フランク:ヴァイオリン・ソナタ【聴いてみよう】Franck: Violin Sonata in A Major, FWV 8

目次 タップ・クリックしてね。

フランク:ヴァイオリン・ソナタ【YouTube】

フランク:ヴァイオリン・ソナタ ルノー・カピュソン カティア・ブニアティシヴィリ 真逆の二人だと勝手にイメージしていたのですが、相性はバッチリみたい。ここでは、サワリだけの6分11秒の動画です。あっ 心配しないでね下の名盤・おすすめコーナーにて、全曲拝聴できます。出典:YouTube Franck Violin Sonata in A Major: Renaud Capuçon & Khatia Buniatishvili Warner Classics

フランク:ヴァイオリン・ソナタ 服部百音(ヴァイオリン) / 亀井聖矢(ピアノ) 出典:YouTube セザール・フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 FWV 8 /  桐朋学園音楽部門 TOHO GAKUEN SCHOOL OF MUSIC 2021年10月11日 27分06秒の動画です。

フランク:ヴァイオリン・ソナタ【名盤・おすすめ】

ルノー・カピュソン マルタ・アルゲリッチ 😘

フランク:ヴァイオリン・ソナタ ルノー・カピュソン マルタ・アルゲリッチ 2022年
Franck: Violin Sonata in A Major, FWV 8 Renaud Capuçon Martha Argerich

ルノー・カピュソンさんが、エラートからグラモフォンに移籍して初めてのCDです。エクスアン・プロヴァンス音楽祭ライヴ。ピアノは、なんとアルゲリッチさん。フランクのヴァイオリン・ソナタにおけるピアノは、伴奏という役回りではなく、ヴァイオリンと一緒になって、対等というか、互角で演奏される曲です。

もちろん、アルゲリッチさんのピアノは、さすがに攻める熱いピアノです。(そりゃ、そうだわなあ。伴奏するタイプじゃーないだろう、と思っていたら、やっぱり。)ブニアティシヴィリさんとの演奏の方は、秘められたというか、かなり内密な演奏でしたが、アルゲリッチさんとの演奏は、外向的で、解き放たれた感じです。年齢差のあるデュオだし、ライブなので~ 自然と、エネルギーを開放する型の演奏になったのかな~と思います。

CDカップリング:シューマン ヴァイオリン・ソナタ第1番、ベートーヴェン ヴァイオリン・ソナタ第9番クロイツェル、フランク ヴァイオリン・ソナタ 出典:YouTube Franck: Violin Sonata in A Major, FWV 8 ルノー・カピュソン – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

ルノー・カピュソン カティア・ブニアティシヴィリ 😍

フランク:ヴァイオリン・ソナタ ルノー・カピュソン カティア・ブニアティシヴィリ 2014年
Franck: Violin Sonata in A Major, FWV 8 Renaud Capuçon Khatia Buniatishvili

カピュソンさんとブニアティシヴィリさんの演奏は、う~ん、深い、深い演奏です。内省的というか、秘め事のような愛情というか、ほんのり淡い恋心というか、新婚生活のリアルな描写とは、ちょっと別世界のような気がします。なんといえば良いのか、次元の高い演奏という感じがします。今まで聴いた演奏とは、かなり違う気がするのですが、ちょっと聞き込まないと。少し時間を設けて、さらに聴いてみたいと思います。

CDカップリング:フランク ヴァイオリン・ソナタイ長調、グリーグ ヴァイオリン・ソナタ第3番、ドヴォルザーク 4つのロマンティックな小品(作品75) 出典:YouTube Violin Sonata in A Major, FWV 8
ルノー・カピュソン – トピック Provided to YouTube by Warner Classics

エマニュエル・パユ エリック・ル・サージュ フルート編曲版 😘

フランク:ヴァイオリン・ソナタ(フルート編曲版) フルート:エマニュエル・パユ ピアノ:エリック・ル・サージュ 2004年 Franck Violin Sonata in A major (for flute) Emmanuel Pahud Éric Le Sage

