モーツァルト:交響曲第25番【聴いてみよう】Mozart: Symphony No. 25 in G minor, K.183

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モーツァルト:交響曲第25番【YouTube】

モーツァルト:交響曲第25番 ネヴィル・マリナー アカデミー室内管弦楽団 1978年
Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Neville Marriner Academy of St Martin in the Fields

モーツァルトは苦手だと言いつつ、ハイ、この冒頭は知っています。映画「アマデウス」に使われた曲っていうことで、とても有名な曲です。で、映画「アマデウス」で使われた演奏です。出典:YouTube Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 – I. Allegro con brio Academy of St Martin in the Fields Provided to YouTube by Universal Music Group

モーツァルト:交響曲第25番 フランソワ・ルルー hr交響楽団(フランクフルト放送響)2017年5月12日のコンサートの模様です。オーボエ奏者として有名なルルーさんが、指揮にも熱心に活躍中。22分58秒の動画です。出典:YouTube Mozart: Sinfonie g-Moll KV 183 ∙ hr-Sinfonieorchester ∙ François Leleux hr-Sinfonieorchester – Frankfurt Radio Symphony

モーツァルト:交響曲第25番【名盤・おすすめ】

ロジャー・ノリントン シュトゥットガルト放送交響楽団 🙂

モーツァルト:交響曲第25番 ロジャー・ノリントン シュトゥットガルト放送交響楽団 2006年
Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Roger Norrington Stuttgart Radio Symphony Orchestra

ノリントンさんの演奏は、通奏低音の役割を果たすチェンバロを中心に据えて、両翼配置のヴァイオリン、少人数に絞って、ピリオド奏法での演奏です。個性的なカップリングと言い、シュトゥットガルト放送響で、人数控えめのライブというこだわりよう。さすがに人数少なすぎ~と、層の薄さに驚きつつ、新鮮な空気が感じられます。
CDカップリング:モーツァルト交響曲第1番、25番、41番 2006年録音 出典:YouTube Symphony No. 25 in G Minor, K. 183(Live) シュトゥットガルト放送交響楽団 – トピック Provided to YouTube by NAXOS of America

リッカルド・ムーティ ウィーン・フィル 😘

モーツァルト:交響曲第25番 リッカルド・ムーティ ウィーン・フィル 1996年
Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Riccardo Muti Wiener Philharmoniker

ムーティさんの演奏は、しなやかに弾力を持って走ります。ウィーン・フィルを、こんなにも走らせちゃう無謀さ、勇気、活気あるエネルギー、ワタシは好きです。中音域のフレージングにビート感があり、自然とノリノリになってしまうのです。ピリオドの素っ気なさに辟易し、しっとりした音の質感を好む傾向にあるので、ワタシ的には許容範囲内です。軽いロック調、スウィング調の要素も感じちゃう演奏なので、自然と惹かれます。
出典:YouTube Mozart: Symphony No. 25 in G minor, K.183 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

クラウディオ・アバド ベルリン・フィル 😘

モーツァルト:交響曲第25番 クラウディオ・アバド ベルリン・フィル 1992年
Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Claudio Abbado Berliner Philharmoniker

アバドさんの演奏は、すっきりした風合いで、小気味良いテンポで、スイスイと進んで行きます。躍動感もあり、走って行く雰囲気もバッチリです。ベルリン・フィルとは、とても思えないほど、スッキリ、軽快、機敏な動きで速めに進みます。タイトな弦なのですが、どこか明るめなのが特徴でしょうか。思いのほか、颯爽としているので、驚きました。これは良いですね。

CDカップリング:モーツァルト 交響曲第31番、同局第2楽章改訂稿、フリーメイスンのための葬送音楽、交響曲第25番、交響曲ニ長調ポストホルン(セレナード9番)1992年録音 出典:YouTube Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 クラウディオ・アバド – トピック Provided to YouTube by Sony Classical/Legacy

トレヴァー・ピノック イングリッシュ・コンサート 😑

モーツァルト:交響曲第25番 トレヴァー・ピノック イングリッシュ・コンサート 1990年
Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Trevor Pinnock The English Concert

