ドビュッシー:版画【聴いてみよう】Debussy: Estampes, L. 100, CD 108

目次 タップ・クリックしてね。

ドビュッシー:版画【YouTube】

ドビュッシー:版画 バレンボイムさんの演奏指導 ピアノレッスンの動画です。日本語字幕でどうぞ。出典:YouTube 5 Minutes On… Debussy – Estampes 1. Pagodes | Daniel Barenboim [subtitulado] Daniel Barenboim

ドビュッシー「版画」 LSOのセミナーを受講しませんか。座学と演奏を交えてのレクチャーです。音大レベルかなあ~ レイチェル・リーチさんとピアニストのフィリップ・ムーアさんとともに、ドビュッシーの版画の 2 つの楽章、「塔(パゴダ)」と「グラナダの夕べ」を探求します。 LSOディスカバリーが制作。この動画を見てから、演奏を聴けばよかった! かも。アナリーゼのお勉強動画です。出典:YouTube London Symphony Orchestra 日本語字幕でどうぞ。40分41秒の動画です。

ドビュッシー:版画【名盤・おすすめ】

ドビュッシーのピアノ曲「版画」は、次の3つの曲で構成されています。
1 塔 Pagodas
2 グラナダの夕べ La soirée dans Grenade
3 雨の庭 Jardins sous la pluie

ジャン=ポール・ガスパリアン 😘

ドビュッシー:版画 ジャン=ポール・ガスパリアン 2022年
Debussy: Estampes, L. 100, CD 108 Jean-Paul Gasparian

ガスパリアンさんは、1995年生まれフランス出身のピアニストです。パリ音楽院で、チッコリーニ、ルヴィエさんなど有名な方々に教えてもらったそう。塔もグラナダの夕べも、とても魅力的で、柔らかいタッチのなかで、くぐもっているけれど、しっとりした響きで輝いています。強いタッチになっても幻想的な余韻が続きます。そして、その余韻を楽しむ十分な時間があります。小雨のイメージがとても美しい。ずーっと雨のシーンが続き、三曲とも、小雨が降っているという光景が、印象的に残ります。CDカップリング:ドビュッシー 前奏曲集第1巻、版画、春のロンド(管弦楽のための映像第3曲ガスパリアン編曲)出典:YouTube Estampes, L. 100 Jean-Paul Gasparian – トピック Provided to YouTube by naïve, a label of Believe Group

ヴィキングル・オラフソン 😨

ドビュッシー:版画 ★第三曲「雨の庭」のみ ヴィキングル・オラフソン 2019年 
Debussy: Estampes, L. 100, CD 108 Víkingur Ólafsson

ウチの家では、ただいま、CDのミチョランマ(未聴CD)整理中なのですが、新しいCDが発売されたら、購入したくなってしまいます。うぐぐ~っと我慢しているのですが、オラフソンさんのCDも欲しくなっちゃってどうしようかと迷ったあげく、YouTubeで拝聴させていただきました。現在(2023年6月)のところ、ドビュッシーの「版画」は第3曲のみ配信されているようです。で、お聴きしたところ、まあ、「雨の庭」が超快速の演奏で、びっくり仰天! ポチッとなぁ~の手が止まりました。完全に青ざめてしまいました。とても速くて、ついて行けませんでした。自分が情けないです。
出典:YouTube Debussy: Estampes, L. 100 – III. Jardins sous la pluie
Víkingur Ólafsson Provided to YouTube by Universal Music Group 

ジャン=エフラム・バヴゼ 🥰

ドビュッシー:版画 ジャン=エフラム・バヴゼ 2007年 
Debussy: Estampes, L. 100, CD 108 Jean-Efflam Bavouzet

バウゼさんのドビュッシーのピアノ作品全集5枚組BOXを購入して、楽しんで聴いている。もちろん最近のCDなので、録音状態は良いし、言うことなし。ほわっとしたまろやかな響きと静謐なタッチ、ふっとした間合いが気持ち良い。音もとても綺麗だし、全てに整った感がする。とても美しい。インドネシアのガムラン音楽にインスパイアされたといわれる1曲目の「塔」は、とても雰囲気が良く出ている。ガムランは、大・中・小のさまざまな銅鑼や鍵盤打楽器による合奏の民族音楽の総称だが、お椀のような形をした金属の打楽器だったり、竹を並べた木琴楽器だったりする。

