クラシック音楽のレビューについて
「頭のなかのおたまじゃくし」のメインコンテンツは、クラシック音楽のレビュー記事です。いろんなクラシック音楽を聴いてみようと挑戦し、聴いた感想を書き留めたものです。感想は、音楽評論家の方々のように、格調高く表情豊かに表現できませんが、今までに購入してきたCDをもとに、前頭葉の活性化(維持?)のため、自分にマルチタスクを課して、聴きながらブログ記事を書いています。
YouTubeを見て楽しむ。視覚情報を得ることの面白さ。
YouTubeでは、オケの動き、指揮者の動きを見て、楽しむことができます。例えば、オネゲルのパシフィック231を聴いて見たとき、機関車が動き始め、スピードをあげて走るという描写が、音で表現されています。機関車が、動き始めるときの運動が、どのような楽器を使って表現しているのか、視覚情報を得ることができます。
コンサート映像を撮るカメラマンも、楽曲の勉強してないと映せないですし、聴く方も良い勉強になります。マーラーやR・シュトラウスなどの大編成の楽曲においては、特に面白いです。珍しい楽器も登場しますしね。ここでハープが入ってくるのか、チューブラベルなのか鐘(カリヨン)が使われているのか等、楽器の使われ方、指揮者のタクト姿など、見て楽しく聴くことができます。もちろん、バレエ音楽やオペラもありますし、新しい弦楽四重奏団等の登場も知る機会が増えることでしょう。
海外の一流オケの動画配信は、ものすごく力を入れておられます。特に、放送交響楽団、放送管弦楽団とネーミングされたオケは、やっぱりすごいボリュームで配信されています。放送のためのカメラマンが専属でおられますでしょうし。映すノウハウもスキルもあります。国内オケも頑張って欲しいです。これからのクラシック音楽には、今までCDなどのメディア媒体に培ってきた資産が、たーっぷり蓄積されているので、お宝発掘気分で楽しみましょう。
クラシック音楽を聴きはじめた経緯
音楽レビューのブログを始めた経緯を、箇条書きっぽく書いてみます。
子供の頃、クラシック音楽を聴いていたことがある。
若い頃、レコードを収集していたが、デジタル化により、媒体が変わり、レコードを捨てたことがある。
CDの新譜は、高値の花だったが、試聴できないため購入してがっかりすることが多々あった。
そのため、音楽評論家センセイの意見を聞いて評価の高いCDを買っていた。
おのずと、評論家センセイの意見を鵜呑みにすることとなったが、それでご満悦だった。
評論家センセイの書いた本、ランキングされたムック本の内容に従って、せっせとCDを収集した。
自分なりの主観や感性を磨くことに注力していなかった。
社会人となり、仕事で忙しい等の理由で、音楽を聴く習慣がなくなった。コンサートからも遠のいた。
それでもCDは、細々と購入していたため、未聴CDが山積することになった。
SONYのウォークマンで、手軽に音楽を楽しんで聴いていた。
気がつくと、巨大レーベル同士が合併して寡頭産業になっていた。
Windowsは、バージョンをあげて進化し、情報通信機器もアプリも買い換えを余儀なくされた。
そのうち、大型のステレオは不要になり、PCやスマホで、耳にイヤフォンを突っ込んで聴く時代になった。
ダウンロード、YouTube、ナクソス、スポルファイ、オケの生配信の時代になった。
気がつくと、CDは中古で売られていても、ほとんど買う人がいない。
まだまだ、聴いていない曲があるのに~ どうしよう。困ってしまった。
クラシック音楽のレビューブログを始めた経緯
仕事で忙しい等の理由で、音楽を聴く習慣が失せていましたが、ひょんなことから、再度、聴き始めることになりました。そのきっかけは、元上司が、休み時間に、音楽の友社 月刊「レコード芸術」を手にして廊下を歩いていたこと。雲の上の上司と、クラシック音楽の話をするようになり、刺激をビンビンに受けて、再度、音楽を聴くようになりました。
それ以降、中古ショップでCDを買ったり、元上司からの借用により聴き始めました。まあ~ せめて買ったCDは、時間を見つけて聴いてみようと。それを続けて行くうち、ふと気づくと、個人の感想が、いろんな形でネットにアップされています。自分でも表現できるかなあ。自分なりの主観で良いから、とにかく感想を書く気で聴いてみたらいいやん。
そんなわけで、2009年5月23日、「頭んなかの♪おたまじゃくし」が誕生し、webサイトを開設しました。
意気揚々と記事を書いていましたが、Windowsのアップデート、サイト作成アプリの変遷、インターネットをとりまく環境の変化で、修正や変更を余儀なくされ、振り回されてヘトヘト。聴くこともままならず、放置状態なったことも。空白の時間が流れ、無駄な時間と労力を費やしました。とほほ。
所有していた再生装置について
所有していた再生装置のステレオは、1980年代のバブル時代の遺産です。
アンプ:SANSUI AU-α907L SONY 555ESR Marantz PM6006
CDプレーヤー:SONY CDP-333ESD パイオニア? DENON PCD600NE