ピノックさんの演奏は、アンタに思い入れはないんかいっ! アッサリ演奏されて、時間だけが経過するような進行です。全曲を録音するためだと思うのですが、なんだか事務仕事みたいで~。これでは感情が湧きません。お疲れさまでした~で終わります。CDカップリング:モーツァルト交響曲全集全47曲11枚組BOX1992年~95年録音 出典:YouTube Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 イングリッシュ・コンサート – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

エマニュエル・クリヴィヌ フィルハーモニア管弦楽団 😘

モーツァルト:交響曲第25番 エマニュエル・クリヴィヌ フィルハーモニア管弦楽団 1988年
Mozart::Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Emmanuel Krivine The Philharmonia Orchestra

クリヴィヌさんの演奏は、少しほっこりした演奏で、ずーっと聴いてられるタイプ。ギラッとしてないし、尖ってもいないし、優しくソフト。癖がなく、ぽわーんと聴いてても許されそう。(と勝手に決めつける)あまり目立たない演奏で、滋味な風合いなのですが、まろやかさ、乳白色系の色彩感、まるでフランス系楽曲のように感じます。

CDカップリング:モーツァルト交響曲選集6枚組BOX 交響曲第23番、25番~41番、28番 1988年~90年録音 オケは、フィルハーモニア管とシンフォニア・ヴァルソヴィアです。出典:YouTube 交響曲第25番 ト短調 K.183 (173dB) エマニュエル・クリヴィヌ – トピック Provided to YouTube by Nippon Columbia Co., Ltd. 

トン・コープマン アムステルダム・バロック管弦楽団 🙄

モーツァルト:交響曲第25番 トン・コープマン アムステルダム・バロック管弦楽団 1988年
Mozart::Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Ton Koopman Amsterdam Baroque Orchestra

コープマンさんの演奏は、速めのテンポで進みます。有名な冒頭のフレーズは、教会で録音されたようでエコーがかかり、天使の羽ばたきのように浮遊感が出ています。オーボエが、古楽器独特のツーンとした直線的な音で素っ気なく登場します。筒状の楽器というイメージが視覚的に見えるかのよう。

ピリオドが流行する前の伝統的というか、今となっては古風な演奏を聴いてきた耳には、古楽器、ピリオド奏法に、そんなに、こだわらなくても良いヤンと思うのです。それよりも、映画「アマデウス」の受け売りかもしれませんが、第25番は、謎めき、翳りがあり、不安があり、深淵を覗きつつもケケケと笑い飛ばしてしまう不気味さが見え隠れしている演奏の方が面白いです。

ワタシがこの演奏に馴染めないのは、多分、木管の素っ気ない音かな~ 低弦の響きは柔らかく幻想的な蜻蛉のよう。低音の響きが少なく、全体的に腰高で個性的な演奏です。CDカップリング:モーツァルト 交響曲第29番 1988年、交響曲第33番 1987年、交響曲第25番 1988年録音 出典:YouTube Mozart Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 アムステルダム・バロック管弦楽団 – トピック  Provided to YouTube by Warner Classics International

ネヴィル・マリナー アカデミー室内管弦楽団 🙂

モーツァルト:交響曲第25番 ネヴィル・マリナー アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ 1987年 Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Neville Marriner Academy of St Martin in the Fields

モーツァルトの交響曲 41曲もある交響曲のうち、短調で書かれているのは、この25番と40番だけ。なぜ、短調で書いたんだろう~ 映画「アマデウス」に登場するフレーズが、明確に自信を持って演奏されています。CDカップリング:交響曲第24番~27番、32番 1981年録音 出典:YouTube Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 ネヴィル・マリナー – トピック Provided to YouTube by Warner Classics

ジェームズ・レヴァイン ウィーン・フィル

モーツァルト:交響曲第25番 ジェームズ・レヴァイン ウィーン・フィル 1985年
Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 James Levine Wiener Philharmoniker

CDカップリング:モーツァルト交響曲第25~27番 YouTubeにおけるカップリングは、モーツァルト交響曲全集11枚組BOX 1984年~90年録音です。出典:YouTube Mozart: Symphony No. 25 in G minor, K.183 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