ピアニストではないワタシには、どのように響きを重ね合わせて、うにゅうにゅ~っと、うねり立つような音を出しているのか、わかりかねるが、微妙に揺れる音、さざなみのように立ってくる音は、とても不思議だ。ピアノの弦が、減衰していく時に、波うっているのが見えるかのよう。縦ではなく、横にグラデーションを描くピアノの音って、とても不思議だ。低音の響きが、通奏低音のように力強く響く。波打つ音、遠くから梵鐘のような音が聞こえたりする。とても気持ちの良い演奏だ。

2曲目の「グラナダの夕べ」も、小さな噴水が、形を変えて登場するかのよう。エキゾチックな世界が広がり、チロチロとした水が湧いている。鍾乳洞の天井を見上げて、寝っ転がっている昼下がり、眠気に誘われつつも、攻撃的に力強くタッチされるピアノに驚かされる。いつの間にか夕暮れになったようだが、昼間とは異なるザワザワ感がある。むふふっ。大人の時間~という妖艶さではないけれど、健康的な熱気が漂う。

3曲目の「雨の庭」は、フランスの幾何学模様の庭園で、かくれんぼをしているかのよう。子供のはしゃぎ方ではなく、若い男女の駆け引きのようにも感じる。バウゼさんのピアノの弾み方は、とてもしなやか。明瞭でスピーディ。ワタシの頭のなかでは、ドビュッシーのピアノ音楽は、どこか乳白色のように、音の形が明確でなく、彩度も明度も、幾分低いものだと思い込んでいた節があるが、決して、そうでなくても良いんだよね。

バウゼさんのドビュッシーを聴いて、音の輪郭がしっかりあって、彩度もそこそこ高い、色彩感のある演奏でも良いんだよなぁ~と、イメージが、ちょっと変わった気がします。録音状態は良いし、まろやかな響きと明晰に打ち込まれる音のバランスが綺麗だ。細やかで静謐さが漂う。CDカップリング:ドビュッシーのピアノ作品全集5枚組BOX 出典:YouTube Estampes, L. 100, CD 108 ジャン=エフラム・バヴゼ – トピック Provided to YouTube by PIAS

アラン・プラネス 🥰

ドビュッシー:版画 アラン・プラネス 2006年
Debussy: Estampes, L. 100, CD 108 Alain Planès

アラン・プラネスさんの演奏は、くぐもった大人の響きがします。ブーレーズのアンサンブル・アンテルコンテンポランのソリストを務めたピアニストですが、シューベルトのソナタ全曲、ドビュッシーのピアノ作品も全集として発売されていました。で、とても品のある響きが特徴です。この曲は、スタインウェイ・アランで弾いているのですが、他の曲だと、1897年製ベヒシュタイン、1902年製ブリュートナーを弾いています。

版画の第1曲「塔」(パゴダ)の響きが特に美しく、そぼ降る雨を感じつつ、インドネシアの遺跡を歩いているみたいに思えて、旅行に行った時の思い出、懐かしい気分にかられます。ガムラン音楽に影響を受けたという五音音階の響きが、しっとりと響き、逍遙するイメージにぴったりかもしれません。ころころっと動く右手の響きは、丸みを帯びて、小さなシャボン玉のように彷徨い、浮かんでは消えていきます。

塔という曲名も、ワタシたち日本人には馴染みがあるので、この曲が日本庭園を散策しているときに流れてきたとしても、違和感なく聴くことができそうです。しっとりと雨にぬれた苔庭を眺めている感じで、気持ちが落ち着きますね。音に均質感があり、どこをとっても、柔らかい儚げな音で、この音を集めて綴られた音のエッセイです。聴き応えがあり、久々に版画を聴いて瞑想した気分になり、音が沁みました。

CDカップリング:ドビュッシーピアノ作品全集 5枚組BOX 1995年~2006年 出典:YouTube Estampes, L. 100 アラン・プラネス – トピック Provided to YouTube by harmonia mundi