スピーカー:DIATONE DS-97C さすがに、CDプレーヤーは現役1台を残して処分しています。
聴く音楽の傾向について
書き留めたレビューの内容ですが、感想は主観に凝り固まっています。なにせ素人ですから。録音状態については、良いか悪いかぐらいの判別です。傾向としては、激動型のマーラーが好きでしたが、仕事に忙しい時、ずーっと永遠に続きそうなブルックナーの楽曲にはまりました。モーツァルト、ハイドン以前は聴かず、声楽・オペラは、ほとんど聴きません。
あまり古い時代の演奏は聴きません。フルベン・クナ・ムラヴィンさんたちの名前は知っていても、聴こうという意欲が湧きません。1980年代デジタル化が始まり、名だたる指揮者やオケがこぞってCDに録音しました。その頃に録音、製造されたCDがメインとなります。もちろん、それ以前の録音であっても、リマスタリング盤があれば購入しています。また、配信が主流になっていても、CDが発売されているものもあります。中古でも新譜でも購入します。また、日本だけでなくAmazonで海外(主にヨーロッパ)から、中古CDを購入することがあります。
クラオタ(クラシックオタク)ではありません。録音状態が良いだけで、うっとりする傾向にあります。暇で困るというわけではないので、聴き方は、ながら傾向にあります。ピアノの譜面ぐらいは読めますが、総スコアは読めません。アナリーゼするのは楽しいだろうとは思います。しかし、専門家ではないし他に仕事があるので、時間を見つけるのが難しいです。
クラシック音楽を聴くのって、タイパ(タイムパフォーマンス)を求めても、これダメだよね~。必ず、聴く時間は必要です。会社の仕事や、家の雑事はタイパでこなして、音楽を聴く時間を設けましょう。人が薦めるのを鵜呑みにするのも良いけど、あれも、これも。とっかえひっかえ聴くのも、一つの方法だと思います。
レビューを書くにあたって
音楽を聴く時間、余裕を努めて持ちたいと思っています。音楽を聴くことで、感情を抑制したり発散したりすることができます。また、人間の人間たる脳、特に、前頭前野、前頭葉を鍛える必要があるとも思っています。ずーっと耳で音楽を聴きながら、同時進行で、PCに感想を入力して、webサイトやブログの記事を書いてきました。これを今後も続けていきたいと思っています。同時進行のマルチタスクを続けていきたいのです。
また、年齢を重ねていくと好きな曲が変化していきます。それも楽しみです。作曲家も年齢を重ねていくと、曲想が変化しますし、時代に応じて変遷しています。きっと、ワタシも聴く楽曲が変わるだろうと思うのです。それが、一つの成長だと思うようにしています。
あっ そうそう。ワタシの書いている感想は、ワタシ個人の主観です。あくまでも個人の感想です。その点はご理解ください。好みが違ってアタリマエ。また、聴いている季節や時間、場所、環境などに大きく左右されると思っています。会社の人間関係でギクシャクしている時に聴くと、まあ~ ろくな事は無いのですが、でも、音楽に癒やされて、かなり心が落ち着きますよね。そして、実際に聴いてみないと解らないと思います。気に入った演奏は、自分で見つけるのが鉄則だと思います。
音楽は、知識ではありません。自分の感覚、感性です。人から教えてもらって得るものではありません。全く次元の違う世界だと思っています。音楽は、自分の感性を磨くものです。そう思います。
一応、名盤・おすすめ~と書いているけれど。
ワタシが聴いた感想と、みなさんがお聴きになった感想と、違うと思います。だって、聴いてきた年数や数量、生コンサートで聴いた経験など、いままでに培ってきた経験が違います。年齢だって違うし、聴いている環境も違います。なので~ 一応、ワタシが今まで聴いてきた経験や環境での名盤、おすすめって書いているのですが(というよりフェイス 絵文字で表情を表しています)が、みなさんにとっての、自分の「これだ」を探して欲しいんです。自分にあった「ぴったり」を見つけてください。自分にとっての良いね~という演奏を、どうぞ見つけてください。そのためにも、数打ちゃ当たる~ではありませんが、多くの演奏を聴いていただければサイワイです。
掲載方法と今後について
掲載は、作曲者順(アルファベット)楽曲ごとに分類しています。本来は、毎日の掲載ごとに時系列に並んでいく、日記風のブログ形態は好きではありません。しかし、WEBサイトからBLOGに変更し、また、2023年現時点では無料ブログから有料ブログに移行して、ワードプレスを使ってブログ形式で作成しています。自然と、聞きくらべ状態のように記事が並びますが、決して一度に聞きくらべをしているわけではありません。一つの楽曲を深く、専門的に追い求めるタイプではないので、今後も、なるべく多く広く聴いていくつもりです。では、ヨロシクお願いします。
2023年4月 mamama(ままま)
「とんでもままま」を改め、従前の「頭のなかのおたまじゃくし」に2023年7月13日に戻しました。
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