ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲【YouTube】
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 アンドレス・オロスコ=エストラーダ hr交響楽団(フランクフルト放送響)フルート:セバスチャン・ウィッティバー Sebastian Wittiber いつもお世話になっているhr響のコンサートです。2014年12月12日演奏会の模様です。Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Andrés Orozco-Estrada hr-Sinfonieorchester – Frankfurt Radio Symphony 出典:YouTube Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune ∙ hr-Sinfonieorchester
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲【名盤・おすすめ】
フランソワ=グザヴィエ・ロト レ・シエクル 😘
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 フランソワ=グザヴィエ・ロト レ・シエクル 2018年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 François-Xavier Roth Les Siècles
ロトさんの演奏は、ピリオド奏法によるものですが、さほど違和感がありません。いやー 意外なほどフルートの音色を素直に聴くことができます。ノンビブラートなのに、ふくよかな響きがあって残響もそこそこにありますね。もちろん、ぷつっと切れるところもあるにはあるのですが、フルートだとモダン楽器とさほど差がないのかな~ ど素人の駄耳では、そう思いました。
かといって、わざわざピリオドで聴かなくても良い気がします。(えっ、そんなこと言って良いのかなあ、それじゃ、身も蓋もない発言じゃーないのかと自分でツッコミ・・・また、後日聴いてみます。)CDカップリング:ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲、遊戯、夜想曲 出典:YouTube Prélude à l’après-midi d’un faune, CD 87 Lorenzo Bianchi Chignoli Provided to YouTube by harmonia mundi
フィリップ・ジョルダン パリ国立歌劇場管弦楽団 😘
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 フィリップ・ジョルダン パリ国立歌劇場管弦楽団 2012年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Philippe Jordan Orchestre de l’Opéra National de Paris
ジョルダンさんの演奏は、波打つところが印象に残ります。音の繰り出し方が巧く、物が動く感じがしますね。牧神の午後への前奏曲は、昔の演奏を聴くと、とろん~っとした液体のようですが、最近の演奏は、物理的な感じがします。音が運動体のように聞こえる。そんな感じでしょうか。フルートとヴァイオリンの絡み具体も、面白いと感じます。全体的には乳白色のようですが、そのなかに、これっという聴きどころを用意して、クローズアップさせています。また、その場面を、しっかり精緻に描いているようです。F・ジョルダンさんは、アルミン・ジョルダンさんの息子さんです。これから楽しみですね。出典:YouTube Prélude à l’après-midi d’un faune パリ国立歌劇場管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by naïve classique
ダニエレ・ガッティ フランス国立管弦楽団 😍
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ダニエレ・ガッティ フランス国立管弦楽団 2011年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Daniele Gatti Orchestre National de France
ガッティさんの演奏は、久々に興奮して聴いた演奏です。録音状態は良いし、ホール感たっぷりで、フルートが奥で奏でている間に、ヴァイオリンのフレーズが前に出てきたり、今までに聞えてこなかった音が楽しめる演奏です。フルート、オーボエの音色が、オケの色彩感を大きく左右しますし、印象が変わります。また、フレーズの畳み方というか、はしょり方というか、すばしっこさというか、リズム感によって、心地良かったり船酔い気分になったりします。この演奏は、ワタシには相性が合っているようです。大きなうねりと小さなうねりの揺れ幅が、自分の波長と合っていたようです。久々に嬉しい演奏に会いました。
CDカップリング:ドビュッシー 交響詩「海」、牧神の午後への前奏曲、管弦楽のための映像 出典:YouTube Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86 ダニエレ・ガッティ – トピック Provided to YouTube by Sony Classical
エマニュエル・クリヴィヌ ルクセンブルグ・フィル 😘
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 エマニュエル・クリヴィヌ ルクセンブルグ・フィル 2009年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Emmanuel Krivine Luxembourg Philharmonic Orchestra
