ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」と「葬送の歌」【聴いてみよう】Stravinsky: Feu d’artifice (Fireworks) , Op. 4&Chant funèbre, Op. 5

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ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」【YouTube】

ストラヴィンスキー「花火」:ピエール・ブーレーズ パリ管弦楽団 2008年 ブーレーズさんの演奏なのですが、まるでショッピングモールで演奏しているかのようですよね。変な場所だな~っていたら、ルーブル美術館だって。(失礼しました)出典:YouTube Stravinsky – Feu d’artifice (Orchestre de Paris, Boulez)  Czippa Musée du Louvre, Paris, 2 December 2008

ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」【名盤・おすすめ】

パーヴォ・ヤルヴィ NHK交響楽団 幻想曲「花火」と「葬送の歌」 😘

ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」と「葬送の歌」
パーヴォ・ヤルヴィ NHK交響楽団 2019年
Stravinsky: Feu d’artifice (Fireworks) , Op. 4&Chant funèbre, Op. 5
Paavo Järvi NHK Symphony Orchestra

定期演奏会のライブ盤です。ホール感のある綺麗な収録で嬉しいです。また、花火が作品4、葬送の歌が作品5、幻想的スケルツォが作品3 初期の作品が連続で演奏されているのって珍しいです。特に、作品5は楽譜が行方知れずになっていたのですが、ようやく、2015年に再発見されただけなので、聴く機会があって嬉しいです。ナイス企画です。この葬送の歌は、後段に掲載したシャイー盤が、初録音だったと思います。サブスクを利用して、初めてN響の演奏を拝聴しました。いや、もちろんEテレでも見てるんですけどね。

CDカップリング:幻想曲花火、幻想的スケルツォ、ロシア風スケルツォ、葬送の歌、春の祭典 出典:YouTube Feu d’artifice Op. 4 パーヴォ・ヤルヴィ – トピック Provided to YouTube by Sony Music Labels Inc.

リッカルド・シャイー ルツェルン祝祭管弦楽団 幻想曲「花火」と「葬送の歌」 🤩

ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」と「葬送の歌」 リッカルド・シャイー ルツェルン祝祭管弦楽団 2017年
Stravinsky: Feu d’artifice (Fireworks) , Op. 4&Chant funèbre, Op. 5 Riccardo Chailly Lucerne Festival Orchestra

シャイーさんの演奏は、メチャ録音状態が良いこと。スピード感があって見通しよく各楽器が登場して消えていくのがリアルに感じられます。うーん。すごいっ。他の演奏と聴き比べるとよくわかりますね。多彩な音がクリアーに飛び出してきて、とっても驚きます。これでライブ盤とは!!

葬送の歌は、自伝によると、構想としてはトレモロを背景として、独奏楽器が自らの旋律を花輪のように捧げながらつぎつぎに師の墓の前を通りすぎるというものだったそうです。曲は6/4拍子で、コントラバスで半音階的な旋律が出現し、楽器を変えて繰り返しながら、トレモロの中を進んでいくもの。葬送の鐘の音を模した楽句ののちに、主旋律があらわれ、半音階的な旋律と絡み合いながら盛りあがります。(Wikipediaをもとに記述)

↑ ついでに、幻想的なスケルツォ(作品3)、続きに、牧神と羊飼いの娘(作品)を聴いてみてください。めったに聴かないので~ ここでは、シャイーさんが、初期の作品番号2~5まで演奏してくれることになります。で、作品1はなんだっけ?と疑問がわきました。なんと交響曲第1番変ホ長調(作品1)でした。びっくり、いきなりシンフォニー!

CDカップリング:CDカップリング:ストラヴィンスキー 葬送の詩(作品5)、花火(作品4)、幻想的なスケルツォ(作品3)、牧神と羊飼いの娘(作品2)メゾ・ソプラノ:ソフィー・コッホ、バレエ音楽「春の祭典」 2017年録音 出典:YouTube Stravinsky: Feu d’artifice, Op. 4 (Live) ルツェルン祝祭管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

ドミトリー・キタエンコ デンマーク放送交響楽団 😘

ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」 ドミトリー・キタエンコ デンマーク放送交響楽団 1994年
Stravinsky: Feu d’artifice Dmitri Kitajenko Danish National Symphony Orchestra

シャイーさんの演奏を聴いちゃうと、録音状態も含めてコメントが書きづらいです。CDカップリング:ストラヴィンスキー ペトルーシュカ、ロシア風スケルツォ、花火 出典:YouTube Feu d’artifice (Fireworks) , Op. 4, K. 007
Dmitri Kitajenko – トピック Provided to YouTube by PIAS

ウラディーミル・アシュケナージ サンクトペテルブルク・フィル 🙂

ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」 ウラディーミル・アシュケナージ サンクトペテルブルク・フィル 1994年
Stravinsky: Feu d’artifice Vladimir Ashkenazy St. Petersburg Philharmonic Orchestra

CDカップリング:ストラヴィンスキー 幻想曲花火、火の鳥組曲、交響曲第1番、幻想的スケルツォ 出典:YouTube Stravinsky: Fireworks サンクトペテルブルク・フィルハーモニー交響楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

