モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス【聴いてみよう】Mozart: Ave verum corpus k.618

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モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス【YouTube】

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団 2022年4月16日イースター礼拝時 BBC2チャンネルで放映された動画です。出典:YouTube Mozart: Ave verum | Easter from King’s 2022
Kings College Choir Distributed under licence from the British Broadcasting Corporation.

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス【名盤・おすすめ】

ウィリアム・クリスティ レザール・フロリサン 😘

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス ウィリアム・クリスティ レザール・フロリサン(古楽器オケ&コーラス)2009年  Mozart: Ave verum corpus k.618 William Christie Les Arts Florissants

レザール・フロリサン( Les Arts Florissants)は、フランスで活動する古楽器オーケストラ及び合唱団です。指揮を担当しておられるウィリアム・クリスティにより、1979年に設立されています。そっけないほどにあっさり~です。ワタシが、ご大層な演奏を聴いてきたためだと思います。出典:YouTube Ave verum corpus, K. 618 ウィリアム・クリスティ – トピック Provided to YouTube by Warner Classics International

スティーヴン・クレオバリー ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団 😇

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス スティーヴン・クレオバリー ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団 2017年 Mozart: Ave verum corpus k.618 Stephen Cleobury Choir of King’s College, Cambridge

この演奏は、「コーラル・フェイヴァリッツ・フロム・ケンブリッジ」とタイトルされ、ハルモニア・ムンディから発売されているCDです。1996年録音より明瞭に響いているように感じます。出典:YouTube Ave verum corpus KingsCollegeChoir Provided to YouTube by harmonia mundi

スティーヴン・クレオバリー ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団 😘

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス スティーヴン・クレオバリー ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団 1996年 オルガン:ジェームズ・ヴィヴィアン James Vivian 
Mozart: Ave verum corpus k.618 Stephen Cleobury Choir of King’s College, Cambridge
出典:YouTube Mozart: Ave verum corpus, K.618 KingsCollegeChoir Provided to YouTube by Universal Music Group

トン・コープマン アムステルダム・バロック管弦楽団 😉

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス トン・コープマン アムステルダム・バロック管弦楽団 1994年
Mozart: Ave verum corpus k.618 Ton Koopman Amsterdam Baroque Orchestra
ソプラノ:バルバラ・シュリック Barbara Schlick
アルト:エリーザベト・フォン・マグヌス Elisabeth von Magnus
テノール:ポール・アグニュー Paul Agnew
バス:マタイス・メスダッハ Matthijs Mesdag

コープマンさんの演奏は、すきっとしており合唱の声が良く聞こえます。ここでの演奏は、コーラスがメインなためか、古楽器使用という感じがしません。豊かな音量と適度な残響で美しいですね。クールで、線の細い演奏だと勝手にイメージしていましたが、なかなか豊かな響きがあります。わずか46小節の短い合唱曲とは思えないほど、息のながい演奏でした。バーンスタインさんの演奏が、ふわっとした残響のなか、大らかに歌われていましたが、コープマンさんの演奏は、音響のすっきり感があるので、声については聴きやすいと思います。

CDカップリング:モーツァルト ミサ曲ハ長調 戴冠ミサ、アヴェ・ヴェルム・コルプス、モーツァルト 証聖者の盛儀挽課 ハ長調 k.339、モテット エクスルターテ・ユビラーテ(踊れ、喜べ、幸いなる魂よ)k.165 出典:YouTube Best rendition – Mozart’s Ave verum by Ton KOOPMAN TradOrganist

ネヴィル・マリナー アカデミー室内管弦楽団 🙂

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス ネヴィル・マリナー アカデミー室内管弦楽団 1992年
Mozart: Ave verum corpus k.618 Neville Marriner Academy of St Martin in the Fields Academy of St Martin in the Fields Chorus

マリナーさんの演奏は、大ミサハ短調のあとに続いて流れてくるので、しっとり拝聴させていただけます。CDカップリング:モーツァルト ミサ曲ハ短調「大ミサ曲」K.427 ソプラノ:キリ・テ・カナワほか 1993年録音、アヴェ・ヴェルム・コルプスK.618 1992年録音 出典:YouTube Mozart: Ave verum corpus, K. 618 Academy of St Martin in the Fields Provided to YouTube by Universal Music Group

レナード・バーンスタイン バイエルン放送交響楽団 😭

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス レナード・バーンスタイン バイエルン放送交響楽団 1990年
バイエルン放送合唱団 Chor des Bayerischen Rundfunks
Mozart: Ave verum corpus k.618 Leonard Bernstein Symphonieorchester des Bayerischen Rundfunks 

バーンスタインさんの演奏は、最晩年の演奏です。1990年4月、バイロイト近郊のヴァルトザッセンにあるヴァルトザッセン教会(Stiftsbasilika Waldsassen)で行われたコンサートのライヴ録音です。ライブ盤なので録音状態が気になりますが、教会ならではの天井の高い空間で響く声は、うーん、唸るほど残響が多めです。

録音会場の教会の隅々まで声が届き、そこから反射して帰ってきます。目を閉じて聴くと胸が熱くなります。演奏のテンポが、ゆったりしているので、耳から脳みそに、そしてハートに伝わる時間が充分にあって、じわっ じわっ じわじわっ~とくるのです。(ワタシの各機関の伝達スピードは、ちょい遅れ気味なのです。)