クリヴィヌさんの演奏は、木管の躍動感ある動きが楽しめました。フレーズが縦に巻きが入るような感覚、沈む音の響きなど、いろんな牧神を聴いて、比べてみることで個性が感じられます。弦の旋律よりも、フルートを始めとした木管の動きが、主になって、先に動き始めます。ここでは、どの楽器を主にして動かすのか。それを動かすことで、全体が動き始める~ 全体で一斉に動くのではなく、ここは、この楽器が先導役になって動かす。そんな感じかなあ。もう少し、色彩的にも楽しめたら嬉しかったかな~と思いました。
出典:YouTube Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86: Prelude a l’apres-midi d’un faune エマニュエル・クリヴィヌ – トピック Provided to YouTube by NAXOS of America
準・メルクル フランス国立リヨン管弦楽団 🙂
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 準・メルクル フランス国立リヨン管弦楽団 2007年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Jun Märkl Orchestre national de Lyon
メルクルさんの演奏は、好きなのですが、どうも細身過ぎて~ もう少し、ふくよかな響き、残響が欲しい気がします。あまりに細身なので、ん? フルートの音色に支配されやすい楽曲ではあるのですが、弦の畳み方、スピードへの圧、他楽器との兼ね合いとか、なかなかに複合的で難しい楽曲だよね~と改めて感じました。ワタシの聴き方が、あまりにも茫洋すぎたかな~と反省しています。
昔の聴き方は、今、思えば、ほわん~としている感じが好きだったし、それで満足していたのですが、最近は、論理的で、研ぎ澄まされた明晰な感覚が目に見えてくるようになった感じがします。うーん。いつの時代の演奏からだろう。サロネンさんあたりかな~ そんなことを考えながら、メルクルさんの演奏を聴いていました。また、はじめっから聞き直す必要があるかもしれません。汗、滝汗!
CDカップリング:ドビュッシー管弦楽曲全集 準・メルクル&リヨン国立管弦楽団9枚組BOX 出典:YouTube Prelude a l’apres-midi d’un faune 準・メルクル – トピック Provided to YouTube by NAXOS of America
シルヴァン・カンブルラン SWRバーデン=バーデン & フライブルク交響楽団 🙂
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 シルヴァン・カンブルラン SWRバーデン=バーデン & フライブルク交響楽団 2007年 Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Sylvain Cambreling SWR Sinfonieorchester des Südwestrundfunks
カンブルランさんの演奏は、なだらか~ あまり凹凸なく、どこかのパーツを浮かび上がらせるという手法ではなく、フレーズを巧く連続させて紡いでいく感じです。もちろん、フルートなどの木管は注目されていますが、その他には弦のフレーズが、気持ち良く流れていく、風のようにさわさわ~と自然体での演奏という感じでしょうか。あまりうねりを感じさせる演奏ではないのですが、ゆったりとした息づかいで、ゆったり押し続けることで、少しずつ動く感じで進みます。まあ、海ではないので、さほど動きがなくても良いのですが~ ちょっと遅いので茫洋としちゃうかも。細かい部分まで聴こえるのですが、面白みには繋がりません。牧草地に寝っ転がっている眠そうなパンでした。
CDカップリング:ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲、F・シュミット サロメの悲劇、ストラヴィンスキー ペトルーシュカ 1947年版 出典:YouTube Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86 SWR Sinfonieorchester des Südwestrundfunks – トピック Provided to YouTube by NAXOS of America
サイモン・ラトル ベルリン・フィル 😘
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87
サイモン・ラトル ベルリン・フィル 2004年 Simon Rattle Berliner Philharmoniker
ラトルさんの演奏は、バックの旋律が浮かびあがり、軽妙なリズムも感じられ、ドラマを感じる良い演奏だと思う。ほの暗いが、ふくよかなフレージングが奏でられます。フルートとともに、ホルンのふわっとした木霊する雰囲気は、いっきに、気怠さと快感を想起させます。リズムと和音の膨らみが、雲のように形づくられ、すわっと消えていきます。もわっとした空気感は、どのように作り出されるのでしょう。横に流れていく音なのですが、縦にも膨らむ感覚があります。沈む音と上に昇ろうとする音をズレながら連続することで、波打つのでしょうか。ぼわっとしていながら、綺麗に浮かび上がってくる旋律があります。