フランクのフルート・ソナタは、もとは、ヴァイオリン・ソナタ(FWV8)です。で、同じページに掲載しますね。このフルート編曲版は、この名作を演奏したいという様々な演奏家たちからのニーズによって生まれてきたものです。古くは、ピアニストのアルフレッド・コルトーは、全曲をピアノ独奏用に編曲したり、ピアノ四手連弾版もあります。フルート編曲版が「フルート・ソナタ」として、チェロ編曲版は「チェロ・ソナタ」として、頻繁に演奏されています。

当代きってのフルート奏者であるパユさんの演奏は、大変美しい演奏で、うっとり。ヴァイオリンの高音域の浮遊感ではなく、直線的なノビ感のフルートなので、多少は雰囲気が変わります。今日のところは、珍しいフルート版ということで、ご紹介しておきます。他にも、フルート・ソナタと称して、ジェームズ・ゴールウェイとアルゲリッチ、ジョン=ピエール・ランパルとピエール・バルビゼさんの演奏CDもあるようです。

CDカップリング:R・シュトラウス フルート・ソナタ(作品18 原曲はヴァイオリン・ソナタ)、シャルル=マリー・ヴィドール フルートとピアノのための組曲(作品34)、フランク フルート・ソナタ(原曲はヴァイオリン・ソナタ)出典:YouTube Franck Violin Sonata in A major (for flute) Emmanuel Pahud Provided to YouTube by Warner Classics

サラ・チャン ラルス・フォークト 🙂

フランク:ヴァイオリン・ソナタ サラ・チャン ラルス・フォークト 2003年
Franck: Violin Sonata in A Major, FWV 8 Sarah Chang Lars Vogt

サラ・チャンさんのソナタ演奏は、小声で繊細、ゆったりと波打つ感じで演奏されています。まるで、舟歌を聴いているかのような心地良さ。跳躍したフレーズが、こそばいほどに首筋を撫でていきます。「たらっらら ららら~」キョンファさんのヴァイオリンを聴いたときは、ひぃ~ ひぇ~と声をあげて飛んでいく感じですが、サラ・チャンさんで同曲を聴くと、柔らかく、水の精のように揺らめき、沈み浮かぶ感じです。ピアノも同様に浮き沈みを醸し出します。第2楽章は、くねっと妖艶さで迫りますが、情熱的ではあるもの、優しいですね。なだめすかす表情です。循環的に使われる主題が、不安定な心情を描きますが、マリッジブルーなの?というような感じです。主題が、するっとすり抜けいきます。

第3楽章は、ゆったり低音の響きを確かめるピアノ、太い声のヴァイオリンが、喉を震わしています。ねっとりとした感覚ではなく、さっぱり系です。さりげなく、儚く、ピアノとヴァイオリンが対峙して語りかけます。第1楽章とよく似た雰囲気で、水の精が、ふわっと浮かび、沈むような動態がイメージされ、なるで人魚のようです。

フランクのヴァイオリン・ソナタっていえば、この最終楽章でしょう。ヴァイオリンとピアノのカノン風旋律が、チャーミングで、それまでの水の精や人魚のイメージから、すっかり可愛い少女の姿に変貌しています。細い声を、いっそう細く、振り絞った感じで歌っています。繊細な動きで巧いのですが、表情が少し暗いですね。素直な音ですが、高揚感やシアワセ感を抱かせるまでには至りませんでした。1980年生まれなので、まだ若いですよね。

CDカップリング:フランク ヴァイオリン・ソナタ、サン・サーンス ヴァイオリンソナタ1番、ラヴェル ヴァイオリン・ソナタ 出典:YouTube Franck Violin Sonata in A Major, FWV 8 サラ・チャン – トピック Provided to YouTube by Warner Classics

オーギュスタン・デュメイ マリア・ジョアン・ピリス 😅

フランク:ヴァイオリン・ソナタ オーギュスタン・デュメイ マリア・ジョアン・ピリス 1993年
Franck: Violin Sonata in A Major, FWV 8 Augustin Dumay Maria João Pires