このCDが発売された時期(1990年)は、まだまだ古楽器演奏が主流で、終わりが見えない状況でした。古楽器を使用したモーツァルトのレクイエムが、山のようにCD発売されて、正直言って、内心、忸怩たる思いをしていました。そこに、バーンスタインさんの演奏が登場して、おおっ、一発逆転か~という気分だったことを思い出します。モダン楽器を使っての演奏は、朗々と大きく響き、豊かな気持ちにしてくれます。うわぁ~これよ、これっ! ようやくモダン楽器が復活してきたあ~と、大きな喜びで溜飲をさげた気分でした。(勝手なモンでスミマセン)

いや、古楽器に対して敵愾心があったわけではないのですが、大きな器を取り戻した気分だったのです。で、アヴェ・ヴェルム・コルプスも、大コーラスで聴ける喜びを蘇らせました。バーンスタインさん最後のCDは、1990年8月のタングルウッドでのライブ盤でしたが、後年、バーンスタイン(愛称:レニーさん)の逝去が伝えられたこともあって、しんみりして半泣きで、モツレク、アヴェ・ヴェルム・コルプスを拝聴した記憶が蘇ります。ちょっと私的感情が入っているので、正しい評価はダメダメだと~思います。スミマセン。

CDカップリング:モーツァルト アヴェ・ヴェルム・コルプス、エクスルターテ・ユビラーテ、大ミサ曲 ハ短調 バイヤー版 ライブ盤 出典:YouTube Mozart: Ave verum corpus, K.618 (Live) Leonard Bernstein Provided to YouTube by Universal Music Group

リッカルド・ムーティ ベルリン・フィル 😍

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス リッカルド・ムーティ ベルリン・フィル 1987年
Mozart: Ave verum corpus k.618 Riccardo Muti Berliner Philharmoniker
スウェーデン放送合唱団、ストックホルム室内合唱団 Swedish Radio Choir Stockholm Radio Chorus

ムーティさんのモツレク(モーツァルトのレクイエム)の演奏も絶品でしたが、このアヴェ・ヴェルム・コルプスも絶品ですね。暖かい大きな空間感に包まれて、ほっとした気持ちになるのではないでしょうか。大きなホールで聴くアヴェ・ヴェルム・コルプスだと解釈してくださいね。本格的・正統(?)な教会でのコーラスも聴いてみましょう。

CDカップリング:モーツァルト レクイエム アヴェ・ヴェルム・コルプス レクイエム:ソプラノ:パトシリア・パーチェ、メゾソプラノ:ヴァルトラウド・マイヤー、テノール:フランク・ロパード、バス:ジェイムズ・モリス 1987年 出典:YouTube Ave verum corpus, K. 618 リッカルド・ムーティ – トピック Provided to YouTube by Warner Classics

コリン・デイヴィス ロンドン交響楽団 😘

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス コリン・デイヴィス ロンドン交響楽団 1971年
Mozart: Ave verum corpus k.618 Colin Davis London Symphony Orchestra London Symphony Chorus

C・デイヴィスさんの演奏は、モーツァルトとソプラノのキリ・テ・カナワさんを聴きたいと思っていたと思うのですが、声楽・宗教曲はハードルが高すぎて、棚の奥に収まっていました。身近に声楽を拝見する機会に恵まれなかったことと、ワタシに積極性と挑戦力がなかったですね。このアヴェ・ヴェルム・コルプスK.618は、ささやかにオルガンが入ってきます。

CDカップリング:モーツァルト 証聖者の盛儀晩課(ヴェスペレ)K.339 キリ・テ・カナワほか 1971年録音、キリエニ短調 K.341、アヴェ・ヴェルム・コルプス K.618、モテット「エクスルターテ・ユビラーテ」(踊れ、喜べ、汝幸なる魂よ) K.165(K6. 158a) 1971年録音 出典:YouTube Mozart: Ave verum corpus, K.618 ロンドン交響楽団合唱団 – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプスについて【解説】

モーツァルトのアヴェ・ヴェルム・コルプス (Ave verum corpus) は、カトリックで用いられる聖体賛美歌で、モーツァルトは、1791年に作曲しています。妻コンスタンツェの療養を世話してくれた合唱指揮者アントン・シュトルのために作曲したもので、 簡素な編成で、わずか46小節の小品ですが、絶妙な転調による静謐な雰囲気から、モーツァルト晩年の傑作とされています。テキストを引用して掲載しておきます。残響のなかに心を浸してください。約4分程度の曲です。浄化され癒やされます。

Ave verum corpus natum de Maria Virgine.
Vere passum immolatum in cruce pro homine:
cujus latus perforatum fluxit aqua et sanguine.
Esto nobis praegustatum mortis in examine.
O Iesu dulcis,
O Iesu pie,
O Iesu Fili Mariae. Amen.

めでたし、乙女マリアより生まれ給いしまことのお体よ。
人々のため犠牲となりて十字架上でまことの苦しみを受け、
貫かれたその脇腹から血と水を流し給いし方よ。
我らの臨終の試練をあらかじめ知らせ給え。
優しきイエスよ
慈悲深きイエスよ
マリアの子イエスよ。アーメン。

モーツァルト:アヴェ・ヴェルム・コルプス【ディスク情報】

1971年 コリン・デイヴィス ロンドン交響楽団 Dec
1987年 ムーティ ベルリン・フィル EMI 
1990年 バーンスタイン バイエルン放送交響楽団 G
1992年 ネヴィル・マリナー アカデミー室内管弦楽団 Ph
1994年 コープマン アムステルダム・バロック管弦楽団 E
1996年 スティーヴン・クレオバリー ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
2007年 スティーヴン・クレオバリー ケンブリッジ・キングス・カレッジ合唱団
2009年 ウィリアム・クリスティ レザール・フロリサン E

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