特に、後半のハープから、リズムが湧き起こるかのようで、オーバーに言っちゃうと、海から誕生してくるビーナスを見ているかのよう。水のしぶきのようなモノが感じられて、あれっ? ビーナスではなく、パン(牧神)だよな~と、思わず、自分のイメージを再確認しちゃいました。ラトルさんの演奏は、単に横たわって、夢を見ている牧神を描いているのではなく、夢のなかで、女の子を誘って活発に動き回っている牧神のようです。先日、アバドさんの演奏を聴いたときには、すっかり寝入ってしまった牧神でしたが~ ラトル盤で聴くと、劇中劇のように、多彩な場面が描かれているようです。わずか10分17秒という演奏ですが、ドラマ性の高い演奏です。
CDカップリング:ドビュッシーとラヴェル作品集5枚組BOX 出典:YouTube Debussy Prélude à l’après-midi d’un faune, CD 87, L. 86 Simon Rattle Provided to YouTube by Warner Classics
クラウディオ・アバド ベルリン・フィル 😊
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87
クラウディオ・アバド ベルリン・フィル 1999年 Claudio Abbado Berliner Philharmoniker
アバドさんの演奏は、溶解しちゃった感のある濃厚な演奏です。まるでオケが女性で、フルートが牧神(半獣神)って感じで、いかにも夏の気怠い、もわっとした空気のなかで、まどろんでいるかのよう。フルートが、オケの旋律のなかに溶け込んでいくのが面白い。もちろん、フルートが完全に埋没しては困るので、その加減が難しそうだなあ~っと聴きながら感じました。録音状態は、あまりクリアではなく、どちらかというと、もわっとした空気感。
で、穏やかでテンポのゆったりとした入り方で、ハープやホルンの音も舞台裏から聞こえてくるかのような感じがします。ちなみに、ベルリンのイエス・キリスト教会での収録ですが~ 楽器の持つ本来の音が、それぞれに織り込まれて、いろんな色が見えつつ一体化したというよりは、溶解しちゃって同質化しちゃった感じですね。
CDカップリング:ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲、夜想曲、ペレアスとメリザンド組曲 1998年ライブ
出典:YouTube Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
エサ=ペッカ・サロネン ロサンゼルス・フィル 🥰
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 エサ=ペッカ・サロネン ロサンゼルス・フィル 1996年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Esa-Pekka Salonen Los Angeles Philharmonic Orchestra
フルート:ジャネット・ファーガソン Janet Ferguson
録音状態は良い。息の長い演奏で、そのうちに絡め取られてしまう。ドビュッシーの牧神の午後への前奏曲は、良い演奏が多い。で、サロネン盤の牧神も、すごく素敵で~ ゆったり、ゆったり~としたテンポで進む。冒頭のフルートからして、ふわっ もわっ とした吹き方で、音の流れが宙に浮いて、まわっているかのような感じがする。フルートだけでなく、クラリネットも息のながいフレーズを続けており、ホント、うっかりすると、睡魔に襲われてしまいそう。全体の空気感が半端ないというか、フルートの周りだけが幻想的なのではなく、オケ全体で夢幻の世界を創りだしており、音が反響するのではなく、音が、内へ内へと、まわりこんで、吸い込まれていくような感じがする。そんな、不思議な雰囲気を醸し出している演奏だ。
フレーズはしっかり形になっている。音の形までは溶解させずに、これだけ、ふんわかした感覚を作り出すのは、う~ん。すごいとしか言いようがない。彩度を徹底的に抑えているが、モノクロにならず~ 音のなかに芯があり、煌めく光も感じさせるものだと思う。とにかく、わずか10分程度の楽曲なのだが、時間の長さを、実際よりも長く感じさせるものとなっている。
じーっと、雑念なく聴いていると、まるで自分が瞑想をしているような気分になってくるのだ。心が無になるような瞑想ではなく、じわ、じわっと、何かに満たされてくるような官能的な演奏でもある。いっけん、さっぱりしているのだが、つい、うっかり耳を傾けてしまうと、絡め取られてしまうような・・・ なまめかしい演奏だ。プレヴィンさんのロス・フィルとの演奏も、息のながい演奏だった。(1989年ロス・フィル 10分21秒)サロネン盤も、長めで10分12秒というクレジットである。聴いているうちに、演奏に、自分の呼吸が合ってくるんでしょうねえ。そして、秘められた官能性に触れてしまったような気がする。まあ、久しぶりに驚きつつも、秘やかに喜んでしまった演奏です。
CDカップリング:ドビュッシー 管弦楽のための映像、牧神の午後への前奏曲、交響詩「海」 出典:YouTube Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86 Esa-Pekka Salonen Provided to YouTube by Sony Classical
エマニュエル・クリヴィヌ リヨン国立管弦楽団
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 エマニュエル・クリヴィヌ リヨン国立管弦楽団 1995年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Emmanuel Krivine Orchestre national de Lyon
出典:YouTube ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 エマニュエル・クリヴィヌ – トピック Provided to YouTube by Nippon Columbia Co., Ltd.