デュメイさんのヴァイオリンは、うーん、ちょっと苦手ですね。激しいドラマティックな演奏で、夢想的な演奏ではありませんでした。フランクのヴァイオリンソナタぐらいは、夢を描くようにして欲しい気がします。最初は、揺れるフレーズに、気持ち良く聴いていたのですが、ピリスさんの弾く伴奏のピアノに気が散ってしまい、ヴァイオリンに耳が行かなくなってしまいます。音が遠くに飛び、テンポが揺れます。

また、フレーズが山なりになったところでのタメ感がすごいのです。デュメイさんのタメ感は、癖が強いですね。オーバーアクション気味で、高音で喉を震わせて歌うのですが、どうも、この曲には合ってないように感じます。潤いが少なく、ドライで、キツイ、段々と苦痛になってしまいました。激しいピアノ、熱情的に奏でるヴァイオリン。高音域から、いきなり飛び降りてしまう無謀さ、細かく揺れるパラパラ感で、右往左往して安心して聴いておられません。

頻繁に二人でコラボされているので、相性が良いのだと思いますが、ドライでクールなのか、熱情が表面化しているのか、感覚的にわかりかねます。第4楽章においても、激しくガシガシと弾いて、テンポのあげ方が急ですし、スパイスが効きすぎて~ ひええ。味がわからないです。これはキツイ演奏ですね。ギブアップしました。

CDカップリング:ドビュッシー ヴァイオリン・ソナタ、ラヴェル「フォーレの名による子守歌」「ハバネラ形式の小品」「ツィガーヌ」出典:YouTube Franck: Sonata in A Major for Violin and Piano, FWV 8 オーギュスタン・デュメイ – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

アン・アキコ・マイヤーズ  ロハン・デ・シルヴァ 😘

フランク:ヴァイオリン・ソナタ アン・アキコ・マイヤーズ  ロハン・デ・シルヴァ 1992年
Franck: Violin Sonata in A Major, FWV 8 Anne Akiko Meyers Rohan De Silva

アン・アキコ・マイヤーズさんのCDは、R・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタが聴きたくて、購入した1枚だったのですが、フランクも穏やかで落ち着いた演奏です。風景を見ているかのような自然さがあり、やわらかな音質で、音そのものよりも、ふわーっとした包まれた周りの響きが印象的。色彩感の強い、タッチの強い描き方というよりは、柔らかいルノアールのような印象派風のタッチと言えば良いでしょうか。CDカップリング:フランク、R・シュトラウス ヴァイオリン・ソナタ Sonata in A Major for Piano and Violin アン・アキコ・マイヤース – トピック Provided to YouTube by RCA Red Seal

シュロモ・ミンツ イェフィム・ブロンフマン 😘

フランク:ヴァイオリン・ソナタ シュロモ・ミンツ イェフィム・ブロンフマン 1985年
Franck: Violin Sonata in A Major, FWV 8 Shlomo Mintz Yefim Bronfman

ミンツ&ブロンフマンの演奏は、濃密でびっくりしますが、楽章が進むにつれ、落ち着き払ってて~ 穏やかすぎるのではないかと思うほど余裕を感じます。ふわっとした、女性的な吐息が漏れるかのようなピアノのフレーズ、ゆったりした甘美なヴァイオリンのフレーズが、暖かいです。朝の寝起きのような、まどろみ感があって魅惑的。

ミンツさんもブロンフマンさんも、若かりし頃の演奏で、双方共に、理知的な演奏かと思っていたのだが、ふふっ。意外なほどに、若々しく、吐息まじりのフレーズを美しく描いています。ヴァイオリンとしては、ちょっと低音気味で、安定した音色で奏でられて、ピアノの雰囲気の方が、面白いかも。

第2楽章は、いろんな演奏があります。急に、渦巻くようなフレーズで始まるため、チョンさんの演奏では、まるで喧嘩腰で、夫を問い詰めるかのように迫力満点。新婚生活が破綻しそうなほど、夫婦喧嘩状態で~ 角が生えた女房に、詰問されちゃった感じがしますが、ミンツ盤では、大丈夫~ 家庭は安定しておりますって感じ。