パスカル・ロジェ 😘

ドビュッシー:版画 パスカル・ロジェ 2005年
Debussy: Estampes, L. 100, CD 108 Pascal Rogé

パスカル・ロジェさんの二度目のドビュッシーです。旧録は1970年代後半にデッカから発売されていました。
第1曲の塔は、どこか、ギクシャクしているような気がしますが、このフレージングは個性だと思います。拍感覚が溶けたような演奏もありますが、リズムを丁寧に几帳面に拾って演奏されたのかな~と思います。3拍子の幾分、前のめり風で、付点のついた雨音のように聞えます。

塔の周りに池が浮かんで、その水面が雨で揺れているかのような感じです。アラン・プラネスさんの演奏を聴いたときは、雨に溶けそうな、それでいて、一瞬でも存在を感じるシャボン玉のように儚さを感じました。ロジェさんの演奏は、均質感はあまり感じませんが、思い思いに形がそれぞれ変わっていく感じがします。ワタシ的には、水面という感がして、リズムが均質と保たず、変化をつけているところに興味をひかれます。

ところどころ、キラっとした音が登場しますし、波模様になって、大きくなっていくという雰囲気があります。睡蓮の鉢植えに、小さな蛙が住んでいて、遊んでいるかのようです。いずれのピアニストの演奏も、「塔」の演奏は、特に親しみを覚えます。

CDカップリング:ドビュッシー ピアノ作品全集 5枚組BOX 2004年~2011年 出典:YouTube Estampes: パスカル・ロジェ – トピック Provided to YouTube by The Orchard Enterprises

ミシェル・ベロフ 😘

ドビュッシー:版画 ミシェル・ベロフ 1996年
Debussy: Estampes, L. 100, CD 108 Michel Béroff
★ YouTubeにおける公式動画はありませんでした。

ベロフさんの演奏は、力強く、明瞭な線が出てくる演奏です。1曲目の「塔」の冒頭の部分は、ぼわ~っと始まるが、水の精が踊り出したかのようなフレーズが始まると、跳躍しキラッと輝いています。やっぱり、水の精のような~という形容詞がぴったりです。また、光のあたり方が時間の経過で微妙に変わり、穏やかに音の質が変わっていきます。ピアニストそれぞれに個性があり、奥深い曲だと感じます。塔と言いながら、水の精とはちょっと例えがマズイかもしれませんね。

2曲目の「グラナダの夕べ」は、ラヴェルのような、妖しげで地表から精霊が現れるみたい。ハバネラのリズムは、ゆったりしていますが、「たぁ~ん たたん たんたん」という重みのあるリズムです。慌ただしさ、落日間近の太陽光線が、強いオレンジ色を放つ一瞬を感じるかのよう。ステップする16音符なのか、リズムが交互に登場してくるところは、フラメンコの踊りをイメージします。

3曲目の「雨の庭」は、雨が降っているのに弾むリズムで、楽しげです。柔らかさと鋭さが、一枚の布に織り込まれ、グラデーションのように見えてくるのが、ベロフさんの演奏の面白さかも。もっと同曲異盤で楽しみたい曲だと感じました。CDカップリング:ドビュッシー ピアノ作品全集4 カップリング:版画、映像、忘れられた映像、喜びの島(1997年)、マスク(仮面)(1997年)

ジャン=イヴ・ティボーデ

ドビュッシー:版画 ジャン=イヴ・ティボーデ  1995年
Debussy: Estampes, L. 100, CD 108 Jean-Yves Thibaudet

出典:YouTube Debussy: Estampes, L. 100 Jean-Yves Thibaudet Provided to YouTube by Universal Music Group

ユーリ・エゴロフ 🥰

ドビュッシー:版画 ユーリ・エゴロフ  1983年
Debussy: Estampes, L. 100, CD 108 Youri Egorov

エゴロフさんの演奏は、とても繊細です。第1曲「塔」は、インドネシアのガムラン音楽に影響を受けて作曲したものだとされています。パリ万博の時に接する機会があったらしく、五音音階を主体にして、鐘のぼわ~んと響く音をイメージしたものなんだそうです。