カルロ・マリア・ジュリーニ コンセルトヘボウ管弦楽団 🙂
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 カルロ・マリア・ジュリーニ コンセルトヘボウ管弦楽団 1994年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Carlo Maria Giulini Amsterdam Concertgebouw Orchestra
録音状態は、まずまず。波打つ感じで、牧神の午睡が描かれている。ジュリーニさんの晩年の演奏は、テンポがゆったりしており、海を聴いたときは、まるで沈むような海だと表現してしまったのだが、牧神の午後への前奏曲は、うんうん、このテンポは大丈夫だと思う。牧神の方は、音の響きが、フルートはもちろん、中音域のまったりとした、太めの幅のある響きが、とても心地良いものになっているように思う。
息の深いフレージングで、らどれ らどれ~ と繰り返すなかで、もわっとした暖かい空気感が、立ち上ってくるかのような雰囲気がある。クラリネットの柔らかい音など、木管の巧さが光っているし、弦の響きも彩りを添えて、柔らかい。光というより、香りが立ち上っていく感じがする。質感が少し重めで、下から、扇がれて、湧き起こってくるのが見えるような感じがする。
で、後半になって、テンポを畳み込んで、押し寄せてくる場面があるのだが、音の揺れというか、音が波打って波動のように蠢いているのには、とっても驚いた。木管がフレーズを吹いたあと、弦が主のフレーズを奏で始め、 ハープが入ってくるシーンなのだが、弦のフレーズを、押し出すように、音が動き始めて、2つ、3つに響きが分かれてホント、波打つ感じで全体で響く。思わず鳥肌が立ってしまった。わぁ~牧神に、こんなシーンがあったのか。ハイ、牧神は、フルートの響きだけではありませんでした。ゆったりしたテンポで手の込んだ演奏で、とても感動の演奏です。
CDカップリング:ドビュッシー 交響詩「海」、牧神の午後への前奏曲、亡き王女のパヴァーヌ、ラヴェル:組曲 マ・メール・ロワ(1989年録音)ラヴェル以外はライブ演奏です。 出典:YouTube Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86: Très modéré カルロ・マリア・ジュリーニ – トピック rovided to YouTube by Sony Classical
ピエール・ブーレーズ クリーヴランド管弦楽団
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ピエール・ブーレーズ クリーヴランド管弦楽団 1991年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Pierre Boulez The Cleveland Orchestra
出典:YouTube Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86 クリーヴランド管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
アンドレ・プレヴィン ロサンゼルス・フィル 🙂
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 アンドレ・プレヴィン ロサンジェルス・フィル 1989年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Andre Previn Los Angeles Philharmonic Orchestra
フルート:ジャネット・ファーガソン Janet Ferguson
牧神と言えば、やっぱり~ フルートでしょう。このフルートの音色で、ほぼ決まり。って感じの楽曲だと思う。プレヴィンさんの牧神は、1979年のロンドン響がある。で、10年度に、ロス・フィルで、当盤を再録しているのだ。ロサンジェルス・フィルが悪いというわけではないし、ケチをつける気はないのだが、ドビュッシーなどのフランス音楽コンサートと銘打って、ロス・フィルで再録しています。
それ、ちょっと? まあ、驚くことなかれ、ロス・フィルの牧神は、柔らかくシックだ。フルートの音色は、色彩的には乳白色的で、渋さが勝っていると言っても過言ではないほど。また、ホルンの音も、ふわん、密やかに吹かれている。ロンドン響よりも、もっともっと眠くなるような、物憂いイメージが、辺り一面を覆うかのようだ。いや~ 意外でしたね。
ロス・フィルが、こんなシックで、翳りのある音を出してくることが、超驚きだ。直射日光を避け、日陰にいて午睡を楽しむ感じで、この楽曲では、カラフルさは一切抑えられており、くすんだ渋い音色で統一されているようだ。クラリネットも、軽やかだが、渋い音質と、決して前に出て行かない、密やかな息づかいがある。ホントに、ロス・フィルなの?と、我が耳を疑いたくなるような音色で、オケ全体で、キラキラ度を抑え込みました。という感じがする。弦もハープも、木管や金管、オケの楽器全てが、融点を低くして、融合している。
後半は、さすがに間が取りづらいようだが、オーボエが明確にトレースしてお。プレヴィン盤では、ちょっと強めの明るさのような気がする。下がるときの沈み加減が適度になければ、あがるときの勢いは欠けてしまうし、なかなかに難しそうな楽曲だり、引き締まっている。一応、ロンドン響は、10分18秒、ロス・フィルは10分21秒というクレジットである。