第3楽章は、ヴァイオリンが、声を震わせ怒りを込めた感じで、歌い始めるのですが、ミンツ盤では、いたって穏やかです。紳士的、鷹揚に構えて、浮気がばれても、いささかもたじろかない~ 感じです。老練な男性のように感じてしまう。ミンツさんは1957年生まれ。ブロンフマンさんは1958年生まれで同じ世代。まだ20代半ばの演奏なのに、こんな落ち着き払った演奏なんです。年季を感じさせる夫婦の会話を聴いているような~ 理性的な演奏です。

第4楽章は、チャーミングで、可愛く、若々しい声で歌われています。青春時代に舞い戻ったかのような可愛らしさで、少年少女のような雰囲気。子供の頃に戻って、砂遊びでもしているかのよう。余裕があって優雅な人生だと~ 思わせるかのような演奏です。ピアノの表情が豊かで良かったですね。充実した人生を送っておられ、楽しそうに会話している夫婦のような演奏だったと思います。演奏には性格がでますね~。

CDカップリング:フランク ヴァイオリン・ソナタ、ドビュッシー ヴァイオリン・ソナタ、ラヴェル ヴァイオリン・ソナタ 出典:YouTube Franck: Sonata for Violin and Piano シュロモ・ミンツ – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

ジャン=ジャック・カントロフ、ジャック・ルヴィエ 🥰

フランク:ヴァイオリン・ソナタ ジャン=ジャック・カントロフ ジャック・ルヴィエ 1982年
Franck: Violin Sonata in A Major, FWV 8 Jean-Jacques Kantorow Jacques Rouvier
★ YouTubeでは、第1楽章しか掲載されていません。録音状態はまずまず。少しこもりがちだが、暖かい柔らかい雰囲気が、色彩豊かでありながら中庸であり、バランスがとれていて、大変美しく微笑ましく、幸福感が満ちている。


カントロフさんのヴァイオリンと、ジャック・ルヴィエさんのピアノが、とても優しい。う~ん。これは唸ってしまった。柔らかく、優しく、ちょっとほろ苦い甘さが、部屋いっぱいに広がってくるのです。窓に柔らかい陽射しが射し込んで、カーテンを揺らしながら風が入ってくる。そんな感じ。

カントロフさんの柔らかい線の細い動き、ソフトなピアノの響き、リズミカルでありながら、キツクなく。いたわりあいながら、寄り添うような雰囲気が描かれていると思いました。色は多彩だが、その色彩は中庸的で、柔らかく~ 光線の変化として感じられるし、その心情の変化は、なにやら楽しげ。 微笑みのなかで、ほっとさせてくれる貴重な1枚です。カップリング:ラヴェル ヴァイオリン・ソナタ 出典:YouTube Sonata In a Major for Violin and Piano, FWV 8 ジャック・ルヴィエ – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

チョン・キョン・ファ ラドゥ・ルプー 🤣

フランク:ヴァイオリン・ソナタ  チョン・キョン・ファ ラドゥ・ルプー 1977年
Franck: Violin Sonata in A Major, FWV 8 Kyung-Wha Chung Radu Lupu

キョンファさんとルプーさんという、意外な組み合わせです。で、とろけるような幻想的な楽章と、キリキリと追いつめてくる楽章があり、起伏の激しい演奏です。フランクのヴァイオリン・ソナタは、大変美しく。柔らかなタッチで奏でられることが多いです。得も言われぬ、ふわ~っとした独特の世界に誘ってくれる曲です。

で、キョンファさんの演奏は、音の飛び方が個性的で、声が裏返っている感じです。幻想的で、夢見心地のフレーズで、調性が不可思議な感覚を生みます。使われているのは属9和音 1オクターブ以上、ふわっ~と飛んでいく。ヴァイオリンは、ひぃ~という声をあげて飛んでいくような気がします。放物線を描くのではなく、最短距離を目指して飛ぶみたい。タメはあるけど余裕は感じられません。せっかち気質なのかなあ。

第2楽章は、メチャ熱くて激しいっ。熱情的なピアノ、擦れた太い声のヴァイオリン。ヴァイオリンが、ねえ。どーして ねえ。どーしてと詰問しているかのよう。浮気が、ばれちゃった? 嫉妬で心乱れているようだ。キョンさんのヴァイオリンは、この嫉妬に狂った女の怖い一面が、表出しているようで、息が詰まります。