エゴロフさんの演奏は、とても繊細で、左手のもわっとした音の響きのうえに、高音域の音がのって、音の響きをに厚みが増しているようです。ピアノで、ガムランのぼよよ~んとした雰囲気を醸し出すのは、すごい挑戦だと思いますが、あはは~ そりゃ、楽器システムが違うのだから、無理ってなもんですよね。

2曲目の「グラナダの夕べ」は、アルハンブラ宮殿のイメージでしょうか。ライオンの形をした小さな噴水、建物の中庭に作られた長方形の浅い噴水、イスラム様式の鍾乳洞に入ったような天井など、所狭しとアラビア文字を刻んだ壁が印象的です。夕暮れ時は、フラメンコを見ていたので、要塞のような宮殿が夕焼けに染まったシーンは、残念ながら見ていませんが、そんなワタシの旅の思い出。陽炎のようでもあり、小雨が降っているようでもありエゴロフさんの演奏で、昔の旅を思い出しました。

3曲目の「雨の庭」は、舞台はフランスに戻ってきました。雨量が多いらしく、速いテンポで、どのピアニストも駆け抜けていきます。チャーミングなフレーズもありますが、ここはピアニストの腕のみせどころとばかりに走る、走る、走っちゃう~。エゴロフさんの演奏も、雨の降り方が半端なく、駆け抜けて行ってしまいました。

特に、第1曲の「塔」(パゴダ)は、多くの音を積み重ねているのに、柔らかく、横に流れ雰囲気を出しています。幾重にも、微妙に重なっていますが、とても軽やか。エゴロフさんの演奏は、美しい羽根のような演奏だったと思います。これからも楽しみながら聴きたい演奏の一つですね。

CDカップリング:ドビュッシーとショパンを組み合わせた2枚組BOX(録音年:ドビュッシー1983年、ショパン1982年)ドビュッシー前奏曲集第1巻、第1曲水の反映、ショパン 幻想曲ヘ短調、バラード第1番ト長調、ドビュッシー前奏曲集第2巻、版画(塔、グラナダの夕べ 雨の庭)、ショパン 夜想曲第5番、8番、19番、ショパン スケルツォ第2番 出典:YouTube Estampes, L. 108 ユーリ・エゴロフ – トピック Provided to YouTube by Warner Classics

ペーター・レーゼル 🙄

ドビュッシー:版画 ペーター・レーゼル  1980年
Debussy: Estampes, L. 100, CD 108 Peter Rösel

レーゼルさんの演奏は、とてもソフトなのですが、ちょっぴり硬めのフレーズ構成となっているようです。音としてはソフトなのに、外枠がガッチリしていて、ごまかせないですね。ふわっと演奏してね~と思いつつ、この外枠の硬さは、どうもピアニストの個性として定着しているのではないでしょうか。柔らかく、流れようとしてもできないような、もどかしさを感じます。

ガムランは、鍋の蓋のような青銅製の打楽器が、大小たくさん並んでおり、演奏者は座って木魚を叩くように、柔らかい棒のようなもので鍋の蓋のようなものを叩きます。バリ島に2回ほど遊びに行った際に、ジャワの王宮で演奏を聴いたり、ウブドで、鉄琴のようなモノや竹で作った木琴のようなジェゴグという楽器を聴いて楽しんだことがあります。倍音を楽しみ、残響そのものを楽しむ傾向にあるように思います。

さざめき、いろんな波のように重なるので、音が濁るのはアタリマエのようなのです。その濁り具合が微妙で、濁りも含めて楽しんでいるように思います。レーゼルさんのピアノは、ふわっとしているけれど、音が濁ることを回避しているように思えました。(ワタシの勝手な推測です)
出典:YouTube Estampes, L. 100  ペーター・レーゼル- トピック Provided to YouTube by Kontor New Media GmbH