CDカップリング:ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲、ラヴェル ダフニスとクロエ第2組曲、イベール 交響組曲「寄港地」、デュカス 交響詩「魔法使いの弟子」 出典:YouTube Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86 LA Phil Provided to YouTube by Universal Music Group
シャルル・デュトワ モントリオール交響楽団
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 シャルル・デュトワ モントリオール高揚楽団 1989年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Charles Dutoit Orchestre symphonique de Montréal
出典:YouTube Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L.86 モントリオール交響楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
ヤン・パスカル・トルトゥリエ アルスター管弦楽団 😆
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ヤン・パスカル・トルトゥリエ アルスター管弦楽団 1989年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Yan Pascal Tortelier Ulster Orchestra
トルトゥリエさんのドビュッシーは、ちょっぴり元気です。ふんわり~しているんですけど、波間に漂うような茫洋とした感じではないです。拍感覚がはっきりしており、規則正しく楷書体です。ゆらゆらした、霞のかかったような、雲の多い空の草原で、ちょっと陰ったところで寝っ転がって~という雰囲気ではないです。スカッと晴れた青空のもと、海を眺め、リゾート感覚で寝っ転がっている感じでしょうか。バカンスで楽しんでいるような感じです。かえって斬新に感じました。フレーズの取り方が解りやすく、流されないで聴けるからかもしれません。
CDカップリング:ドビュッシー管弦楽作品全集4枚組BOX 出典:YouTube Debussy Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Yan Pascal Tortelier – トピック Provided to YouTube by PIAS
ジョルジュ・プレートル フランス国立管弦楽団
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ジョルジュ・プレートル フランス国立管弦楽団 1987年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87
Georges Prêtre Orchestre National de France
出典:YouTube Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 87, L. 86 ジョルジュ・プレートル – トピック Provided to YouTube by Warner Classics
ミッシェル・プラッソン トゥールーズ・キャピトール国立管弦楽団
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ミシェル・プラッソン トゥールーズ・キャピタトール国立管弦楽団 1987年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87
Michel Plasson Orchestre du Capitole de Toulouse
出典:YouTube Prélude à l’après-midi d’un faune, CD 87, L. 86 ミシェル・プラッソン – トピック Provided to YouTube by Warner Classics
ウラディーミル・アシュケナージ クリーヴランド管弦楽団
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ウラディーミル・アシュケナージ クリーヴランド管弦楽団 1986年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87
Vladimir Ashkenazy The Cleveland Orchestra
出典:YouTube Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86 クリーヴランド管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
クラウディオ・アバド ロンドン交響楽団
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 クラウディオ・アバド ロンドン交響楽団 1986年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87
Claudio Abbado London Symphony Orchestra
出典:YouTube Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, CD 87a London Symphony Orchestra Provided to YouTube by Universal Music Group
ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィル
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ヘルベルト・フォン・カラヤン ベルリン・フィル 1986年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87
Herbert von Karajan Berliner Philharmoniker
出典:YouTube Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
ダニエル・バレンボイム パリ管弦楽団 😘
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ダニエル・バレンボイム パリ管弦楽団 1981年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Daniel Barenboim Orchestre de Paris
バレンボイムさんの演奏は、息が長く、音に厚みと幅があります。主旋律を基調として、フレーズを奏でる楽器が前に出て、その他は全てバックに存在するという役割分担がなされているようです。で、バックは、幾重にも重なって縦横に織り込まれ、色彩的にも落として立体構成となっている感じです。フルートから、クラリネットに替わったときも、フルートから主役がタッチ交代したら、交代した楽器が前に出てきているようです。
後半、弦が主役を担っていくと、木管が目立たないように彩りを添えてきます。ヴァイオリンの細めの奥ゆかしい音や、ハープの音色が、振幅浅めの揺れを出しており、全体的に、厚めの暖かみのある音となります。煌めき度は高くありません。沈んだ暖色系の色でしょうか。テンポの揺れはほとんど無く、どちらかというと無風状態のような、風が凪いでいる感じでした。
CDカップリング:ドビュッシー管弦楽集2枚組BOX 牧神の午後への前奏曲、管弦楽のための映像、夜想曲、選ばれた乙女、フランソワ・ヴィヨンの3つのバラード、交響組曲「春」、交響的断章「聖セバスティアンの殉教」、2つのファンファーレ 出典:YouTube Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86 パリ管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
アンドレ・プレヴィン ロンドン交響楽団 😊
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 アンドレ・プレヴィン ロンドン交響楽団 1979年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 André Previn London Symphony Orchestra
フルート:ペーター・ロイド Peter Lloyd
プレヴィンさんとロンドン響の演奏は、茫洋感のある液体のうえを、ゆら~っとした漂っているような感覚です。午睡のお供には、うってつけ、とろり~っ。このフルートが決め手で、この色で印象が変わりますね。ペーター・ロイドさんのフルートは、耳元で息を吹きかけられたような気分で、うふっ。適度にとろみがあって~ ぱらら ららら~ら と速めのこぶし回しで、適度にリズムがついているので心地良いです。
フレーズに角張ったところがなく、息づかいが深くも浅くもなく、すーすーした寝息程度。オーボエの声が、ちょっとペタンとしているようですが、個性的で、硬めの部分もあって、ちょうど良いかも。明るさ強めですが、旋律の下がるときの沈み加減によって、あがるときの勢いも変わるでしょうし、なかなかに難しそうな楽曲ですね。
CDカップリング:ドビュッシー 牧神の午後への前奏曲、管弦楽のための映像、夜想曲 出典:YouTube Debussy Prélude à l’après-midi d’un faune, CD 87, L. 86 アンドレ・プレヴィン – トピック Provided to YouTube by Warner Classics
ゲオルク・ショルティ シカゴ交響楽団 😁
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ゲオルク・ショルティ シカゴ交響楽団 1976年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Georg Solti Chicago Symphony Orchestra
ショルティさんの牧神は、草むらに寝っ転がって、ぼよよ~んとしている牧神ではありません。茫洋としたまどろみの風景とはイメージが異なるのです。野獣が高いびきで、お昼寝中~という感じでしょうか。フルートよりオーボエの音の方が、耳に入ってきて、硬質感が気持ち良く感じます。クラリネットは、太めの艶っぽいです。フルートより他の楽器に耳が行くのは、ちょっと変かもしれませんが。
空気感が乾いて、線が明瞭で、置かれた音のノビだけで雰囲気を醸し出している感じです。特有のもわもわ~っとした初冬のような空気感です。三連符が続く旋律では、隙間があいて、音型が切れているみたい。旋律の前のめり感のある前倒し、畳みかけが、うーん感じません。揺らがないですね。
前に発せられた音を押し出す感じで、奏でるというわけではなく、几帳面な三連符です。三拍子のワルツでも、1拍。2拍。3拍 それぞれ長さが違っててアタリマエですよね。でも、ハイ、しっかり綺麗な三角形を作りましょうという感じでした。雰囲気はあるんですけど、夢想的、幻想的という世界には至らずですかね。牧神は寝ておらずお仕事中ですって感じでした。