レナード・バーンスタイン ウィーン・フィル 😘

モーツァルト:交響曲第25番 レナード・バーンスタイン ウィーン・フィル 1984年
Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Leonard Bernstein Wiener Philharmoniker

バーンスタインさんの演奏は、テンポが遅め、層は厚め、たっぷりとした演奏です。ピリオドの流行は始まった頃でしょうか、ピリオド奏法の流行に呑み込まれ、その時代を過ごした耳からすると、やはり少し厚ぼったく感じます。陽気だけど、どこか憂鬱そうな面が出ているように思います。特に第2楽章は、憂さ晴らしをしたくても晴れない、もどかしさがあり、悩ましいです。この不安要素みたいなのを、ちゃんとさりげなく醸し出して演奏するのは、さすが。

CDカップリング:モーツァルト交響曲第29番 87年、25番88年、クラリネット協奏曲 シュミードル 1987年録音 出典:YouTube Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Vienna Philharmonic Provided to YouTube by Universal Music Group

ラファエル・クーベリック バイエルン放送交響楽団 😘

モーツァルト:交響曲第25番 ラファエル・クーベリック バイエルン放送交響楽団 1981年
Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Rafael Kubelík Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks

クーベリックさんのモーツァルトは、軸のぶれない一本筋の通ったスリムさと、颯爽と走る姿が美しいです。バイエルン響の弦と木管のしっとりとした響きと、走る風のような感覚が心地良いです。爽やかな春のサイクリングのようで、無理のないちょっと速めのドライブ感が楽しめます。25番は、このオルフェオから出ているライブしかなかったように思うので、貴重な演奏です。CDカップリング:ハイドン交響曲99番1982年、モーツァルト交響曲第25番1981年、交響曲第38番1985年録音 出典:YouTube Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 バイエルン放送交響楽団 – トピック Provided to YouTube by NAXOS of America

クリストファー・ホグウッド エンシェント室内管弦楽団 🥰

モーツァルト:交響曲第25番 クリストファー・ホグウッド エンシェント室内管弦楽団 1979年
Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Christopher Hogwood Academy of Ancient Music

ホグウッドさんの演奏は、遅ればせながら、古楽器、ピリオドという言葉に出会った時に、最初の頃に聴いた演奏だったと思います。嫌いなこの二つの言葉は、その後、まあ解消はされたのですが、トラウマの直接原因は、アーノンクールさんの演奏でした。ホグウッドさんは、さほど拒否反応は出なかったのですが、結局、ひとくくりにされて、CD棚の隅っこに、お蔵入りにはなっちゃいました。

今、改めて聴くと、スキッとしてて良い演奏に思えます。エコーがかかったように、コンマ何秒という輪唱って感じで残響が聞こえます。ヴァイオリンは、どことなく巻き舌風で、オーボエも印象的で、とてもリズミカルです。繊細な響きで、清潔。適度な翳りを引きずりながら、疾風していきます。もう少し、聴いておくべきだったな~と、いまは、ちょっぴり後悔しています。落ち着いたリズミカルな演奏です。

CDカップリング:モーツァルト交響曲第25番、29番 交響曲集(25番、38番、40番、41番)の2枚組BOXもあります。交響曲全集(19枚組BOX)も。原盤はオワゾリール(L’Oiseau-Lyre)です。出典:YouTube Mozart: Symphony No.25 in G minor, K.183 エンシェント室内管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

ネヴィル・マリナー アカデミー室内管弦楽団 😶

モーツァルト:交響曲第25番 ネヴィル・マリナー アカデミー・オブ・セント・マーティン・イン・ザ・フィールズ 1978年 Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Neville Marriner Academy of St Martin in the Fields

マリナーさんの演奏は、かなりアッサリしています。1987年録音(EMI盤)もありますが、録音状態は78年録音の方が良いかもしれません。あまり感興が湧かないですね~ どうしてなのだろう。CDカップリング:Mozart: The Symphonies, Vol.3 (Complete Mozart Edition) 出典:YouTube Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Academy of St Martin in the Fields Provided to YouTube by Universal Music Group