ピエール・ブーレーズ シカゴ交響楽団 😘

ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」 ピエール・ブーレーズ シカゴ交響楽団 1992年
Stravinsky: Feu d’artifice Pierre Boulez Chicago Symphony Orchestra

花火も良いけれど、しっかり火の鳥全曲版を聴いてくださいね~っと言われそうです。出典:YouTube Stravinsky: Feu d’artifice, K007 シカゴ交響楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

エリアフ・インバル フィルハーモニー管弦楽団 😘

ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」 エリアフ・インバル フィルハーモニー管弦楽団 1989年
Stravinsky: Feu d’artifice Eliahu Inbal The Philharmonia Orchestra

インバルさんの演奏は、花火を最初に聴いた演奏で、短い楽曲なのに、スパークするように速いスピードで、いろんな楽器が奏で、ボムっと弾ける構成に驚きました。フルートのトレモロから始まり、始めは噴水かと思うのですが、ホルンが、「みそれどっ みそれどっ」と、繰り返し、ハープが絡んで、いろんな楽器が集まってパワーが集結します。上昇する弦のフレーズだけになって集結したと思ったら、ドンっ!

いろんな楽器が多彩にリズミカルに動くが、えっ 何の楽器が入ってくるのか、トロンボーンにトランペット。静まったところでの美しいフレーズでは、2台のハープが、鉄琴、チェレスタもいる。って具合に、たった5分程度の曲ですが、もったいないぐらいの大編成。耳にとってはご馳走ですが、素人の駄耳と脳味噌では、聞き分けられないよぉ~という処理不可能、悲鳴になります。何度も繰り返してきいてみて、聴くトレーニングの題材に良いかもしれません。一度、生コンサートで聴いたことがあるのですが、そのときは、え~  たったこれだけの短い曲っ!

最後は、シンバルに大太鼓、らっらそふぁ っふぁっふぁっ っそっそっ らっら しっしっ(音は正確ではありません。)フルートも大活躍で、おもちゃ箱のように、はじけて終わります。何度となく繰り返して聴いても、飽きずに楽しめると思います。ぜひ、良い録音で聴いてください。ワタシ個人的には、この楽曲をテーマにして、全国花火競技大会なんかで使っても面白いかも。一発モノの大きな打ち上げは無理だけど、スターマインではどうでしょ。楽しそうなんだけどなあ。

CDカップリング:2枚組BOX ストラヴィンスキー ペトルーシュカ 1911年版 1990年録音、花火 1990年録音、春の祭典 1947年版 1989年、火の鳥 1989年、幻想的スケルツォ 1989年 出典:YouTube Stravinsky : Fireworks Op.4 エリアフ・インバル ト-ピック Provided to YouTube by Warner Classics International

リッカルド・シャイー ベルリン放送交響楽団 😘

ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」 リッカルド・シャイー ベルリン放送交響楽団 1984年
Stravinsky: Feu d’artifice Riccardo Chailly Radio-Symphonie-Orchester Berlin

CDカップリング:ストラヴィンスキー 詩編交響曲、幻想曲花火、カンタータ星の王、夜鳴きうぐいす(ナイチンゲールの歌) 出典:YouTube Stravinsky: Feu d’artifice, Op. 4 ベルリン放送交響楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

ストラヴィンスキー 作曲家ご自身の演奏です。🙂

ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」ストラヴィンスキー コロンビア交響楽団 Stravinsky: Feu d’artif
iceIgor Stravinsky · Columbia Symphony Orchestra 

ご本人の演奏なので、とやかく言うと罰が当たりそうですね。記録が残っているなんて、ラッキーな天才作曲家だと思います。初演できないまま~という作曲家が多いのに。なのでご紹介にとどめておきます。出典:YouTube Fireworks, Op. 4 イーゴリ・ストラヴィンスキー – トピック Provided to YouTube by Sony Classical

ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」【解説】

ストラヴィンスキーの「花火」(Feu d’artifice 作品4)は、初期の管弦楽曲で、スケルツォ形式による幻想曲です。自伝によると、1908年に、リムスキー=コルサコフの娘と、同門の作曲家との結婚を記念して作曲されましたが、リムスキー=コルサコフが亡くなったため演奏されませんでした。実際に完成したのは1909年です。ディアギレフとの出会いに繋がったとも言われている曲で、大編成を必要とし、その後の作風を予見させるものです。葬送の歌については、リッカルド・シャイー ルツェルン祝祭管弦楽団の項で記載しちゃったので、ご参考に。

ストラヴィンスキー:幻想曲「花火」【ディスク情報】

1984年 シャイー ベルリン放送交響楽団 Dec
1989年 インバル フィルハーモニー管弦楽団 TELDEC
1992年 ブーレーズ シカゴ交響楽団 G
1994年 アシュケナージ サンクトペテルブルク・フィル Dec
1994年 キタエンコ デンマーク放送交響楽団 CHANDOS
2017年 シャイー ルツェルン祝祭管弦楽団
2019年 P・ヤルヴィ NHK交響楽団 ライブ


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