CDカップリング:ストラヴィンスキー「春の祭典」、ドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」1976年、ラヴェル ボレロ 1976年 出典:YouTube Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L.86 シカゴ交響楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group
ベルナルト・ハイティンク コンセルトヘボウ管弦楽団 😲
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ベルナルト・ハイティンク コンセルトヘボウ管弦楽団 1976年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Bernard Haitink Royal Concertgebouw Orchestra
ハイティンクさんの演奏は、不思議な感覚になります。ゆる~くフレーズを長く持たせています。ホントに息が長いのです。コンセルトヘボウの持つ、まろやかで芳醇な音を楽しめます。木管は巧いですね。色彩感が豊か。同じフレーズを畳みかけてくるシーンでも、オケの音色が微妙に揺れています。
草むらにて、まどろんでいる牧神。そよ~とした風のなかで、子供が眠っているような息づかいです。質量感が消えちゃう不思議な感覚です。明瞭な響きではないのですが、溶けたわけでもなく、主張はないのだけど~ 揺れてる感覚はあります。音が波のように届くっているのが、こういうことなのかなあ。途中から、音が意識からこぼれ落ちちゃって、音が音として聞こえない感覚です。聴いているという感覚が飛んでしまって、ワタシの頭のなかから音符が消えちゃった。(えっ それってマズイんじゃー)
CDカップリング:ドビュッシー管弦楽集2枚組BOX ドビュッシー 英雄的な子守歌(エドゥアルト・ヴァン・ベイヌム指揮 1957年)、管弦楽のための映像 1977年、 遊戯 1979年、スコットランド行進曲、牧神の午後への前奏曲、夜想曲、交響詩「海」、クラリネットと管弦楽のための狂詩曲 1976年、神聖な舞曲と世俗的な舞曲 1977年
出典:YouTube Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86 Concertgebouworkest Provided to YouTube by Universal Music Group
ジャン・マルティノン フランス国立放送管弦楽団
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ジャン・マルティノン フランス国立放送管弦楽団 1973年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Jean Martinon Orchestre national de France
出典:YouTube Prélude à l’après-midi d’un faune, CD 87, L. 86 ジャン・マルティノン – トピック Provided to YouTube by Warner Classics
マイケル・ティルソン・トーマス ボストン交響楽団 😘
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 マイケル・ティルソン・トーマス ボストン交響楽団 1971年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Michael Tilson Thomas Boston Symphony Orchestra
フルート:ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー Doriot Anthony Dwyer
MTTさんの演奏は、ボストン響との演奏がグラモフォンから出ていて、同じ頃に、ロンドン響とのソニー盤もあったように思いますが、どうも整理下手で見つけられず~ 一度に聴き比べをすることができません。今では、すっかりサンフランシスコ響のシェフとして定着されていますが、欧州のシェフとして活躍の幅を広げられるつもりはなかったのかなあ。この頃は、もっと期待値が高かったんだけど。もったいな感じがします。
CDカップリング:ドビュッシー 夜想曲 アバド ボストン響 1970年、牧神の午後への前奏曲、管弦楽のための映像 MTT ボストン響 1971年録音 出典:YouTube Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86 ドーリオー・アンソニー・ドワイヤー – トピック rovided to YouTube by Universal Music Group
ピエール・モントゥー ロンドン交響楽団 😍
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ピエール・モントゥー ロンドン交響楽団 1961年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Pierre Monteux London Symphony Orchestra