第3楽章は、主題のカタチは、ちょっと変化しているもの雰囲気は、第1楽章にそっくり。フランクって言えば、循環形式だっけ。とろみのあるフレーズが、いっぱい詰まっていてエロティック。楽章後半部分は、結婚を迫られた気分になってしまって完全に言い寄られています。

第4楽章は、ようやく平和が訪れ家庭的な雰囲気に。愛の語らいフレーズのようで、微笑ましい演奏だ。キョンさんのヴァイオリンは、鋭い爪が隠れたらしい。元のサヤに収めてくれたというべきか。が、そう単純には終わらない。またあのフレーズがやってくる。よろめいてしまうんだよな。別の女に。でー女房は、怖い顔に変貌するし。いつまでも終わらりません。

今まで、フランクのヴァイオリン・ソナタは、幻想的で、ふわ~っとした曲だと聴いていたのですが、この演奏は、恋愛のいざこざ、駆け引きが聞こえきます。 女の二面性を描いているようなヴァイオリンで、ちょっとねえ~ドンビキしちゃいました。怒っている印象が強く残ってしまいました。まさか、フランクのヴァイオリン・ソナタで、恋のさや当てをイメージして、追いつめられるとは意外でした。これが結婚祝いに作曲した楽曲なのか? うっそ~っと苦笑いです。CDカップリング:ドビュッシー ヴァイオリン・ソナタ 出典:YouTube Franck: Sonata in A Major for Violin and Piano チョン・キョンファ – トピック Provided to YouTube by Universal Music Group

フランク:ヴァイオリン・ソナタ【解説】

フランクのヴァイオリン・ソナタ(FWV 8)は、1886年に作曲されています。フランクは、1822年生まれなので、64歳頃の作品になります。フランス系のヴァイオリンソナタの最高傑作といわれ、いくつかの動機を基にして、全曲を統一する循環形式で作曲されています。ピアノとヴァイオリンが対等で、ピアノはヴァイオリンの伴奏ではなく、ヴァイオリンも単なる独奏楽器ではなく、ピアノとヴァイオリンの二重奏曲という感じの曲で、ベルギー人のヴァイオリニスト、ウジェーヌ・イザイに結婚祝いとして作曲され献呈されたものです。

第1楽章 イ長調 8/9拍子 展開部のないソナタ形式
属九の和音による開始は、とても印象的で、第2主題は、もっぱらピアノのみによって奏されます。

第2楽章 ニ短調 4/4拍子 ソナタ形式
きわめて情熱的な楽章で、ピアノ、ヴァイオリン双方に高度な演奏技術を要するそうです。

第3楽章 2/2拍子 「幻想的な叙唱」と題された自由な形式による楽章
調性表記は無いのですが、転調を重ねて最後には嬰ヘ短調で終結するもの。

第4楽章 イ長調 2/2拍子
ヴァイオリンとピアノのカノン風の楽想による自由なロンドソナタ形式。最後を飾るにふさわしい輝かしいフィナーレです。大人のラブロマンスのような楽曲かな~って思うのワタシだけでしょうか。いやいや、この曲を好きな方は多いはず。ヴァイオリンとピアノが、愛の語らいのように、穏やかに演奏されると、とても嬉しくなります。

フランク:ヴァイオリン・ソナタ【ディスク情報】

1961年 グリュミオー ハイデュ Ph 未掲載です。
1977年 チョン・キョン・ファ ルプー Dec 
1982年 カントロフ ルヴィエ De 
1985年 ミンツ ブロンフマン G 
1992年 アキコ・マイヤーズ ロハン・デ・シルヴァ R
1993年 デュメイ ピリス G 
2003年 サラ・チャン ラルス・フォークト EMI 
2004年 パユ エリック・ル・サージュ EMI フルート編曲版
2014年 ルノー・カピュソン カティア・ブニアティシヴィリ E
2022年 ルノー・カピュソン アルゲリッチ G

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

CAPTCHA


目次 タップ・クリックしてね。