ヨーゼフ・クリップス コンセルトヘボウ管弦楽団 🙂

モーツァルト:交響曲第25番 ヨーゼフ・クリップス コンセルトヘボウ 1973年
Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Josef Krips Royal Concertgebouw Orchestra

クリップスさんのCDBOXは、ワタシのお宝BOXでした。優しくソフトで、短調なのに明るめの演奏が好きでした。今は、もう少し翳りがあっても良い気がします。懐かしく聴きましたが、ワタシ同様に、少し楽天的かもしれません。CDカップリング:モーツァルト交響曲第21番~41番 6枚組BOX 1972年~73年録音 出典:YouTube Mozart: Symphony No. 25 in G minor, K.183 Concertgebouworkest Provided to YouTube by Universal Music Group

ベンジャミン・ブリテン イギリス室内管弦楽団 🥰

モーツァルト:交響曲第25番 ベンジャミン・ブリテン イギリス室内管弦楽団 1971年
Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Benjamin Britten English Chamber Orchestra

作曲家のブリテンさんが振るモーツァルトで、録音状態も良くノーブルな演奏です。さりげなく、自然な感じで始まります。暗すぎず、劇的すぎず、淡々としていながら、さりげなく影を落とします。弦に感じる翳り、うつむくような表情、この風情にころっと参りました。派手さはないのですが。

第2楽章においても、オケのなかで会話がされています。弦の揺れ、脱力しすぎない力加減(ボーイング)が、弱いんだけど、強さもあって、なんだか助けてあげたい~ そんな気にさせます。昔も聴いていた筈なのですが、心の機微を全く気づいてませんでしたね~ 耳を傾ければ、表情が豊かだと感じます。メッチャ大人の演奏です。

CDカップリング:モーツァルト交響曲第25番71年、セレナード第6番ノットゥルナK.239 68年、交響曲第29番 1971年録音 出典:YouTube Mozart: Symphony No. 25 in G minor, K.183 イギリス室内管弦楽団 – トピック
Provided to YouTube by Universal Music Group

カール・ベーム ベルリン・フィル 😘

モーツァルト:交響曲第25番 カール・ベーム ベルリン・フィル 1968年
Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Karl Böhm Berliner Philharmoniker

ベームさんの演奏は、弦の刻みがキッチリしてます。木管は慎重に吹かれているし、テンポは遅め。楷書体、教科書体というフォルムで、学校で先生の授業を受けている感じで、ちょっと硬めです。CDカップリング:モーツァルト交響曲全集 1959年~68年録音 出典:YouTube Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

ブルーノ・ワルター ウイーン・フィル 😅

モーツァルト:交響曲第25番 ブルーノ・ワルター ウイーン・フィル 1956年
Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Bruno Walter Wiener Philharmoniker

ワルターさんのライブは、かなり前傾姿勢です。えっ、速いですよね。走らせるだけ走ってくださいという感じで、自由度の高い演奏です。でも、第2楽章は、ゆったり、しっとり。第3楽章は、メヌエットで十分に間合いを取り、ラストは、またまた走り出す~という演奏です。全体構成を考えたテンポの緩徐づけ。ちょっとやり過ぎ感がありますが、熱っぽく燃えています。CDカップリング:モーツァルト 交響曲第40番52年、25番56年、レクイエム56年録音 出典:YouTube Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 (Live) Herbert von Karajan Provided to YouTube by NAXOS of America

ブルーノ・ワルター コロンビア交響楽団 

モーツァルト:交響曲第25番 ブルーノ・ワルター ウイーン・フィル 1954年 
Mozart: Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 Bruno Walter Columbia Symphony Orchestra

CDカップリング:モーツァルト交響曲第25番1954年、28番54年、29番54年、35番ニューヨーク・フィル1953年録音 出典:YouTube Symphony No. 25 in G Minor, K. 183 ブルーノ・ワルター – トピック Provided to YouTube by Sony Classical 

