suite from Henry V William Walton Philharmonia Orchestra 
CDカップリング:ウォルトン リチャード三世7曲、ヘンリー五世組曲版5曲、スピットファイアー 前奏曲とフーガ2曲、映画音楽ヘンリー五世

作曲家ご自身の指揮による演奏です。で、組曲版と、映画音楽シーンに沿った演奏の二種類が収録されています。ナレーション付き 合唱も入ってきて豪勢なのですが、肝心の映画を拝見していないので、ちょっと困っちゃった。ご参考までに掲載しておきます。不勉強でスミマセン。出典:YouTube Henry V – Suite (arr. Mathieson) (1994 Remastered Version) ウィリアム・ウォルトン – トピック Provided to YouTube by Warner Classics 

ウォルトン:映画音楽「ハムレット」

ネヴィル・マリナー アカデミー室内管弦楽団 😘

ウォルトン:映画音楽「ハムレット」 ネヴィル・マリナー アカデミー室内管弦楽団 1989年
Walton: Hamlet (A Shakespeare Scenario) Neville Marriner Academy of St. Martin in the Fields

クリストファー・パーマー編曲版の演奏です。ウォルトンの楽曲は、ファンファーレの素敵なこと。どの曲も、これに尽きる!って感じでしょうか。ハムレットは悲劇なんで~ ドンビキ状態です。暗すぎて怖すぎて、心理劇ホラーみたいです。書棚にシェークスピアの戯曲本はあるのですが、手が伸びません。ここでは14曲が収録されています。
CDカップリング:ウォルトン 映画音楽「ハムレット」14曲 、お気に召すまま5曲 出典:YouTube Hamlet (A Shakespeare Scenario)  Various Artists – Topic Provided to YouTube by PIAS

ウォルトン:リチャード三世

ネヴィル・マリナー アカデミー室内管弦楽団 😘

ウォルトン:「リチャード三世」 ネヴィル・マリナー アカデミー室内管弦楽団 1989年
Walton: Richard III Neville Marriner Academy of St. Martin in the Fields

クリストファー・パーマー編曲版で、オファンファーレも格好良いし、オルガン付きです。なんだか遠回りしてしまいましたが、マリナーさんとアカデミー室内管弦楽団の演奏を、一括して聴いたら良かったのに、あれこれ探してしまいました。ウォルトン 映画音楽集1 ハムレット、お気に召すまま 映画音楽集2 スピットファイア、ア・ウォータイム・スケッチブック、逃げちゃいやよ、三姉妹、バトル・オブ・ブリテン 映画音楽集3 ヘンリー五世 映画音楽集4 リチャード三世、マクベス ファンファーレと行進曲、バーバラ少佐 という組み合わせのようです。
出典:YouTube Richard III (A Shakespeare Scenario) Various Artists – Topic Provided to YouTube by PIAS

チャールズ・グローヴズ ロイヤル・リバプール・フィル 😘

ウォルトン:組曲「リチャード三世」 チャールズ・グローヴズ ロイヤル・リバプール・フィル 1969年
↑ 映画「リチャード三世」前奏曲、組曲「リチャード三世」6曲
Walton: Richard III Charles Groves Royal Liverpool Philharmonic Orchestra

CDカップリング:ウォルトン スピットファイア 前奏曲、フーガ、喜劇的序曲スカピーノ、戴冠式行進曲王冠、宝玉と王杖、ヨハネスブルク祝典序曲。カプチッチョ・ブルレスコ、映画ハムレット 葬送行進曲、映画「リチャード三世」前奏曲、組曲「リチャード三世」ファンファーレ、奏楽、塔の中の王女、ウィズ・ドラム・アンド・カラーズ、汝の心を知りたい、ラッパは響く

ウィリアム・ウォルトン フィルハーモニー管弦楽団 😘

ウォルトン:組曲「リチャード三世」  ウィリアム・ウォルトン フィルハーモニー管弦楽団
Walton: Richard III William Walton Philharmonia Orchestra 

CDカップリング:ウォルトン リチャード三世7曲、ヘンリー五世組曲版5曲、スピットファイアー 前奏曲とフーガ2曲、映画音楽ヘンリー五世William Walton Philharmonia Orchestra 出典:YouTube Richard III – Prelude (1994 Remastered Version) フィルハーモニア管弦楽団 – トピック
Provided to YouTube by Warner Classics

ウォルトン:シェークスピアの劇曲を元にした映画の音楽【解説】

ウォルトンは、シェークスピア劇を映画化したローレンス・オリビエ主演の映画音楽を担当しており、1944年はヘンリー五世、1948年はハムレット、1955年はリチャード三世を作曲しています。

ヘンリー五世 Henry V 、ハムレット Hamlet、リチャード三世 Richard Ⅲ

1944年のイギリス映画「ヘンリー五世」は、で、シェイクスピアの同名戯曲を映画化したもので、ウィリアム・百年戦争の中盤に劇的勝利を収めたイングランド王ヘンリー五世を主人公とする映画です。ローレンス・オリヴィエが、監督・主演した「シェイクスピア三部作」の第一作。当時は、第二次世界大戦が継続中で、国威発揚を目的をして製作された映画だそうで、イギリス政府からの援助も受けていたそうです。

そうそう、ウォルトンが関わっているのは、1944年作品 ローレンス・オリビエ主演の映画です。1989年製作のケネス・ブラナーさん主演の映画ではないので念のため。ちなみに、ローレンス・オリビエさん主演のヘンリー五世の映画が、YouTubeに掲載されていたのですが、公式ではないので掲載できません。約2時間11分の映画です。

組曲「ヘンリー五世」 Suite from Henry V 組曲版は、次の五曲が収められています。
1 序曲「グローヴ座」 Overture: The Globe Playhouse
2 パッサカリア「ファルスタッフの死」 Passacaglia: Death of Falstaff
3 突撃と戦闘 Charge and Battle
4 彼女の唇に触れて別れなん ”Touch her soft lips and part”
5 アジンコート・ソング Agincourt Song

ちょっと、ホントにサクッと聴いて、いや聴いただけで終わっちゃいました。不勉強すぎたと痛感です。戯曲ぐらい読むべきでした。書物、映画、音楽っていう順番で知識習得に務めるべきでございました。また出直します。スミマセン

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