モントゥー盤の演奏は、馥郁たる牧神で、暖かい空気感のもとで波打っています。我が耳を疑うというか、目を見張るというか。ホント、これ1961年ですか? 優美で、輪郭もありくっきりと聞こえるし、空気が暖かいです。 テンポは遅めですが、フルートは速め。その後の「らどれ~らどれ~」は畳みかけて、弦があわさってくると、匂い立つような馥郁たる香りが漂ってきます。旋律の波は、大きくておおらか。
息を吸って吐く。この吐き方の長さが、そのまま音になって乗ってくるみたいです。せっかちとゆったりの二面性があって、それがすごく心地良いです。内声部には、明瞭な輪郭が描かれていて、フルートを初めとした木管のパッセージが重なって出てくるし、こりゃ参りました。全体的な響きや流れは絶品です。 特に、せっかち気味な前半より、後半が聴きどころでしょうか。前半は、せっかち気味にテンポを折り畳み、後半はのびのび~。これは、モントゥーさんの作戦勝ちってことになるんでしょう。真骨頂ってところだろうか。こりゃ凄いっ。なーんとなく、巷でスゴイって言われているゆえんが、少し垣間見られたってことになるでしょうか。名盤でした。
CDカップリング:モントゥー デッカ&フィリップス・レコーディング7枚組BOX(録音1956年~64年)
出典:YouTube Debussy Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86 London Symphony Orchestra Provided to YouTube by Believe SAS
ジャン・フルネ コンセルトヘボウ管弦楽団
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲 ジャン・フルネ コンセルトヘボウ管弦楽団 1959年
Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86, CD 87 Jean Fournet Royal Concertgebouw Orchestra
出典:YouTube Debussy: Prélude à l’après-midi d’un faune, L. 86 Concertgebouworkest Provided to YouTube by Universal Music Group
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲【解説】
ドビュッシーの「「牧神の午後」への前奏曲」は、1892年から94年にかけて作曲された管弦楽作品です。ウィキペディア(Wikipedia)を元に記述すると、ドビュッシーが敬慕していた詩人 マラルメ の「牧神の午後」(半獣神の午後)に感銘を受けて書かれた作品で、夏の昼下がり、好色な牧神が、昼寝のまどろみの中で、官能的な夢想に耽るという内容です。牧神の象徴である「パンの笛」をイメージする楽器としてフルートが重要な役割を担っています。牧神を示す主題は、フルートソロの嬰ハ(Cis,C#)音から開始されますが、これは楽器の構造上非常に響きが悪いとされる音であり、なおかつ音域は華やかでない中音域とのこと。しかし、ドビュッシーはこの欠点を逆手にとり、 けだるい、ぼんやりとした独特な曲想を作り出すことに成功します。フランスの作曲家・指揮者ブーレーズは、「牧神のフルート、あるいは雲のイングリッシュホルン以後、音楽は、今までとは違ったやり方で息づく」と述べており、近代の作品で非常に重要な位置を占めるとされています。曲の終盤では、アンティークシンバルが効果的に使用されています。
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲【ディスク情報】
1959年 フルネ コンセルトヘボウ管弦楽団 Ph
1961年 モントゥー ロンドン交響楽団 Dec
1971年 マイケル・ティルソン・トーマス ボストン交響楽団 G
1973年 マルティノン フランス国立放送管弦楽団 EMI
1976年 ハイティンク コンセルトヘボウ管弦楽団 Ph
1976年 ショルティ シカゴ交響楽団 Dec
1979年 プレヴィン ロンドン交響楽団 EMI
1981年 バレンボイム パリ管弦楽団 G
1986年 カラヤン ベルリン・フィル G
1986年 アバド ロンドン交響楽団 G
1986年 アシュケナージ クリーヴランド管弦楽団 Dec
1987年 プラッソン トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団 EMI
1987年 ジョルジュ・プレートル フランス国立管弦楽団 EMI
1989年 ヤン・パスカル・トルトゥリエ アルスター管 CHANDOS
1989年 デュトワ モントリオール交響楽団 Dec
1989年 プレヴィン ロサンジェルス・フィル Ph
1991年 ブーレーズ クリーヴランド管弦楽団 G
1994年 ジュリーニ コンセルトヘボウ管弦楽団 SC
1995年 クリヴィヌ リヨン国立管弦楽団 DENON
1996年 エサ=ペッカ・サロネン ロサンジェルス・フィル SC
1999年 アバド ベルリン・フィル G
2004年 ラトル ベルリン・フィル EMI
2007年 カンブルラン SWRバーデン=バーデン & フライブルク交響楽団 HAENSSLER
2007年 準・メルクル フランス国立リヨン管弦楽団 NAXOS
2009年 エマニュエル・クリヴィヌ ルクセンブルグ・フィル Timpani
2011年 ガッティ フランス国立管弦楽団 SC
2012年 フィリップ・ジョルダン パリ国立歌劇場管弦楽団
2018年 フランソワ=グザヴィエ・ロト レ・シエクル HM
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