モーツァルト:交響曲第25番【解説】

モーツァルトの交響曲第25番ト短調 K. 183 (173dB) は、17歳である1773年に作曲されています。短調で書かれたのは、交響曲40番と当曲だけ。オーボエ、ファゴット、ホルンと弦五部の楽器編成で、ホルンが4本使われ主題を奏でます。1984年公開の映画「アマデウス」の冒頭シーンで、第1楽章が使われ一躍有名になりました。次の4つの楽章で構成されています。

第1楽章 ト短調 4/4拍子 リズミカルな第1主題 対照的な音色の変奏曲として二回繰り返されます。最初はフォルテですが、独立したベースの伴奏が 4 拍子で続き、次にピアノが声を主導し「嘆きの」オーボエが全小節音で、静かな弦楽器の伴奏で演奏されます。ヴァイオリンが楽章の初めからシンコペーションのリズムを演奏します。第2主題は弦楽器のみ 展開部では新しいリズミカルなモチーフが出てきて、ト短調の三和音のうえで、ヴァイオリンがトレモロを奏でて終わります。

第2楽章 変ホ長調 2/4拍子 このアンダンテは穏やかで、溜息モチーフとも言われる主題が出てきます。休止後対照的なロ長調の第2主題です。

第3楽章 ト短調 3/4拍子 メヌエット オケ全体、弦のパッセージがユニゾンとなります。2本のホルンが活躍しています。牧歌的なトリオはト長調です。

第4楽章 ト短調 2/2 第1主題は、弦のユニゾンで。付点のリズムが登場し、変奏曲のように繰り広げられ、ヴァイオリンにシンコペーションのリズムが。第2主題は、穏やかですが付点のリズムが特徴的です。約25分~30分です。

モーツァルト:交響曲第25番【ディスク情報】

1954年 ブルーノ・ワルター コロンビア交響楽団 SC
1956年 ブルーノ・ワルター ウイーン・フィル ORFEO
1968年 カール・ベーム ベルリン・フィル G
1971年 ブリテン イギリス室内管弦楽団 Dec
1972年 ヨーゼフ・クリップス コンセルトヘボウ管弦楽団 Dec
1978年 マリナー アカデミー室内管弦楽団 Ph
1979年 クリストファー・ホグウッド エンシェント室内管弦楽団 OL
1981年 クーベリック バイエルン放送交響楽団 ORFEO
1983年 アーノンクール コンセルトヘボウ管弦楽団 TELDEC 未掲載
1984年 バーンスタイン ウィーン・フィル G
1985年 レヴァイン ウィーン・フィル G
1987年 マリナー アカデミー室内管弦楽団 EMI
1988年 コープマン アムステルダム・バロック管弦楽団 E
1988年 クリヴィヌ フィルハーモニア管弦楽団 DENON
1990年 トレヴァー・ピノック イングリッシュ・コンサート AR
1992年 クラウディオ・アバド ベルリン・フィル SC
1996年 リッカルド・ムーティ ウィーン・フィル Ph
2006年 ノリントン シュトゥットガルト放送交響楽団 HÄNSSLER
2021年 マルティン・フレスト スウェーデン室内管弦楽団 SC 未掲載

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コメント

コメント一覧 (2件)

  • 初めまして。
    WEBページの頃、よく拝見させていただいていたのですが、自身なかなか音楽を聴く時間を取れない時期が続いておりました。最近また少し時間を取れるようになり、思い出したようにbookmarkをクリックしたら・・・。「辞めちゃったのか~・・・」と寂しく思っていたのですが。
    見つけた~!♪
    嬉しくなったので書き込んでしまいました。曲と全く関係ない内容でごめんなさい。
    またちょくちょく拝見させていただきます。無理なくお続け下さることを祈っております。

    • こんにちわ。嬉しいメッセージ、どうもありがとうございました。そうなんです、復活~しました。(^^) 時間がとれない時こそ、音楽~だと思うのですが、なかなかそうもいかず、ジレンマに陥ったりしていました。気楽に、無理なく、ボチボチ続けていきたいと思います。ホント、見つけてくださり感謝です~ 専門的なお話より、音楽を聴く喜びを分かち合いたいですよね~ また、遊びに来てくださいね。ありがとうございました!! 

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