パスカル・ロジェ 🥰

ドビュッシー:版画 パスカル・ロジェ  1983年
Debussy: Estampes, L. 100, CD 108 ascal Rogé

ロジェさんのピアノは、快活です。若い頃に演奏した彼の旧録になるのですが、「塔」「雨の庭」は、特に、ピチピチしてて、憂いや儚さという言葉を知らない子供のよう。雨のなか、小さなパラソルを持って、長靴を履いて、走り回って遊んでいる感じがします。あはは~ なんて明るくて爽やかなのでしょう。

「塔」のイメージも、雨降りの日の観光というのではなく、楽しげにパラパラっと弦が流れていくので、早朝のイメージがします。何が正解というわけではないし、聴き手にとっての曲を聴いたときの感想は、さまざまで良いのではないでしょうか。かくあらねば~という垣根を、ワタシも外してしまわないといけませんね。屈託のない明るめの音と楽しげな旋律で、ホント楽しげに演奏されています。出典:YouTube Debussy: Estampes, L. 100 パスカル・ロジェ – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

モニク・アース

ドビュッシー:版画 モニク・アース  1970年~1971年
Debussy: Estampes, L. 100, CD 108 Monique Haas

出典:YouTube Estampes, CD 108, L. 100 モニク・アース – トピック Provided to YouTube by Warner Classics International

サンソン・フランソワ

ドビュッシー:版画 サンソン・フランソワ  1983年
Debussy: Estampes, L. 100, CD 108 Samson François

出典:YouTube Estampes, CD 108, L. 100 サンソンフランソワ – トピック Provided to YouTube by Warner Classics

ドビュッシー:版画(塔・グラナダの夕べ・雨の庭)【解説】

ドビュッシーの「版画」(Estampes)は、1903年の作品です。全部で約13分の小品ですが、「映像」と共に、印象主義音楽のピアノ曲の書法を確立した作品で、3曲で構成されています。
インドシナ、スペイン、フランスと各地域を巡るかのように、柔らかく不思議な雰囲気を醸し出しています。版画というタイトルを何故つけたのか、音楽と絵画の世界を融合しようとする意図があったのでしょうか。いつも、この美しい雰囲気に浸っていることができます。

1 塔(パゴダ) Pagodes: インドネシアのガムラン音楽の影響が見られます。ペンタトニック(五音音階)を用いてインドシナの民族音楽を模倣しており、アジアを暗示しているものです。

2 グラナダの夕べ Soirée dans Grenade: グラナダの夕べは、ギターの掻き鳴らしの模倣と、アラビア音階(マカーム)の利用によって、スペイン情緒を醸し出しています。一小節たりともスペイン民謡から借用していないにもかかわず、作品全体が、ほとんどの細部において、スペインを見事に描き切っているとファリャは評したそうです。

3 雨の庭 Jardins sous la pluie: 雨の庭は、「忘れられた映像」第3曲の改作です。フランスの童謡「もう森になんか行かない」 「眠れ坊や眠れ」 が引用され、フランスの庭園に篠突く雨が描写されているものです。この曲では、半音階、全音音階、長調、短調が混在しています。版画の3曲は、バリ島に行って、スペインに行って、フランスに帰国しました~という感じです。

ドビュッシー:版画(塔・グラナダの夕べ・雨の庭)【ディスク情報】

1953年 ワルター・ギーゼキング EMI 
1962年 スヴャトスラフ・リヒテル G 
1963年 ウェルナー・ハース Ph 
1963年 サンソン・フランソワ EMI
1970年 モニク・アース E
1975年 ジャック・ルヴィエ Dec 
1977年~79年 パスカル・ロジェ Dec
1980年 ペーター・レーゼル BERLIN
1983年 ユーリ・エゴロフ EMI
1984年 ゾルダーン・コチシュ Ph 
1985年 ワイセンベルク G 
1986年 ジャック・ルヴィエ DENON 
1995年 ジャン=イヴ・ティボーデ Dec
1996年 ミシェル・ベロフ DENON
2005年 パスカル・ロジェ Onyx
2006年 アラン・プラネス Alain Planès HM
2007年 ジャン=エフラム・バウゼ CHANDOS
2019年 ヴィキングル・オラフソン G
2022年 ジャン=ポール・ガスパリアン NAIVE

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次 タップ・クリックしてね。